近年流行している動画サブスクの上半期の人気ランキングが発表された。そのランキングによると、アニメ作品が人気上位を占め、中でもトップとなった作品は“新たな社会現象”を巻き起こすかもしれない気配を漂わせているようだ。また、今回の順位は下位ながら、人気の急上昇ぶりから下半期に話題沸騰が期待される作品の存在も見えてきた。今回は、2021年の下半期につながるであろう、上半期の総決算のランキングについてお伝えしていきたい。
2020年の顔・鬼滅の刃は2位にランクイン
GEM Partnersは7月2日、「GEMランキングクラブ」プロジェクトにて作成した「定額制動画配信サービス 視聴者数ポイント 2021年上半期総括」を発表。上半期で人気のあった映像作品の数々を公表した。
そのランキングによれば、2位となったのは「鬼滅の刃」だ。2019年頃からブレイクすると、2020年に劇場版が公開されるとネット上などでも大きな話題に。5月には国内史上初の興行収入400億円を突破しこれまで歴代1位だった「千と千尋の神隠し」316億円を大きく上回る1位の座に輝いていることでも知られている。もはや社会現象と呼んでも差し支えの無い大ヒット作品だ。
そんな鬼滅に次ぐ3位は「進撃の巨人」だった。6月に最終巻が発売されたばかりの話題作は、アニメでも終盤に向けてラストスパートが進んでおり、ファンとしては最終回に至る1話1話を楽しみにしている状況だ。
そんな人気作を抑えて1位に輝いたのは「呪術廻戦」。このランキングで呪術は3,843ポイントを獲得しており、2,390ポイントの2位・鬼滅の1.5倍以上のポイントを叩き出す断トツぶりで、やはり現在最も人気のある作品であることを証明した。
2020年10月~2021年3月までアニメが放送されその人気に火がつくと、前年の鬼滅をもしのぐ勢いで注目を集め、一躍“ネクスト・鬼滅”と呼ばれるほどの人気作品にまで昇りつめた。2021年12月には劇場版の公開も予定されており、下半期もランキング上位に留まる可能性が高そうだ。
また、今回のランキングでは15位とあまり振るわなかったものの、現在ファンが急増している「東京リベンジャーズ」も要注目の作品だ。なんと6月単月の結果で見れば、呪術を抜いて1位に輝いている。7月9日公開の実写映画もその人気を後押しすることは間違いないだろう。アニメのスタートが4月だったという上半期ランキングのうえでは不利な条件ながら15位まで食い込んできたところを見ても、下半期にさらなる爆発を見せるポテンシャルを秘めていると言える。
下半期のランキングは呪術が防衛に成功するのか、鬼滅が返り咲きを果たすのか。はたまた東リベが一気にトップを奪取するのか。半年後の発表が今から楽しみになってきた。
出典元:<2021年上半期総括>『呪術』『鬼滅』等が上位をキープ、『東リベ』急上昇中、アニメの圧倒的存在感~定額制動画配信サービス 視聴者数PT調査 ~【GEMランキングクラブ】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)