【Windows 11】メモリの使用量とOSのストレージ容量を解説!

Windows 10からWindows 11へのアップグレードを検討している方は、PCのストレージやメモリ容量が気になるところだろう。Windows 11はOSの初期状態だけでどのぐらいのストレージやメモリ容量を消費するのだろうか。この記事ではその詳細について解説する。

【Windows 11】メモリの使用量とOSのストレージ容量

【Windows 11】メモリの使用量とOSのストレージ容量(Image:Ralf Liebhold / Shutterstock.com)

Windows 10からWindows 11へのアップグレードを検討しているユーザーの中には、自分が使っているPCでWindows 11がスムーズに動くかどうか心配している人もいるだろう。Windows 11の最小システム要件は公表されているとは言え、最小レベルを満たしているくらいでは、その後の動作に支障をきたす可能性がある。

Windows 11を初期状態のPCにインストールした場合に、どのぐらいのストレージを消費するのか、メモリの使用量はどのぐらい必要になるのか、詳しく検討してみよう。

・Windows 11をインストールしたらOSのストレージ容量の消費はどのぐらい?

まずはWindows 11のOSだけで消費されるストレージ容量はどのぐらいなのだろうか。

サードパーティ製のアプリやPCのメーカーがプリインストールしたアプリ、保存してあったファイルなどをすべて消去して、完全に初期状態にしたPCにWindows 11をインストールしてみよう。すると、消費されるストレージ容量は約20GBから25GB程度となる。

これは、何もファイルが保存されていないまっさらな状態のPCにWindows 11のOSをインストールした場合のストレージの消費量である。Windows 10からアップグレードする場合には、Windows 10の状態を保持するために更に20GB程度のストレージ容量が必要になるので、最低でも空き領域は50GBはあったほうがいいだろう。

・Windows 11で初期状態のメモリの使用量は?

Windows 11で初期状態のメモリの使用量は?(Image:Curt Bauer / Shutterstock.com)

Windows 11のOSだけではメモリの使用量はどのぐらいになるのだろうか。

ストレージ容量と同じように、サードパーティ製のアプリやPCのメーカーがプリインストールしたアプリ、保存してあったファイルなどをすべて消去して、完全に初期状態にしたPCにWindows 11をインストールしてみよう。

特に何もしていないアイドル状態でのメモリ使用量は2GBから2.5GB程度だ。Windows 11では、特に何もしていない状態でも2.5GB程度のメモリを使用している。ブラウザやその他のアプリ、Windowsの機能などを利用すれば、メモリの使用量は当然上がる。

Windows 11にアップグレードするのなら、2.5GBはWindowsの初期状態のシステムに使われるということを念頭に置いてシステム要件を検討したほうがいいだろう。

・Windows 11の最小システム要件/スペック

Windows 11をインストールできるかどうかは、PCのシステムのスペックによって決まる。Windows 11の最小システム要件のスペックについて確認しておこう。

  最小システム要件
プロセッサ 1ギガヘルツ (GHz) 以上
2コア以上
64ビット互換プロセッサまたはSystem on a Chip
メモリ 4GG
ストレージ 64GB
システムファームウェア UEFI、セキュア ブート対応
TPM トラステッドプラットフォームモジュール (TPM) バージョン 2.0
グラフィックス カード DirectX12以上
ディスプレイ 対角サイズ9インチ以上で8ビットカラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
インターネット接続 すべてのエディションで更新の実行やダウンロード、一部の機能の利用にインターネットへのアクセスが必要
Microsoftアカウント Windows 11 Homeのセットアップに必要

・Windows 11でメモリは4GBじゃ不足?

Windows 11でメモリは4GBじゃ不足?(Image:FellowNeko / Shutterstock.com)

Windows 11のメモリの最低要件は4GBである。Windows 10のメモリの最低要件は2GBだったので、4GBのメモリのPCを使っているユーザーも多いことだろう。Windows 11にアップグレードするにあたって、4GBのメモリでは不足するのではないかと心配する声も多い。

実際に、Windows 11ではOSの稼働だけで2.5GBのメモリが常時使用されている。メモリ4GBということは、実際にPCで使えるメモリの総容量は3.7GB程度であるので、メモリ4GBのPCではその他のアプリの利用に1GBちょっとのメモリしか使えないことになり明らかに不足である。

現在、アプリが必要とするシステム要件も上がっていることを考えると、4GBのメモリでは不足するのは目に見えているだろう。ブラウザでのネットサーフィンやYouTube動画の視聴、オフィスソフトの利用などPCの利用が軽めの場合でも、8GBのメモリ容量があればWindows 11では安心して快適に利用できる。

※サムネイル画像(Image:FellowNeko / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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