月2GB+電話かけ放題スマホが月額440円で運用できる!
ここまでの話はかなりややこしいと思うので、もう少し整理してみよう。まず、楽天モバイルはnanoSIMで契約し、データ通信量は1GB以下に抑える。そして「Rakuten Link」アプリによるかけ放題電話しか利用しなければ0円運用となる。一方、格安SIMの「IIJmio」はデータ専用eSIM(ドコモ回線)の2GBプランを契約する。この両方をeSIM+nanoSIMのDSDV(デュアルSIM)に対応するスマホ1台で運用すれば、ドコモ回線のデータ通信を月2GB使えて、電話かけ放題のスマホが月額たった440円で運用できるというわけだ。もし、月2GBでは足りないなら、4GBに変更しても月額660円で済む。
現在、eSIM+nanoSIMのDSDV(デュアルSIM)に対応するスマホは、iPhoneなら「XR」以降。AndroidスマホではOPPO A73、Google Pixel 4/4a/5、AQUOS sense4 liteなどがある。もちろん、楽天回線にも対応している必要があるし、IIJmioのeSIMを使うのが大前提なので、nanoSIM×2枚のDSDV対応スマホは使えない点には注意してほしい。

現在、iOS14.5のiPhone 6s以降なら楽天モバイルを利用できるが、eSIM+nanoSIMのDSDV(デュアルSIM)に対応するiPhoneは「XR」以降となる

Androidは対応するスマホが少ないが、楽天モバイルで販売されている比較的低価格のOPPO 73やAQUOS sense4 liteがeSIM+nanoSIMのDSDVに対応する
iPhone XR以降なら月額440円運用にチャレンジできる!
実は筆者は、新規で楽天モバイルとOPPO A73を申し込んだが、ほかにもガラケーとデータ専用のスマホを持っていたため、携帯電話3台持ちとなってしまった。そこで、楽天モバイルをeSIMに変更してデータ通信SIMとのDSDV運用することで、スマホを1台減らそうと考えたのである。その経緯は→こちらで詳しく解説しているが、それなら逆の方法もイケるはずと思ったしだいだ。ちょうど、楽天モバイルはiOS14.5にアップデートしたiPhone 6s以降が利用できるようになったばかりなので、格安の楽天モバイルを利用すやすい環境が整ってきた。もし、iPhone XR以降を持っているなら、ぜひ、楽天モバイル+IIJmioのeSIMのDSDV運用で月額440円のスマホにチャレンジしてみてほしい。