絶対王者も安泰じゃない? Apple Cardの日本進出でQRコード決済のシェア争いが激化!

みなさんは「Apple Card」をご存知だろうか?Apple Cardとは名前にもあるように、「iPhone」などで知られるAppleが開発したクレジットカードだ。日本ではまだサービスの提供は開始されていないが、「Appleのクレジットカード」ということで世界中のファンから大きな注目を集めている。
今回は、Apple Cardについてや、Apple Cardが日本に進出した場合にどんな変化が想定されるかをお伝えしていきたい。

革新的なクレジットカード・Apple Card

(Image:Primakov / Shutterstock.com)

Apple Cardが世界各地で使えるようになるのはいつの日か

 Apple Cardは「クレジットカードである」と先にお伝えしたが、私たちがよく知っているクレジットカードとは少々毛色が違う。物理的なカードも存在するものの、メインはiPhoneや「iPad」で使えるスマホ決済「Apple Pay」で利用できる“デジタルカード”のサービスなのだという。さらに物理的なカードにしても、券面にはAppleのロゴと利用者の名前、ICチップしか存在しない。カード番号や有効期限はカードを見ただけではわからないようになっており、カード情報はICチップ内に登録されているためそこにアクセスしなければ情報を見ることはできないのだ。

 「カードに情報を記載しない」というこれまでの常識を覆す先進的な発想もあって、Apple Cardは2019年にアメリカ国内でサービスがスタートした直後から話題沸騰。アメリカでApple Cardを入手した日本人がその使用感をネット上で日本に向けて発信するなど、日本のAppleファンの間でも期待が高まり続けている。

(Image:Primakov / Shutterstock.com)

Apple Card はApple Payとの相乗効果で爆発的に普及する可能性を秘めている

 Apple Cardを今か今かと待ち望む日本でも、すでに2016年からApple Payは利用可能となっている。しかし現在まであまり積極的な利用拡大策は取っておらず、現状では「PayPay」や「楽天ペイ」といった同じスマホ決済のQRコード決済勢(Apple Payの決済方法はタッチ式)に市場を奪われている。

 だが、「2021年にメキシコでApple Payがサービスを開始する」といったニュースが出るなど、Appleは海外展開の拡大に積極的だ。日本国内でのシェア拡大も諦めているとは思い難い。遠くないうちにApple Cardの日本上陸を果たし、なんらかの策を打ってきてもまったくおかしくないだろう。
 世界的企業であるGAFAの一角が動いたとなればその影響力は絶大だ。さらに日本国内でのiPhoneのシェアは5割とも6割とも言われており、一時期は7割近くに達したという調査もある。そんな一大勢力がApple Payを利用し始めたとしたら…。スマホ決済市場のシェアは大きく変動することになるかもしれない。

 そんな大規模な変革を起こせる力を持つApple Cardの上陸を、ファンは心待ちにしている。還元キャンペーンのようなただの“バラマキ施策”でユーザーを獲得するのではなく、もっとスマートに、新技術を駆使した思いもよらない機能を引っ提げての登場を期待したい。

参照元:「Apple Card」2021年に日本上陸か?クレカの概念を覆す黒船の正体【ダイヤモンド・オンライン

※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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