どのようなSNSを、どのような理由で利用しているのだろうか

利用する理由として1番多かったのが「仕事や趣味などの情報収集目的」の44.0%だったが、その半分の22.2%は「特に目的なない」との回答だった(「ICT総研」調べ)
SNSとひとくくりにしても、どのサービスの利用率が高いのか。同調査では回答者の9割以上の人が「SNSやコミュニティサイト・アプリを利用している」と回答し、上位3つは「LINE」(79.5%)、「YouTube」(62.0%)、「Twitter」(55.9%)だった。また、「YouTube」、「Twitter」、「Instagram」は、人とのコミュニケーション以外で閲覧のみの利用者も多いことが判明している。

(「ICT総研」調べ)
一方で、各SNSの満足度を100点満点換算の満足度ポイントにして比較した利用者満足度では、利用率で6番手だった「TikTok」が82.4ポイントで1位に。2位には81.9ポイントで「YouTube」、3位「Instagram」も81.0ポイントと、トップ3は揃って80ポイントを超える結果となった。利用率とはあまり比例していないことがあらためてわかったと言えそうだ。

(「ICT総研」調べ)
さらに、1年前と比べた利用時間の変化について、「増えた」「どちらかと言えば増えた」の回答は、最も増えた人が多かったのが「TikTok」で43.6%、2位「YouTube」(42.6%)、3位「Instagram」(42.6%、YouTubeのほうが「増えた」が多い)と判明。前述の満足度と同じトップ3の並びとなった。

(「ICT総研」調べ)
最後に「課金機能利用率」は、「LINE」が31.8%と圧倒的だ。チャット上で使うスタンプなどの購入で利用したことのある人も多いことだろう。2位には「YouTube」(16.3%)、3位「Twitter」(12.8%)がランクインした。4位以降も5%を切っており、全体的に見て「SNSでの課金」は、まだ一般的とは言い難い部分がありそうだ。

(「ICT総研」調べ)
これからどこまで私たちの生活に浸透していくことができるか。SNSの今後にも注目だ。
出典元:2022年度SNS利用動向に関する調査【ICT総研】
※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)