楽天モバイルを自宅のWi-Fiルータとして有効活用する方法! NURO光より工事費不要で安い

アナタの自宅にはインターネットの固定回線&Wi-Fi環境があるだろうか? 普通に固定回線を導入すると数万円の工事費が必要になったり、月額料金も結構高くなる。そんなときは、工事不要でどんなに使っても月額3,278円ポッキリの楽天モバイルを、自宅専用Wi-Fiルータとして使ってみてはいかがだろうか? そこで今回は、自宅の固定回線代わりに楽天モバイルでWi-Fiルータを導入する方法を紹介しよう。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

あまり使っていない楽天モバイル回線を有効活用する方法を考えてみた!

第4のキャリアとして2020年4月から本格的なサービスを開始した「楽天モバイル」。でも、2021年10月時点で人口カバー率は94%と、大手3社に比べるとまだまだだ。

実は、筆者も楽天モバイルを契約しているが、メイン回線はドコモの格安SIMを利用しており、ここ最近は楽天モバイルのSIMはオフにしていることが多い。

楽天モバイルは、データ通信量が月1GB以下なら月額0円で維持できるが、半年以上まったく使っていないと利用停止や契約解除されてしまう可能性があるので、たまには使ってあげないといけない。

筆者の場合は、あと数カ月は1年間無料キャンペーンで無制限利用できるので、何かいい使い道がないかとずっと思案していた。

そこで思いついたのが、すでに契約している楽天モバイルを、自宅の固定回線代わりにWi-Fiルータで有効活用する方法である。

楽天モバイルは月20GBを超えても、月額3,278円でデータ通信量は無制限で利用できる。これなら、固定回線を導入する工事もいらないし、手軽に自宅の固定回線代わりのWi-Fiルータとして使えるのではないか? というわけだ。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT VI」のワンプラン。月1GBまでは0円、月3GBまでで1,078円、20GBを超えても3,278円で無制限利用できるのが凄い!

楽天モバイルのWi-Fiルータなら工事費不要で安い!

自宅にインターネット固定回線を引くには、通常2~5万円程度の工事費が必要になるし、データ通信量に制限がない分、意外と月額料金が高いのがネック。

たとえば、ソニーの「NURO光」は下り最大2Gbpsという超高速回線。TVCMなどで月額980円と派手に宣伝しているが、これは最初の1年のみで、3年間の長期継続契約も必要になる。

1年後の料金は、13カ月~35カ月は月額5,200円で、36カ月目は月額3,970円、37カ月目は月額6,422円、38カ月目からは月額5,200円と、複雑怪奇なことになっているが、どうやら、当初3年間の月額料金は平均で約3,759円で利用できるようだ。

あまり注目されていないが、実は楽天モバイルではモバイルWi-Fiルータ「Rakuten WiFi Pocket 2B」も販売している。しかも、初めて楽天モバイルに申し込む人は、モバイルWi-Fiルータが実質1円、月額利用料も3カ月間無料になって5,000ptまでもらえてしまう。

これを利用して楽天モバイルを自宅専用Wi-Fiルータとして利用すれば、どんなに使っても月額3,278円ポッキリ! 工事は不要だし、長期契約や解約料も必要なし。回線速度ではNURO光と勝負にならないが、このお手軽さと安さは大きな魅力であろう。

■NURO光(ソニー)
月額980円(12カ月目まで)
月額5,200円(13カ月目~35カ月目)
月額3,978円(36カ月目)
月額6,422円(37カ月目)
月額5,200円(38カ月以降)
※当初3年間の平均価格は月額約3,759円
工事費:4万4,000円(36回払い)
※工事費はキャンペーンで実質無料になるが、途中解約すると残金を請求される
契約解除料:1万450円
最大速度:2Gbps(Wi-Fi接続時は最大1.3Gbps)

■楽天モバイル
月額0円~3,279円(20GB以上は無制限)
パートナー回線(au)は月5GBまで
※5GBを超過しても1Mbpsで接続可能
契約解除料:無料
最大速度:下り最大400Mbps/上り最大75Mbps(楽天回線)
※1日10GBを超過すると3Mbps程度に速度制限される(翌日には解除される)

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

こちらが楽天モバイルのWi-Fiルータ「Rakuten WiFi Pocket 2B」。通常価格は7,980円だが、今なら新規加入キャンペーン適用で実質1円で購入できる。最大同時接続数は16台までで連続通信時間は約10時間だ

(Image:nuro.jp)

「NURO光」は3年間の長期契約で月額980円になるが、それは最初の1年間のみ。3年間の平均月額料金は約3,759円で、途中解約すると工事費残金や解約料を取られるので注意が必要だ

楽天モバイルのWi-Fiルータ導入前に確認することは?

