近年需要が急騰している定額制の動画配信サービス。7月15日に、GEM Partnersから7月3日~9日を調査対象とした「定額制動画配信タイトルの視聴者数pt ウィークリーランキングTOP30」が発表された。前週は圧倒的な「東京リベンジャーズ」が圧倒的な支持を集めて首位をキープした同ランキングだが、果たして新たな動きはあったのだろうか…?
ランクアップ組とランクダウン組の両極端なトップ10下位
10~7位は軒並み前週からランクダウン。10位「ワンピース」(37.3Pt)、9位「キングダム」(38.0Pt)、8位「呪術廻戦」(38.9Pt)、7位「全裸監督」(41.7Pt)となった。とくに9位のキングダムは、前週は3ランクアップの2位だっただけに、その勢いのまま東リベの座を脅かす存在となるかと期待されたが、残念ながら大きく順位を落としている。
一方で6~4位は、6位「転生したらスライムだった件」(43.6Pt)、5位「僕のヒーローアカデミア」(46.1Pt)、4位「鬼滅の刃」(58.3Pt)とランクアップ勢がズラリ。6位・転スラは7月から新アニメが放送されたことで前週11位から順位を大きくジャンプアップさせることに成功した。
週間1位は5週連続首位の「東京リベンジャーズ」!
トップ3となる3位には「名探偵コナン」(58.7Pt)がランクイン。こちらは前週と変わらぬ順位となった。1996年にスタートした長期作品ながら、息の長い活躍を見せていることは流石と言えるだろう。そして2位には伏兵とも言える「トゥモロー・ウォー」が登場。獲得ポイントは60.3Ptとなった。Amazonプライム・ビデオのオリジナル作品で、人類滅亡の危機を前に、高校教師らが30年後の未来へタイムリープして地球を脅かすエイリアンと戦うSFアクションドラマだ。前週、圏外から20位にランクインを果たすと、一気に2位まで駆け上がってきたいま最も勢いのある作品と言っても過言ではないだろう。またAmazonプライム・ビデオのみの配信で2位に躍り出るのはかなりの人気が伺えるだけに、今後も話題が話題を呼び人気が加速しそうな気配を見せている。
そんな気鋭のトゥモロー・ウォーを抑えて1位となったのはやはり東リベだった。そのポイントは104.9Ptと、トゥモロー・ウォーの60.3Ptを大きく引き離す断トツの人気ぶり。5週連続1位となったが、7月9日に公開となった実写映画の話題性も相まって今後もさらなる人気の上昇が期待できそうだ。
果たして次回調査は、東リベの圧勝か注目度急上昇中のトゥモロー・ウォーが追い抜くのか。はたまた、新たなダークホースが2作品に割って入ることとなるのか。次週の発表も期待して待ちたい。
出典元:定額制動画配信視聴者数 週間ランキング2021年7月12日【GEMランキングクラブ】
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