実物より悪く見えるのは“気のせい”ではない?

Web会議は、自分の目線より下にカメラが来ることがほとんど。ということは……
画面に映し出される自分の顔に違和感を抱くのは、決して「自分の顔を過大評価している」とか「考えすぎ」といった理由ではない。パソコンでWeb会議をする場合、カメラが自分の目線より下にくるため自然とカメラを見下ろすかたちになる。実はこの見下ろす映り方が実物より悪く見えてしまう原因なのだという。
また、スマートフォンなどに搭載されたフロントカメラは、魚眼レンズのように映像が歪む傾向があり、鼻が大きくなり目が小さく映る。つまり、Web会議システムに映る自分の姿は、実物より悪く映ってしまうものなのだ。
先述の皮膚科医・クローシュ氏は、Zoom異形症と闘う最良の方法は「自覚すること」「自分だけではないと知ってもらうこと」であると伝えている。ビデオ会議をはじめ、コロナ禍で起こった様々な環境の変化を冷静に見つめ、自分の身に起きた変化を自覚することが大切なのだろう。
Web会議システムを利用する際には、「画面に映し出される姿より実物の方が美しい」と思っているくらいがちょうどいいのかもしれない。もしどうしても気になるという人は、Web会議で使える“ちょっと良く映るテクニック”を参考にして、少しでも自分が感じる負い目を減らしてみるのもアリなのかもしれない。
参照元:ヴィデオ会議で映る自分の見た目が気になる「Zoom異形症」が増加している【WIRED】