不毛な比較CMの応酬はいつ終わりを迎える?

ディスられたiPad Proとしては、「いい迷惑」か「やられたらやり返す」か
しかしアメリカでウケる手法が他国でも好意的に受け止められるかは別問題だ。ネット上からは「ほんと混沌を極めてんな」などマイクロソフトに対するあきれた声が多く聞こえてきた。中には「構成によっちゃiPad Proと同等かそれ以上に高くなるんだけどな」と、逆にSurfaceの弱点に対する指摘や「Surfaceはアップルが『iPadをこんなふうにしたくなかった』という商品だということがよく分かるCM」といった、Surfaceに対する印象が悪くなったようなユーザーの姿も見られた。
イメージアップを図るためのCMで、逆に評判を落としていたらまさに本末転倒だろう。ネガティブキャンペーンを打ち合う泥仕合が喜ばれるのはアメリカ国内だけであることに早く気付いたメーカーこそが、このCMで最もイメージアップを図ることができるのかもしれない。
こんな不毛なチキンレースがいつ終了するのか、アメリカのメーカーを冷ややかな目で見守っていきたい。
参照元:Microsoft、iPad Proをディスる比較CMを公開【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:Sompetch Khanakornpratip / Shutterstock.com)