3Gガラケー終了。スマホに乗り換えるならどこが安い? 格安SIMなら月1GBで月額290円から!

アナタはauの3Gガラケーが2022年4月1日から使えなくなることをご存じだろうか? ソフトバンクは2024年1月末、ドコモは2026年3月31日に相次いで3Gサービスを終了するので、ボヤボヤしてはいられない。そこで気になるのが、スマホに乗り換えたときの料金プランであろう。実は格安SIMなら音声付きプランでも月1GBで月額290円から利用できるのだ。そこで今回は、今すぐ3Gガラケーからスマホに乗り換えるなら、どこが安いのか解説しよう。

ドコモやauの格安プランはいくらで利用できる?

長年、携帯電話で利用されてきた「3Gサービス」だが、auが2022年3月31日にサービスを終了するのを皮切りに、ソフトバンクは2024年1月末、ドコモは2026年3月31日に相次いで終了する。詳しくはこちらの記事で確認してみよう。

当然、3Gサービスが終了されれば、3Gを利用するガラケー(フィーチャーフォン)は使えなくなるので、4G対応の携帯電話やスマホに乗り換えるしかない。そこで気になるのが、スマホに乗り換えたときの料金プランであろう。

まず、ドコモは0.5GB+月10分無料通話付の「エコノミーMVNO(OCN モバイル ONE「500MB/月コース」)」を用意している。しかし、月0.5GB(500MB)ではメールが精一杯で、LINEやWebサイトの閲覧は厳しいはずだ。

次に、auの「povo2.0」は基本料無料でトッピングを追加する方式で、3GB(30日間)が990円で追加できる。また、ソフトバンクの「LINEMO」も月3GBで990円のミニプランを用意している。

しかし、これらは必ずしも最安値ではない。そこで今回はさらにお得な格安SIMの料金プランを紹介しよう。

OCN モバイル ONE(Image:ntt.com)

OCN モバイル ONEはNTTグループの格安SIM。「エコノミーMVNO」はドコモショップでも申し込めるのがありがたいが、月500MB(0.5GB)ではWebサイトの閲覧は厳しい……

●OCN モバイル ONE「エコノミーMVNO(500MB/月コース)」(公式)→こちら

auの格安プラン「povo2.0」(Image:povo.jp)

auの格安プラン「povo2.0」は基本料無料で、自分でデータ量トッピングを追加する方式。3GB(30日間)で990円だが通話料は22円/30秒かかる。ただし、1回5分無料通話オプションを月額550円で追加できる

●au「povo2.0」(公式)→こちら

ソフトバンクの格安プラン「LINEMO」(Image:linemo.jp)

ソフトバンクの格安プラン「LINEMO」は月3GBで990円のミニプランも用意している。通話料は22円/30秒で、1回5分無料通話オプションが月額550円で追加できる

●ソフトバンク「LINEMO」(公式)→こちら

格安SIMなら月1GBで月額290円から契約できる!

ドコモ、au、ソフトバンクの格安プランは、従来の料金プランに比べるとかなり安いが、決して最安値ではない。最近の格安SIMはもっとお得な料金プランを用意しているのだ。

まず、日本通信の「合理的シンプル290プラン」は月1GBで月額290円と驚くべき低価格を実現している。以降1GBごとにデータ量を220円で加算できるシンプルなプランだ(上限は100GB)。たとえば月3GBなら730円、月7GBなら1,610円ということになる。

また、通話料も大手キャリアの半額となる11円/30秒で、月70分無料通話オプションを700円で追加できるのが魅力的。

次に、旅行会社エイチ・アイ・エスと日本通信が共同で設立した「HIS Mobile」では、2022年5月中旬から新プランを提供する。月1GBプランは100MB以下なら290円、100MB以上なら550円となっており、データ量は1GBあたり200円で追加できるようになっている(上限は100GB)。

HIS Mobileの通話料は9円/30秒と日本通信よりさらに安い。5分かけ放題オプションも500円で追加できるので、その場合は1GB(100MB以上)でも月額1,050円、3GBなら月額1,270円という安さだ。

ただし、月100MBはメールのやり取りだけで消化してしまうので、1GBプランは実質月額550円だと考えたほうがよい。また、月3GBは770円でかなり安いが、日本通信「合理的シンプル290プラン」よりは40円ほど高くなってしまう点は注意しよう。

とはいえ、HIS Mobile「新プラン」の月7GBは990円と突出して安くなる。LINEMOやOCNモバイルONEの3GBが990円なので、その安さが分かるだろう。

老舗の格安SIM「日本通信」(Image:nihontsushin.com)

老舗の格安SIM「日本通信」の「合理的シンプル290プラン」は月1GBで月額290円と激安! 以降1GB=220円で100GBまで加算できる。ただし、最安値になるのは4GBまでで、5GB以上はやや割高になるので注意したい

●日本通信「合理的シンプル290プラン」(公式)→こちら

HIS Mobileの「新プラン」(Image:his-mobile.com)

HIS Mobileの「新プラン」は月1GB(100MB以下)で月額290円、月1GB(100MB以上)では月額550円になる点に注意。ただし、月7GBプランは月額990円で最安値となる

●HISモバイル「新プラン」(公式)→こちら

まとめ

いかがだろうか? 3Gガラケーが終了されるのを機にスマホに乗り換える人も多いと思うが、格安SIMならかなり安く利用できるのがお分かりいただけるだろう。

まず、月1GB〜4GBまでは日本通信の「合理的シンプル290プラン」が最安値となる。次に7GB〜9GBまではHIS Mobileの「新プラン」が安い(7GBに1GBずつデータ量を追加した場合)。

ただし、月10GBプランではソニーの「nuroモバイル」が最安値となる。しかも、「nuroモバイル」では5GBプランで3カ月ごとに3GB、10GBプランでは3カ月ごとに6GBが付与されるのだ。

つまり、5GBプランは年間12GBが追加されるので実質月6GBに。10GBプランでは年間24GBが追加されるので、実質月12GBプランになることは覚えておきたい。

格安SIMの比較表

ガラケーからの乗り換えで、ほとんどWebサイトは見ないということなら、月1GBで290円の日本通信「合理的シンプル290プラン」がおすすめ。Webサイトや動画もたまに見るなら、HIS Mobileの「新プラン」の月7GBが最安値となる(表は編集部の独自調査で作成)

●イオンモバイル(公式)→こちら

文=すずきあきら/編集・ライター

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