マイナンバーカードを使った25％還元「マイナポイント」が、2020年9月からスタートする。このマイナポイントをもらうには、スマホやパソコン、役所の担当窓口などで「マイキーID」を取得して事前予約する必要がある。早く予約しないと締め切られる可能性もあるので手続きは急いだほうが良い。そこで今回は、パソコンによるマイキーIDの取得（マイナポイントの予約）方法を解説しよう。
公的個人認証サービス対応のICカードリーダーが必須
アナタは顔写真付きのICカード「マイナンバーカード」を持っているだろうか？ それなら、2020年9月からスタートする25％ポイント還元（1人最大5,000円まで）の「マイナンポイント」をもらえるぞ。ただし、マイナポイントをもらうには、事前にスマホやパソコン、役所の担当窓口などで「マイキーID」を取得（マイナポイントの予約）する必要がある。実は、マイナポイントの予算は決まっているので、予約で上限に達した時点で早期終了される可能性があるのだ。詳しくは『9月開始のマイナポイントは先着だって知ってた？ 今すぐ予約しないと損する!!』を参考にしてほしい。
そこで今回は、わざわざ役所に行かなくても済むように、マイキーIDをパソコンで取得する方法を紹介しょう。この作業にはパソコン（Windows 10）と公的個人認証サービスに対応したICカードリーダー（SCR3310-NTTCom等）、マイナンバーカード、暗証番号（数字4桁）が必要になるので、すべてが揃っているか確認しよう。また、Webブラウザも「Google Chrome」や「Microsoft Edge」ではなく、「Internet Explorer」を利用したほうが確実である。
公的個人認証サービスに対応したICカードリーダーを持っている人は少ないと思うが、もし持っているならパソコンからマイキーIDを取得可能だ
今さら「Internet Explorer」なんて使うの？ と思う人もいるだろうが、実はWindows 10の標準Webブラウザ「Microsoft Edge」に内包されている。「スタート」をクリックして「Windowsアクセサリ」から「Internet Explorer」を起動しよう
申請には「Internet Explorer」を使うのがポイント！
パソコンにICカードリーダーを装着して「Internet Explorer」を起動したら、「マイキープラットフォーム」の公式サイトを開こう、そして最初に「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストールをする。次に「マイナポイントの予約」ボタンを押すと、画面下にActiveXを無効にする表示が出るので「許可」を押せば準備OKだ。
あとは画面に従って数字4桁の暗証番号を入力してマイキーIDを発行すればいい。このとき暗証番号を3回間違えるとエラーとなり、役所で再設定することになるので注意しよう。取得したマイキーIDは画面のスクショを取っておくか、「この画面を印刷」ボタンを押してプリントしておこう。これで、マイキーIDの取得（マイナポイントの予約）は終了である。
ちなみに、2020年7月からは希望するキャッシュレスサービスをひとつだけ選ぶことになる。そして2020年9月1日～2021年3月末の間で2万円の買い物をすれば1人5,000円のポイントがもらえるというわけだ。
「マイナポイント」の公式サイトを開いたら、「マイキーID作成・登録準備ソフト」をクリックする。すると画面下に「MKJSsetup.exeを実行または保存しますか？」と表示されるので「実行」を押す
「公的個人認証サービス利用者クライアントソフト（JPKI利用者ソフト）」のインストール画面が表示されるので、画面に従ってインストールする
インストールが終わって最初の画面の「マイナポイントの予約」をクリックすると、画面下に「○○○～からのアドオン’TOD:＜ファイルの説明＞’を実行しようとしています」と表示されるので、「許可」を押す
マイナポイントの予約画面で「次へ進む」を押す（上写真）。次にマインバーカード登録時に設定した数字4桁のパスワードを入力（中写真）。マイキーIDが表示されたら「発行」をクリックしないと、マイキーIDは無効になるので要注意！
「マイナポイントの予約（マイキーIDの発行）」が完了しました」と表示されればOK。マイキーIDは間違えないように確実にメモしておこう。「この画面を印刷」を押すと紙にプリントすることもできる
●総務省「1分で分かる！マイナポイント取得ナビ」は→こちら
●総務省「マイキープラットフォーム」は→こちら
●「マイナンバーカードに対応したICカードリーダライタの一覧表」（公式）は→こちら