GEM Partnersが毎週発表している定額制動画配信サービスウィークリーランキングの8月7日版が公開された。前週のランキングでは「東京リベンジャーズ」が圧倒的なポイント数で8週連続1位を達成しているが、9週連続となるか見ものだ。前回2位の「僕のヒーローアカデミア」がどれだけ票を伸ばしているか、はたまた伏兵が一気に票を獲得し上位に食い込んできてるのか、見ていこう。
トップ10内の9作品がアニメ！
アパート暮らしの小林さんと、メイドとして同居するドラゴン・トールのコメディ。アニメは京アニが担当（Amazonより引用）
まずは上位から。第5位には前回11位だった「キングダム」、4位に前回8位の「名探偵コナン」、3位に前回4位の「転生したらスライムだった件」が浮上。依然としてアニメ作品が人気を集めており、トップ10内では鬼滅の刃、呪術廻戦、ワンピースのほかに、前週19位から10位にランクアップした「小林さんちのメイドラゴンS」がランクイン。独り身お疲れOLの小林さんと、主義主張がばらばらなドラゴンたちの物語だ。2位は前週と同じく僕のヒーローアカデミアが獲得。劇場最新版が封切となり、前週65ポイントから74ポイントとスコアを伸ばしたが、1位の座にはあと一歩届かなかった。
恋愛ジャンル作品の急上昇も見逃せない。「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～ ファイナル」の公開を8月20日に控えた「かぐや様は告らせたい？」が、前週322位から17位へと急上昇。回答では、アニメ作品や劇場版のミニエピソードに言及されており、シリーズ関連作全体で盛り上がっていると推察される。Netflixオリジナルの韓国ドラマ「わかっていても」も前週41位から15位へ大幅ランクアップ。恋愛ジャンルが健闘しているのは、夏、つまり恋愛の季節だからだろうか。
もはや敵なしの東リベ。秋クールが始まるまで躍進は続く？（ジェムパートナーズ調べ）
見事1位に輝いたのは、前週と同じく東京リベンジャーズ。157ポイントと前週の115ポイントを上回るポイント数でV9を達成した。現在公開中の実写映画や舞台、さまざまなコラボグッズなども絶好調で飛ぶ鳥を落とす勢いだ。もはや敵なしといえる“東リベ旋風”がいつまで続くか、社会現象となった鬼滅の刃、呪術廻戦の後継作品としての地位を確立するか、見守りたい。
そのほか、ランキングで気になるのがトップ10内に唯一実写映画でランク入りをした「ワイルド・スピード」。前週13位だった同作品が、じわじわと順位を上げている。日本では2021年8月6日に公開となった、シリーズ第9弾「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」の影響と思われるが、新作の評判が今後の順位変動に響いてくるかもしれない。また、他の実写映画を見ると「ジョーカー」が前週21位から11位に上昇、「犬鳴村」が前週46位から19位に躍進。夏らしいホラー映画が健闘した。
2021年の顔となるアニメは果たしてどの作品になるのか。今後の人気の推移にも注目して覇権争いを見守っていきたい。
出典元：『東京リベンジャーズ』強し、9週連続で1位獲得！ 『わかっていても』『かぐや様』『犬鳴村』が初のTOP20入り～定額制動画配信サービス ウィークリーランキングTOP20～（8月7日実査）【GEMランキングクラブ】
※サムネイル画像（Image:Amazonより引用）