海外旅行で余った外貨を日本円に両替しSuicaにチャージできる「ポケットチェンジ」が超便利!

海外旅行に行ったとき、使い切れなかった外貨を日本に持ち帰った経験はないだろうか? とくに硬貨は空港で両替できないのでどうしようもない。米ドルやユーロならともかく、二度と行かない国の通貨は使い道がない。だが、そんな無駄な外貨を日本円に両替し、Suicaなどの電子マネーに交換してくる便利なサービスが存在する。それが「ポケットチェンジ(pocketchange)」なのだ。

「ポケットチェンジ」は硬貨にも対応するのが凄い!

ポケットチェンジ(pocketchange)

海外旅行で余った外貨は帰国時に空港で両替できるが、基本的に紙幣のみで硬貨は両替できない。そのため、海外の硬貨をそのまま日本に持ち帰る人は多いだろう。

もちろん、米ドルやユーロなどメジャーな外貨であれば、いつかまた使うこともあるだろうが、長引くコロナ禍で、いつ海外旅行に行けるか分からない状況が続いている。

だが、そんなムダに眠っている外貨を、硬貨も含め日本円に両替し、Suicaなどの交通系ICカードやWAON、nanaco、楽天Edyなどの電子マネー、Amazonギフト券などに交換してくるサービスがあるのをご存じだろうか? それが「ポケットチェンジ(pocketchange)」である。

「ポケットチェンジ」の交換機は、日本全国の空港や駅、ゲームセンター、旅行会社、ショッピングモールなどに設置されている。

交換機に余った外貨(紙幣・硬貨)を投入するだけで、その場で日本円に両替したうえで、電子マネーなどにチャージできるのだ。

とくに注目したいのが、紙幣だけでなく硬貨も対応していること(一部通貨のみ)。まずは、自宅に眠っている外貨がないか確認してみよう!

■ポケットチェンジの対応硬貨と電子マネー

【対応通貨(お札・コイン)】
米ドル/ユーロ/中国元/韓国ウォン/日本円
【対応通貨(お札のみ)】
香港ドル/タイバーツ/台湾ドル/シンガポールドル/ベトナムドン
【対応電子マネー(日本)】
【交通系ICカード】Suica/PASMO/Kitaca/TOICA/manaca/ICOCA/SUGOCA/NIMOCA/はやかけん
※PiTaPaは利用できない
【電子マネー】
楽天Edy/WAON/nanaco
【ギフト券】
Amazonギフト券/JCBプレモデジタル
※App Store & iTunes ギフトカードは現在利用できない

■ポケットチェンジ設置場所(一部)
羽田空港(第1~第3)/成田空港/中部国際空港/関西空港(国際線)/新千歳空港(改札外)/福岡空港 (国際線)/仙台国際空港/JR仙台駅/JR東京駅(丸の内北口・八重洲口)/JR札幌駅/タイトーステーション(新宿東口店・秋葉原店・池袋西口店・浅草店・錦糸町楽天地店・横浜西口五番街店・フェドラ大須店)/MEGAドン・キホーテ渋谷本店/ドン・キホーテ梅田本店/東急トラベルサロン(二子玉川駅・たまプラーザテラス店)/JTB(大丸心斎橋店・北千住マルイ店)/HIS(新宿本社営業所・岡山駅前営業所・広島本店・福岡パルコ営業所)/イトーヨーカドー(赤羽店・アリオ川口店・アリオ北砂店・グランツリー武蔵小杉店) など

これは使える! 事前登録は不要で操作も簡単

筆者は東南アジアを中心によく海外旅行に行くので、複数の国の外貨を持っている。そこでさっそく「ポケットチェンジ」を使ってみることにした。

ちなみに、2022年1月現在「ポケットチェンジ」の対応通貨は日本円・米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォン、香港ドル・タイバーツ・台湾ドル・シンガポールドル・ベトナムドンだが、硬貨にも対応するのは日本円・米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォンのみである。

「ポケットチェンジ」の交換機は緑色の筐体なのですぐにわかる。まず最初に「スタート」ボタンを押したら、次に交換先を「Suica」などに指定。あとは画面の案内に従って紙幣や硬貨を交換機に投入すればいい。

すると、アッという間にその日のレートで日本円に交換して、Suicaなどにチャージしてくれるのだ。ATMのように画面に従って操作するだけなので、初めてでも迷うことはない。とくに、事前に会員登録したりする必要がなく、誰でも手軽に利用できるのが素晴らしい。

ちなみに、古い紙幣や汚れがひどい硬貨などは認識されず返却されたが、それでもムダになっている外貨を日本の電子マネーに交換して有効利用できるのだから、利用しない手はないだろう。

こんなに便利なサービスなのに、今イチ知られていないのは本当にもったいないと思う。

ポケットチェンジの使い方1

まず、トップ画面で「スタート」をタッチする。次に「ご希望の交換先サービスを選択してください」と表示されたら「日本」を選び、希望する交換先サービスを選ぼう。今回はSuica(交通系電子マネー)を選択した(上写真)。1回のチャージ上限額などが表示されるので「確定」を押す(下写真)

ポケットチェンジの使い方2

「コイン・紙幣を投入してください」と表示されたら(上写真)、硬貨と紙幣を「ポケットチェンジ」の交換機に投入していく(下写真)

ポケットチェンジの使い方3

画面で投入した硬貨と紙幣が正しいか確認したら、「次へ」を押す(上写真)。認識できないコインがある場合は、「不明なコインがありました」と表示されるので、「返却」か「寄付する」を選択しよう(中写真)。次の画面で、両替したお金が日本円でいくらになるか表示されるので、よければ「確定」を押す(下写真)

ポケットチェンジの使い方4

韓国ウォンや中国元、タイバーツなど、総額3,637円分をSuicaにチャージすることができた。これは便利!

いかがだろうか? コロナ禍の影響でしばらくは海外旅行にも行けそうにないし、もし余っている外貨があるなら、「ポケットチェンジ」を利用して有効活用しよう。

また、ポケットチェンジは日本円の硬貨にも対応している。最近は銀行に大量の小銭を持ち込むと手数料を取られてしまうので、ポケットチェンジを利用して電子マネー化するのがおすすめだ。

大量に持っている日本円の小銭を電子マネー化する方法については→こちらで確認してほしい。

●ポケットチェンジ(pocketchenge)(公式)は→こちら

文=今井真人/編集・ライター

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