みずほフィナンシャルグループのシステム障害に対して、金融庁から業務改善命令が出た。みずほいえばその“社風”がトラブルの多発するシステムを生み出した要因ともたびたび報道されてきたが、ついに金融庁からも「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」という公文書とは思えない強い言葉で指摘を受けることに…。ネット上も「背筋凍った」「ボロッカスに怒られててワロタ」など騒然となっている。
公文書のキレ具合に、みずほ銀行のヤバさを実感

「怒りを通り越して殺意すら感じる」「僕なら泣き出す」など震えるレベル
みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行は、相次ぐシステム障害をめぐり11月26日に金融庁から業務改善命令を受けた。その際に金融庁から発行された「みずほ銀行及びみずほフィナンシャルグループに対する行政処分について」という報道発表資料が「ガチギレしてて怖い」「公的な文書でこういう文章見るの強烈」「役所からこんな事言われたら自分なら泣きながら退職届書いちゃうんだけど」と話題になっている。
金融庁のウェブサイトに掲載されている文書には、みずほ銀行およびみずほフィナンシャルグループの執行部門がIT現場の実態を十分に把握・理解していなかったこと、その上で人員の再配置などを行いシステムの運営態勢を弱体化させたことが明記されている。
特に巷を震い上がらせているのが、ガバナンス上の問題の真因を指摘する項目だ。「システムに係るリスクと専門性の軽視」「IT現場の実態軽視」などに続く「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢」という社会人としての基礎が欠如しているとも伺える文章に、読んでいるこちらが情けなくなる。