フィッシング詐欺に狙われやすいブランドランキング、3位「Amazon」2位「三井住友カード(Vpass含む)」1位はあのキャリア?

みなさんは、「本人確認を完了してください」というメールを受け取ったことはないだろうか。このようなメッセージがきたらフィッシング詐欺を疑ったほうがいいことは周知の事実だが、それでもなお詐欺の被害が無くなる気配は見られない。

そんな、多くの人が利用しているECサイトなどを騙って個人情報を盗み出すフィッシング詐欺で、騙られることの多いブランドサイトのランキングが発表された。私たちが注意すべき偽のブランドサイトはどこのブランドが多いのだろうか…。

気を付けて!フィッシング詐欺には多くの人がよく使うあのサイトも

ランキングに入っているサイト、あなたもよく使っていないだろうか?(「BBソフトサービス株式会社」調べ)

BBソフトサービス株式会社が2021年度12月のインターネット詐欺リポートを発表した。このリポートは、同社が開発したネット詐欺専用セキュリティソフト「詐欺ウォール」で調査したフィッシングサイト情報をもとに作成されている。

詐欺ウォール調査による「フィッシング詐欺サイトブランドランキング」では、2021年11月は大手ECサイト「Amazon」が1位で、次いで2位「au」、3位「三井住友カード」と続いた。ECサイトは住所やクレジットカード情報を入力する機会が多いため、フィッシング詐欺に利用されやすい傾向にあるからだろう。

しかし翌12月の調査では、Amazonを抜いて1位「au」、2位「三井住友カード」という結果に。実際に通信キャリア事業者を騙るフィッシング詐欺サイト数は、11月の817件から12月の1,852件となり、前月比2.3倍と大幅な増加が確認された。

通信キャリアを詐称したフィッシング詐欺では、メールやSMSに記載されているURLからフィッシングサイトに誘導し、個人情報や暗証番号を入手するという手口が一般的だ。サイト自体は本物に近く、見分けるのが難しいものも多いので、安易にURLをクリックせずに検索エンジンから公式サイトを確認したほうが良いだろう。

12月は「通信キャリア」の比率が一気に増加し「ECサイト」が縮小している(「BBソフトサービス株式会社」調べ)

そしてランキング上位には入っていないものの、厚生労働省を語るフィッシング詐欺も報告されているとして警鐘を鳴らす。「ワクチン接種のお知らせ」や「接種券」といったワードで巧みに偽サイトへと誘導し、個人情報を入力させるのだという。年明けから爆発的に広まったオミクロン株の流行や3回目のワクチン接種が開始したことなどから、今後さらに同様のフィッシング詐欺サイトが増加する可能性があるので、気をつけなければならないだろう。

コロナ禍でECサイトや通信キャリアなどの利用が増加し、ワクチン接種も多くの人が受けるものとなった。しかし需要の増加は詐欺師にとっても狙いやすい的となるので、自分や家族を守るために、簡単に「信用しない」ことが重要だ。

特殊電話による詐欺などもそうだが、日頃から「こんなものに自分は引っかからない」と思っている人ほど、うっかり引っかかってしまうというのが世の常だ。自分や周囲の人が怪しげなメールで騙されないよう気を引き締めていってほしい。

出典元:ECサイト事業者をかたるフィッシング詐欺が前月比1.5倍に増加【Online Security

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