YouTuberをはじめとする、クリエイタープロダクション事業・コンテンツ制作事業・インフルエンサーマーケティング事業を展開する株式会社BitStarが、同社で開発した分析ツール「Influencer Power Ranking(IPR)」のデータに基づき、2021年1月~6月の期間に活躍した動画クリエイターや動画チャンネルのランキングを発表した。
TOP10 には常連ともいうべき有名チャンネルが並ぶが、今後の動画界のトレンドの兆しが見える注目のランキング結果となった。
1位のチャンネルは総再生回数9億越え!
上半期のチャンネル総再生数ランキングでは、第3位は「東海オンエア」。愛知県岡崎市出身の6人組YouTuberで、7月1日には、チャンネルを開設した2013年からの約8年間で、メインチャンネル総再生時間が10億時間(約114,000年に相当)を突破している。6人の個性あふれる言動と行動が、シュールかつくだらないところが彼らの大きな魅力。2021年もこの勢いは続きそうだ。
第2位は「まいぜんシスターズ」。「いつになっても、みんなでゲームを楽しむ心を忘れない」ことをモットーに、真面目なぜんいちと愉快なマイッキーの2人で色々なゲームで遊んでいる。2021年1-3月の集計では3位だったが、上半期では堂々の2位に。「マインクラフト」で遊ぶゲーム動画が人気で、動画1本あたり100万回再生されることも珍しくなく、安定した再生数を誇っている。また、寄付などの慈善活動を行っているなど、好感度も高い。
第1位は「Junya.じゅんや」。2021年1月-3月のチャンネル総再生数ランキングでも1位だったJunya.じゅんやが、上半期でも引き続き1位をキープ。再生回数はなんと6ヶ月間で9億回に!1分以内でクスッと笑えるようなShort動画を中心に再生数を伸ばしており、登録者数も7/21日現在900万人を超え、その勢いは止まらない。
第8位の「ひろゆきの部屋【切り抜き】」は実業家・ひろゆきの生配信映像の中のシーンを5分以内に切り抜いた動画が多い。YouTubeユーザーのなかで、「情報を短時間で取得しよう」とする流れができつつあるのか。
さらに、ランキング第7位の「CANACANA family」にも注目だ。1月から6月の期間中約98%の再生数をShorts動画で獲得しており、今回ランキングが急上昇した。同時に発表された【2021年上半期】YouTube Shorts再生数ランキングでも、CANACANA familyがTOP3を独占していることから、その勢いの強さがうかがえる。
YouTube Shortsは、2021年7月13日に正式にアプリに搭載され、あのTikTokのライバルと言ってもいい機能である。今後、YouTube Shortsを使ってショート動画界に参入するクリエイターが増える予感。
ただ、手軽にアップできるショート動画は視聴回数が爆上がりする“ワンチャン”の可能性はあるものの、通常の動画に比べて収益にはつながりにくいという大きなデメリットも。今後のYouTuberたちの動きに注目だ。
出典元:2021年上半期に最も再生された動画やチャンネルは?「インフルエンサーパワーランキング」発表【BitStar】
※サムネイル画像(Image:Natee Meepian / Shutterstock.com)