シン・エヴァ劇場版、Amazonプライム・ビデオで初日視聴者数が歴代No.1に! しかし、「エヴァ初心者には不向き」説も?

1995年に「新世紀エヴァンゲリオン」としてアニメ放映され、今や国内外に熱狂的なファンを持つ、日本を代表するアニメーションとなったエヴァンゲリオン(以下、エヴァ)。

2007年から始まった新劇場版4部作と呼ばれる映画シリーズはことごとく話題となっていたが、Amazonは、その完結編である「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を8月13日からAmazonプライム・ビデオで独占配信をスタート。初日の視聴者数で、歴代1位になったと発表した。

上映終了の翌月に配信がスタート。まさかのスピードにエヴァファンもビックリ

(Image:viewimage / Shutterstock.com)

「シン・エヴァ」のためにプライム会員になったという人も。Amazonは笑いが止まらない?

 そもそもこのシン・エヴァンゲリオン劇場版(以下、シン・エヴァ)、2021年3月に公開され、その劇場公開は一部を除いて7月に終了したばかりの超新作。上映終了直後の配信には、エヴァファンからも驚きの声が上がった。なかには「これを見るためにプライム会員になった」という人も。Amazonにとっては、有料会員サービスであるAmazonプライム会員への登録を大きく促進する原動力となったことだろう。

 Amazonプライム・ビデオでは新劇場版の4作品も配信中で、「流行っていたけど見たことない」という、初・エヴァを体験するにも、Amazonプライム・ビデオはうってつけな布陣といえるだろう。さらに2021年のお盆休みは雨続きだった。そんな事情もあり、初日の視聴者数で、歴代1位という記録を後押しする結果となったのではないだろうか。

 しかしこのシン・エヴァ、完結編を待ちに待った古参のエヴァファンと、「話題作だから」と見たファンでは、少し評価が分かれているようなのである。

伏線と謎だらけのエヴァを新劇場版だけで理解するのは到底ムリな話

(Image:amazon.co.jp)

「話題だから」これだけを見た人は、もしかしたらエヴァ離れしてしまうかも…?

 というのも、Amazonプライム・ビデオで配信されている過去の新劇場版を見るだけでは、初心者がエヴァの世界観を理解するのは難しいからである。エヴァシリーズはまず1995年のアニメ版、旧劇場版と言われる「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」、そして新劇場版4部作で完結(今のところ)となっている。新劇場版はざっくりいうとアニメシリーズをリメイクしたような作品だ。そのため新劇場版シリーズだけ見ても、ストーリーだけは一通り理解できるかもしれないが、アニメシリーズを見ているかどうかで、その新劇場版の印象がまるで変わってくるのだ。

 また、エヴァといえばそこらじゅうに伏線や謎がちりばめられており、「あれ!ここアニメ版だとこうだったのに変わったのはなぜ?」「アスカの眼帯の意味は?」「カヲルくんの台詞が意味深すぎ!」などと、その考察を楽しむのも大きな楽しみの一つ。だが、新劇場版だけを見た人はその伏線にすら気づけず「???」で終わってしまう可能性もある。

…と、ここまで書いてお気づきかもしれないが、筆者はアニメシリーズから全作を見ている生粋のエヴァファンである。同日から同じくAmazonプライム・ビデオではNHK制作のドキュメンタリー番組「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」を配信中だが、それよりも新劇場版よりも、まずはアニメ版から順を追って見ることを強くオススメする。

参照元:「シン・エヴァ」配信初日の視聴者数で歴代1位に Amazonが発表【ITmedia NEWS

※サムネイル画像(Image:amazon.co.jp)

オトナライフ編集部
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