楽天モバイルは2022年春には人口カバー率が96%に拡大される予定だが、まず、最初にチェックしたいのは、楽天モバイルの自社回線が自宅でちゃんとつながるかであろう。

大都市圏では次々とau回線へのローミングも打ち切られており、万一、自宅で楽天回線がつながらないと、ローミング先のau回線でつながってしまう。この場合、高速回線は月5GBまでで、それを超過すると1Mbpsの低速になってしまうのだ。

また、楽天モバイルをWi-Fiルータとして使う場合、もうひとつ注意したいのが速度制限だ。実は楽天モバイルでは、データ通信量が1日10GBを超えると、3Mbpsに通信速度制限されることになっている。

とはいえ、3MbpsであればYouTube(SD画質)が快適に視聴できるレベル。しかも、翌日は速度制限が解除されるので、一日中高画質で動画ばかり見ている人でなければ、あまり気にしなくてもいいかもしれない。

ちなみに、YouTubeのHD画質(1080p)は5Mbps程度、4K動画では20Mbpsが必要、SD画質であれば0.7Mbpsで問題なく視聴できると言われている。

なお、楽天モバイルをWi-Fiルータとして使う場合は、モバイルWi-Fiルータがなくても、手持ちのスマホをテザリングでWi-Fiルータ化することも可能である。

モバイルWi-Fiルータがなくても、スマホの「テザリング」を使えばOK! OPPO A73では「パーソナルホットスポット」をオンにして、接続したい機器(パソコンやタブレットなど)のほうは、Wi-FiでOPPO A73というSSIDを選択し、パスワードを入力すれば接続できる

もし、電波状況が悪くて解約しても手数料はかからない!

楽天モバイルは、現在、新規加入キャンペーンを実施中なので3カ月は無料で使い放題になる。

自宅が楽天モバイル回線エリアに含まれるかどうか? 速度はどのくらい出るか? などを知りたければ、とりあえず契約して実際の回線速度を確認してみよう。

もちろん、楽天モバイルなら、契約料や解約料などもすべて無料なので、ダメだと感じたらすぐに解約すればいいだけなのだ。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

楽天モバイルを初めて新規契約すると、3カ月間は無料で使い放題になる。もちろん、いつ解約しても手数料は取られないので安心して申し込める

自宅の電波が弱ければ「Rakuten Casa」を使う方法も!

自宅で楽天モバイル回線が弱い、あるいはau回線のローミングになってしまう場合は、「Rakuten Casa(楽天カーサ)」を導入してみよう。

Rakuten Casaは自宅の電波状況が悪いときに、自宅のインターネット回線に接続して小さな楽天回線エリアを作り出す「屋内専用小型基地局」のこと。

もちろん、Rakuten Casaを使うには、すでに自宅にネット回線があることが前提になるので、今回のケースでは使えないが、もし、自宅の楽天モバイルの電波が弱いなら、一度試してみる価値があるだろう。

ちなみに、Rakuten Casaの月額利用料やレンタル料は無料で、申し込み事務手数料が3,000円かかるが、今なら同額のポイント還元があるので実質無料で利用できるぞ。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

もし、楽天モバイルの電波が弱いときは、Rakuten Casaを利用する手もある。ただし、Rakuten Casaの利用は自宅にネット回線があるのが前提になる

電波が安定しない、あるいは毎日10GB以上使うなら「楽天ひかり」も検討しよう!

今回は、あまり使っていない楽天モバイルを、自宅の固定回線代わりにWi-Fiルータとして有効活用する方法を紹介してみたが、いかがだっただろうか? 

もし、楽天モバイルの電波が安定しない、あるいは、毎日10GB以上データ量を使ってしまうということなら、やはり、速度制限がなくネット回線が安定している固定回線を導入するしかない。

実は、楽天モバイルでは「楽天ひかり」という固定回線も扱っている。戸建ての場合は月額3,080円、マンションの場合は月額1,980円だが、2021年12月28日までのキャンペーンで1年間無料、1万9,800円の工事費(戸建て)も無料になるので、利用状況によっては楽天モバイルよりも安く済む場合もある。

ただし、楽天ひかりのキャンペーンは期間内にRakuten UN-LIMIT VIを申し込んでいる人が対象となるほか、早期解約すると契約解除料がかかる点には注意してほしい。

(Image:network.mobile.rakuten.co.jp)

あまり知られていないが、楽天モバイルでは「楽天ひかり」という固定回線も扱っている。毎日フルに固定回線を使うなら、こちらのほうが安く済む場合もあるので、料金を比較してみよう

●楽天モバイル(公式)は→こちら
●楽天モバイル「モバイルWi-Fi」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「 Rakuten Casa(楽天カーサ)」(公式)は→こちら
●楽天モバイル「楽天ひかりWキャンペーン」(公式)は→こちら
●ソニー「NURO光」(公式)は→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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