Capsule3 Proは聴いてみてビックリの高音質、ノイキャン性能も高すぎる!
Capsule3 Proを利用しての第一印象は、ハイレゾ音源の再現度がかなり高いということです。
低音がガツンときて中音も伸びやか。さらに高音が抑え気味のバランスになっており、リズムがはっきりとしたバンドや打ち込み、ゲームやアニメのBGMなどには相性がいいと感じました。
もちろん、ボーカル系音源にも相性がよく、とにかくハイレゾ音源なら音の出どころがどこか分かるほど解像度が高い印象です。
とくに不得意な部分が見当たらないので、オールマイティに聴けるイヤホンということになるでしょう。
また、ノイズキャンセリング機能についてですが、ANCモードにして、実際に地下鉄で使ってみると列車侵入時の轟音がかなり軽減されているのがハッキリ分かります。
無音時には高周波的な高音が少し聞こえるものの、違和感を覚えるほどはありません。
次に窓が開いた列車内で使ってみたところ、車内放送はハッキリ聞こえるのに、風の音がしないという不思議な体験をすることになりました。この風切音低減機能はなかなかハイレベルなものだと実感!
Capsule3 Proの販売価格は8,480円ですが、この価格帯でこのノイキャン性能を備えていることを考えると、かなりコスパのいい商品だと言えます。
なお、Capsule3 Proは専用のアプリと接続することでファームウェアのアップデートが可能となっています。各種機能もアプリで切り替えができるので、自分好みの音色に調整してから使えば、満足度はさらにアップするでしょう。
■専用アプリでイコライザーを設定する手順

専用アプリでイコライザを自動調整できる。まず、アダプティブイコライザーの「詳細」をタップ(左写真)。静かな室内でイヤホンを装着したら、発せられる音を聴いてタップすることで自動調整可能(右写真)

自分でイコライザーを調整する場合は、イコライザー(EQ)カスタマイズの「>」をタップ(左写真)。イコライザーをさわってみよう(右写真)
■専用アプリでゲームモードを設定する手順

ゲームモードをオンにすると「低遅延モード」となる。タップのタイミングがシビアな“音ゲー”では、かなり重宝する機能
■専用アプリでノイズキャンセリングを設定する手順

ノイズキャンセリングは強力な「ANCモード」、「通常モード」、外音も聞こえる「外音取り込みモード」の3つが選択できる。長押しで好みのモードに変更しよう
ワイヤレス充電が可能なら完璧だった!
ここまでCapsule3 Proの素晴らしいポイントをお伝えしてきましたが、少しだけ惜しい点も紹介しておきましょう。
まずはパススルー機能です。「外音取り込みモード」は、外の音も一緒に聞こえるシステムなのですが、あまり機能していません。また、パススルーで外音を聴くと少し音が高くなっています。ここは少し残念なポイントでした。
また、ケースの充電にワイヤレス充電がないのもマイナスポイントです。もし、ワイヤレス充電が可能になっていれば、1万円以下のイヤホンとしては完璧なベストチョイスになっていたでしょう。
最後に、Capsule3 Proにはイヤホンの装着検知機能がないので、耳から外しても再生が止まることはありません。筆者は普段SONY「WF-1000XM4」を愛用していますが、Capsule3 Proの音の止め方に少々あたふたしてしまいました。
さすがに、音質そのものはSONY「WF-1000XM4」と比べるとやや落ちますが、不満と言っても上記の3点ぐらいです。Capsule3 Proは1万円以下という低価格を考えれば、かなりコスパのいいANC搭載イヤホンという評価は変わりはありません。
現状の機種で、初めて低価格のANC搭載イヤホンを体験するなら、Capsule3 Proはコスパに優れたちょうどいい選択になると思います。

Capsule3 Proの充電にはUSB-Type Cを利用する。ワイヤレス充電機能もあれば完璧だったが、1万円以下でそこまで望むのは、さすがにおこがましいかもしれない(筆者撮影)
まとめ
いかがでしょうか? 格安のANC対応ワイヤレスイヤホンといえば、ノイキャンの性能が不安視されがちです。
しかし、今回実際にCapsule3 Proを使ってみたところ、明らかにノイキャン効果を体感できました。しかも、イヤホンとしての基本性能も非常に高く、とくに低音重視派には一度試して欲しいぐらいです。
ANC対応ワイヤレスイヤホンに1万円以上は出したくないけど、できるだけ優秀な製品が欲しいということなら、Capsule3 Proはかなり有力な候補になるでしょう。
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