GEM Partnersが毎週発表している定額制動画配信サービスウィークリーランキングの7月31日版が公開された。前週のランキングでは「東京リベンジャーズ」が圧倒的なポイント数で7週連続1位を達成したが、果たして今回のランキングではどのような変動が起きているのだろうか?新たな話題作の躍進や伏兵による大番狂わせにも期待して見ていきたい。
僕のヒーローアカデミアは今週も2位を堅守
トップ5の第5位に滑り込んだのは47ptを獲得した「ONE PIECE(ワンピース)」だ。言わずと知れたジャンプの名作が、ここに来て11位から大きくランクアップを遂げている。連載中の漫画も佳境に入っているだけに、ここからさらなる伸びにも期待したい。
そして4位にランクインしたのは、前週3位からひとつランクを落とした「転生したらスライムだった件」(46pt)だ。7月から放送中のアニメの好調ぶりを表すように、安定して上位に食い込んできている。
堂々のトップ3に名を連ねた第3位は53ptの「呪術廻戦」。前週は6位とトップ5から陥落していたものの、「鬼滅の刃」に続く大ヒット作となることが期待されている呪術が見事トップ5入りした。ちなみに鬼滅は6位と、前週の呪術の位置に収まっている。
2位となった「僕のヒーローアカデミア」は65ptの支持を集める人気ぶり。8月6日からは劇場版アニメーション「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」の公開も控えているだけに、映画前に熱心なファンが“復習”しているとも考えられる。また公開後にもさらなる人気の加速に期待が集まる。
東京リベンジャーズ、V8を達成!
そして見事1位の座に輝いたのは、やはり東京リベンジャーズだった。ポイント数も115ptと2位以下に大差をつけての圧勝劇でV8を飾った。アニメだけでなく現在公開中の実写映画も絶好調で、メディアの枠を超えて幅広い世代から人気を獲得している“東リベ旋風”はまだまだその勢いが衰える気配が無さそうだ。
また下位ながら注目したいのは、13位にランクインした新作映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」の公開を控える「ワイルド・スピード」(26pt)や、公開終了したばかりの「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が8月13日にAmazonプライム・ビデオで独占配信される「エヴァンゲリオン」(19位・19pt)だ。とくにシン・エヴァはポイントの換算対象となるアマプラでの公開なだけに、上位躍進は必至だ。
東リベがこのまま躍進を続ければ、2020年に社会現象級のブームを巻き起こした鬼滅や、その後継者として注目を集めた呪術に匹敵する第三勢力となる可能性も十分にあり得る話だろう。
2021年の顔となるアニメは果たしてどの作品になるのか。今後の人気の推移にも注目して覇権争いを見守っていきたい。
出典元:『僕のヒーローアカデミア』『ワイルド・スピード』『クレヨンしんちゃん』劇場版公開にあわせて大進撃! ~定額制動画配信サービス ウィークリーランキングTOP20~(実査日7月31日、調査対象期間7月24日~30日)【GEMランキングクラブ】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)