登録ユーザー数が2021年3月末時点で3,800万人を突破した「PayPay」。だが、なかには「楽天ペイ」や「d払い」「メルペイ」などをメインに使っており、今では「PayPay」をほとんど使っていないという人もいるだろう。そんなときはPayPayのアカウントを削除すればいいが、残高がある場合はどうすればいいのだろうか? また、登録している銀行口座やクレカや、連携しているYahoo! JAPAN情報といった外部サービスはどのように削除したらいいのだろうか? そこで今回は、PayPayのアカウントを削除するときの注意点を確認する。
PayPayアカウントを削除する前に残高を使い切ろう!
数あるQR決済サービスのなかでも人気No,1の「PayPay(ペイペイ)」。2021年3月末時点での登録ユーザー数が3,800万人を突破し、加盟店数も316万カ所以上もあるという。しかし、最近は大型キャペーンも少なくなり、徐々にPayPayを使う機会が減ってきたという人も多いのでは? そんなときは、PayPayアカウントを削除してしまおう。
PayPayはアプリから簡単にアカウントを削除できるようになっている。PayPayアプリのトップ画面右下にある「アカウント」から「アカウントの解約」ページに進んで解約処理をしよう。これで登録してあるクレカ情報やYahoo! JAPAN ID連携などもまとめて消去できるのだ。単にスマホのアプリを削除(アンインストール)しただけでは、PayPayアカウントは残ったままなので注意したい。
とはいえ、PayPayのアカウントを削除するとPayPay残高などもすべて消滅してしまうので、可能な限り使い切ってからアカウントを削除しよう。とくに、PayPayを利用したPayPayボーナスが実際に還元されるまでは1カ月以上かかることも多いので、PayPayボーナスが付与されたあとに全額使い切ることがアカウント削除の前提となる。
なお、PayPayのアカウント削除まではしないが、しばらくは利用を停止したい場合は、不正利用防止の意味もあるので、「Yahoo! JAPAN IDとの連携」「支払い方法のクレカ登録」などを解除して「PayPay」アプリをログアウトしておけばいいだろう。
■PayPayアカウント解約時に削除される登録情報
・PayPay残高
・携帯電話番号
・メールアドレス
・氏名
・表示名
・パスワード
・クレジットカード情報
・銀行口座情報
・Yahoo! JAPAN ID情報
・ソフトバンク・ワイモバイル連携
・Yahoo!ウォレット
・Yahoo!マネー
・モバイルTカード
PayPayのアカウントを削除する前に“PayPay残高を全部使い切ろう”と説明したが、実は「PayPayマネー」なら銀行口座への出金も可能となっている。しかし、その条件は厳しいのでここで確認しておこう。まず、PayPayで本人確認を伴う銀行口座を登録すると、PayPayマネーを100円単位で銀行口座に出金可能となる。PayPay銀行なら手数料無料で出金できるが、それ以外の銀行口座へは出金手数料が100円かかる。しかも、PayPayで本人確認したあとに銀行口座、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、ヤフオク!・PayPayフリマの売上金からチャージした「PayPay残高」のみが「PayPayマネー」となり、本人確認の手続き前から保有しているPayPayマネーライト、PayPayボーナス、PayPayボーナスライトは「PayPayマネー」になることはないのだ。
また、現状PayPay残高には「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」「PayPayボーナス」「PayPayボーナスライト」の4種類があり、キャンペーンなどで付与される「PayPayボーナスライト」だけは60日間の使用期限がある点には注意したい。
いかがだろうか? PayPayアカウントを削除するのは簡単だが、PayPay残高を使い切るのは意外と面倒くさい。PayPay残高を使い切る方法については→こちらを参考にしてほしい。なお、PayPayアカウントを解約すると、電話番号も削除されてしまうため、もう一度再登録したいと思っても一旦削除した電話番号は180日間は利用停止になる。その間は同じ電話番号では登録できないので注意しよう。
●PayPayのアカウントを解約したい(公式)は→こちら
●PayPay「PayPay残高を銀行口座に出金(払い出し)したい」(公式)は→こちら
●PayPay「PayPayマネーとは」(公式)は→こちら
(※2021/5/27 記事を更新いたしました)