もはや毎日の生活サイクルとして試聴している人も多い「YouTube」。その中でも、最近、動画視聴数をグングン伸ばしているのが「VTuber(バーチャルYouTuber)」だ。実は人気のあるVTuberは、ほとんどVTuberの活動をサポートしてくれる事務所に所属しているが、もし、これからVTuberになりたい人は、いったいどのVTuber事務所に所属したらいいのだろうか? そこで今回は、これからVTuberになりたい人におすすめしたいVTuberの所属事務所をランキング形式で紹介しよう。
そもそもVTuberの所属事務所って何をしてくれるの?
この数年、二次元(3Dモデリング)イラストのキャラクターがYouTuberとして活動する「VTuber(バーチャルYouTuber)」の人気が高まっている。トップクラスのVTuberになると、チャンネル登録者数は300万人以上、スパチャだけで3億円以上も稼いでおり、そのほとんどが大手VTuber事務所に所属している。
では、VTuberが所属する事務所とはいったい何なのだろうか? まず、VTuber事務所はVTuberたちの活動をサポートするのが主な仕事。イベント開催やグッズ販売をプロデュースしたり、企業とのタイアップ企画をプロデュースしてくれるほか、生配信時のスパチャやメンバーシップによる金銭の管理もしてくれる。つまり、個人ではとても手が回らない部分を手助けしてくれたり、お金や手間のかかる宣伝活動なども代行してもらえるのだ。もちろん、今では人気VTuber事務所に所属していることで注目度が上がったり、同事務所に所属するほかのVTuberとのコラボをプロデュースしてもらえるといったメリットも大きい。
このように、VTuber活動をしたいなら個人よりもVTuber事務所に所属した方が圧倒的に楽だし、人気VTuberになれる確率が高くなるのだ。それでは、これからVTuberを目指す人は、数あるVTuber事務所の中から、いったいどこを選べばいいのだろうか? 今回はおすすめVTuber事務所をランキング形式で紹介しよう。
第5位 .LIVE(どっとライブ)
【所属VTuber】電脳少女シロ/花京院ちえり/カルロ・ピノ/神楽すず/もこ田めめめ など
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株式会社アップランドが2018年に設立したVTuber事務所。VRアプリの「VR LIVE」を開発して、アプリ内でのVTuber活動も行っている。「超人女子戦士ガリベンガーV」に、所属のVTuberである「電脳少女シロ」が出演して知名度が一気にアップした。また、所属VTuberの「ばあちゃる」がプロデュースするグループ「アイドル部」の活動も人気を博している。残念ながら2021年で「アイドル部」は解散したものの、その半数は.LIVE所属VTuberとして、今でも活動を継続している。
第4位 のりプロ
【所属VTuber】犬山たまき/白雪みしろ/愛宮みるく/熊谷タクマ/姫咲ゆずる など
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漫画家の佃煮のりお(つくだに のりお)が個人運営しているVTuber事務所。元々は「犬山たまき」が個人として配信をしていたが、その“ママ”兼プロデュースをしているのが佃煮のりおであった。その佃煮のりおが「白雪みしろ」をプロデュースしてデビューさせたのをきっかけに「のりプロ」を立ち上げた。現在は、一期生、二期生、「犬山たまき」の合計10人が所属しているが、さらに三期生もデビューさせる計画が持ち上がっており、VTuber事務所としての注目度が一気に高まっている。
第3位 774 inc.(ななしいんく)
【所属VTuber】因幡はねる/周防パトラ/西園寺メアリ/小森めと/龍ヶ崎リン など
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774株式会社が運営するVTuber事務所「774 inc.(ななしいんく)」は、「有閑喫茶あにまーれ」「ハニーストラップ」「ブイアパ」「シュガーリリック」の4グループを抱えているVTuber事務所。動物や悪魔をモチーフとしたアバターを使っていることが特徴で、グッズ販売やオンラインイベントの開催にも積極的。また、デジタル販売では楽曲やLIVE MOVIEなどを扱っており、ほかの事務所よりもかなり多い本数を販売している。YouTube以外でも活動したいという人にはおすすめの事務所だ。
第2位 にじさんじ
【所属VTuber】剣持刀也/葛葉/月ノ美兎/本間ひまわり/笹木咲/樋口楓/社築/でびでび・でびる など
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2021年5月に、いちから株式会社(Ichikara inc.)から社名変更したばかりのANYCOLOR株式会社が運営している大手VTuber事務所。2018年の設立当初から、Live2Dによる配信を行っている。当時は3Dモデリングのキャラクターを使ったVTuberが多く、2Dによる配信は画期的であり、現在のようにVTuberに気軽に参入できるきっかけを作ったともいえる。所属VTuberの人数が多く、それぞれの個性を生かしての配信ができる強みがあるほか、数人のVTuberが集まって配信するコラボ動画も数多く行っている。今もなお所属VTuberは増えており、所属しやすい事務所といえよう。
第1位 ホロライブ(hololive)
【所属VTuber】宝鐘マリン/戌神ころね/兎田ぺこら/潤羽るしあ/角巻わため/百鬼あやめ など
公式サイトは→こちら
現在、最も勢いのある大手VTuber事務所といえば、カバー株式会社が運営するホロライブだろう。登録者数が100万人を超えるVTuberのほとんどはホロライブが排出している。また、男性VTuberが所属する「ホロスターズ」や、音楽レーベルとして「イノナカミュージック」の運営もしており、女性VTuberでなくても所属できるのが魅力的。現時点でオーディションの情報は出ていないが、人気VTuberになりたいならオーディション情報が出たときには ぜひ受けてみるべきだろう。
いかがだろうか? すでにVTuberはビッグビジネスになっており、TVタレントやアイドルになりたい人が芸能事務所に所属するのと何ら変わらない状況が生まれつつある。もちろん、今でも個人で活動していてもYouTubeでブレイクする可能性もなくはないが、人気VTuberになりたいなら、VTuber事務所に所属するほうが近道だろう。
まずは、今回紹介したようなVTuber事務所に問い合わせたり、オーディションなどに応募してみよう。ただし、大手VTuber事務所は所属VTuberも多く競争が激しいため、よほどの才能がなければ埋もれてしまう場合もある。むしろ、中小のVTuber事務所に所属して、腕を磨いてみるほうがいいかもしれない。