iPhoneの写真アプリなどで利用できる「マークアップ」機能で写真を加工している人もいるだろう。しかし、隠したいところをマーカーで塗りつぶすのは非常に危険。明るさやコントラストを調整すると透けて見えてしまう可能性があるからだ。
「マークアップ」機能のマーカーで塗りつぶさない
(Image:Konstantin Savusia / Shutterstock.com)
写真の隠したい場所を塗りつぶしてからSNSにアップしたり、相手に渡すということがある。このような加工をする場合、iPhoneの「マークアップ」機能を使うのが手軽な方法だ。
しかし、「マークアップ」機能のマーカーで塗りつぶすのは要注意。マーカーで塗りつぶしても、画像編集アプリで明るさやコントラストを変更すると透けて見えてしまう。これは、マーカーの不透明度が100未満に設定されている仕様が原因だ。実際にiPhoneの写真アプリで利用できる「編集」機能で明るさとコントラストを調整したところ、重ね塗りをしたマーカー部分が透けて確認できてしまった。
左の画像は「マークアップ」機能のマーカーで塗りつぶした例。黒のマーカーで塗りつぶしたので、一見隠れているように見える。しかし、右の画像のように明るさやコントラストを調整すると、塗りつぶした部分が透けて見えてしまう
ある部分を隠したいときはペンや図形で塗りつぶす
「マークアップ」機能を使って写真の一部分を隠したいときは、マーカーではなく「図形」を使うのがベスト。図形で塗りつぶした場合は、明るさやコントラストを調整しても透けることはない。
「マークアップ」機能を開いたら、画面右下の「+」→利用する図形をタップする
図形が表示されるので、塗りつぶしたい場所へ移動させる。次に画面左下のアイコンをタップし、塗りつぶしを選択する
これで指定した範囲が塗りつぶされた。これなら画像編集アプリで明るさやコントラストを調整しても透けることはない
プライバシー保護のために写真の一部を加工することは少なくない。しかし、マーカーでは透けてしまって色々ばれてしまう恐れがある。今回紹介した図形を使えば一発で確実に隠せるので、こちらの方法を使うようにしよう。