ビジネスでパソコンを使ううえで必須となっているのがWord、Excel、PowerPointなどを含むMicrosoft「Office」だ。テレワークで使うパソコンのためにわざわざサブスク版の「Microsoft 365」を契約した人もいるのでは? だが、Windows 11がリリースされるのに合わせて最新版の「Office 2021」が2021年10月5日に発売されることになった。もし、サブスク料金を支払い続けるのが嫌な人は、最新Office 2021の永久ライセンス版購入を検討してみよう。
Microsoft「Office」には永久ライセンス版もあるが……
Microsoft「Office」には、ビジネスでは不可欠なWord、Excel、PowerPointといったアプリが含まれている。そのため、テレワークで使う自宅のパソコンに、サブスク版の「Microsoft 365 Personal」を導入した人もいるだろう。2021年9月時点では、Microsoft 365 Personalが1年間1万2,984円(月換算1,284円)で使えるようになっており、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Microsoft エディターなどのアプリはもちろん、1TBのクラウド(OneDrive)が利用できるほか、常に最新アップデートがサポートされており、同時に5台までサインイン可能となっている。
サブスクでずっと料金を払い続けるのが嫌だという人向けには、永久ライセンス版の「Office 2019」も用意されている。Home&Business版(Mac&Win対応)は3万8,284円、Personal版(Winのみ・PowerPointなし)は3万2,784円で購入できる。確かに3年以上使えばこちらのほうが安くつくが、永久ライセンス版で同時利用できるのは2台まで。また、1TBのクラウドは利用できないほか、サポートは2023年10月10日まで、延長サポートも2025年10月14日までとなっている。うーん、これは悩ましい……。
Windows 11に合わせて最新版Office 2021が10月5日に発売!
Microsoft「Office」をサブスク版にするか永久ライセンス版にするか悩んでいる人も多いと思うが、実は、Windows 11がリリースされるのに合わせて、最新版「Office 2021」が2021年10月5日にリリースされることになっている。
最新版の「Office 2021」は、Office 2019からのアップグレード版となり、サブスク版と永久ライセンス版の両方が発売される予定だ。すでにMicrosoftの公式サイトで新機能が紹介されているが、Word、Excel、PowerPoint、Outlook全体でパフォーマンス、安定性、速度が向上しているほか、Excelでは表や範囲内で必要なものを行単位で検索できるXLOOKUPが追加されたり、PowerPointのスライドショー録画の改善などが行われている。
もちろん、永久ライセンス版ではサブスク版のように継続的なアップデートはないものの、Office 2021のサポート期間はこれから5年間もある。肝心なOffice 2021の価格は、2021年9月現在で発表されていないが、Office 2019とさほど変わらない価格だと予想されているのだ。であれば、3年以上使えばサブスク版より確実に安く利用できるというわけだ。
●Microsoft「Office 2021 の新機能」(公式)は→こちら
●Microsoft「Microsoft 365 を知る」(公式)は→こちら
※サムネイル画像(Image:Vladimka production / Shutterstock.com)