キャッシュレス決済(QRコード)のひとつ「楽天ペイ」。ポイント還元率が高いことで知られている決済方法で、楽天ポイントを貯めている人にはとくに人気です。一方でしばしばエラーで、使えなくなる時もあります。

楽天ペイは大手コンビニやスーパーのほか、薬局、チェーンの飲食店、家電量販店などで利用することができます(画像は「楽天ペイ」公式サイトより引用)
楽天ペイがエラーで使用できない場合、有効期限が過ぎていたり、クレジットカードの利用額が上限に達している、クレジットカードの支払い遅延が発生しているなどの原因が考えられます。
しかし、「昨日まで問題なく使えていた」「まったく心当たりがない」などといった場合は、まずは楽天ペイ上で表示されているエラーメッセージを確認しましょう。
【エラーメッセージ別】楽天ペイがエラーで使えないときの主な原因と対処法
表示される以下のエラー別に、楽天ペイが使えない原因と対処法を解説します。
「現在サービスがご利用いただけません」の場合 | 再接続する
もっとも表示頻度が高いエラーメッセージは「現在サービスがご利用いただけません」というもの。このエラーが出た場合、以下の3点の対処法があります。
・スマホがネットに繋がっているか確認する
・楽天ペイアプリから1度ログアウトしてもう一度ログインする
・楽天ペイアプリを削除して再インストールする
以上の方法をすべて試してもエラーが消えず、なおかつ使用している端末がAndroidスマホの場合は楽天ペイの情報を紐づけているChromeアプリが無効になっている場合があります。
以下で詳しく説明します。
現在サービスがご利用いただけません | Google Chromeを有効化
楽天ペイの情報は、端末でメインに利用しているブラウザと紐づいています。
基本的にiPhoneならSafari、AndroidスマホならChromeアプリです。しかし、そのブラウザが無効になっている場合、「現在サービスがご利用いただけません」のエラーがでてしまいます。
AndroidスマホでChromeアプリを「有効」に戻す手順は以下の通りです。まず設定アプリを開きます。

【1】検索窓に①「Chrome」と入力します。【2】検索結果に表示された②「Chrome」をタップします

【3】③「有効にする」をタップして完了です
システムエラーが発生しました(invalid_request)| ログアウト後に再ログイン
「システムエラーが発生しました。エラーコード:invalid_request」と表示された場合、ログイン情報が古くなり、認証が通らなくなっている可能性があります。
楽天ペイアプリをログアウトし、もう一度ログインすると直ることが多いと報告されています。
システムエラーが発生しました(RAE003)| アプリ削除~再インストール後に手動ログイン
「システムエラーが発生しました。エラーコード:RAE003」と表示された場合、ログアウト後にアプリを削除。続けて再インストール後に手動ログインしましょう。

ログアウト後に楽天ペイアプリを削除し、再インストールしましょう。するとまずログイン画面が表示されるので①「ログイン」をタップします。自動ログインは必ず②「キャンセル」します

③ユーザーIDまたはメールアドレスを入力し、④「次へ」をタップします。⑤パスワードを入力し、⑥「ログイン」をタップして再ログイン完了です
コツは必ず手動入力でログインすること。
なお、この方法で改善しない場合は楽天市場にお問い合わせしましょう。
取引が失敗しました(PGW007)| 利用可能な金額の上限に達している
エラーコード「PGW007」が表示されている場合、楽天ポイントまたは楽天キャッシュのお支払い金額が上限に達しています。
楽天ペイ公式サイトによると、楽天ペイアプリでの楽天ポイント/楽天キャッシュのご利用上限金額は、1回あたり最大30,000ポイントとのこと。しかし、会員ランクや利用状況、利用店舗によって上限金額が異なる場合があります。
つまり、楽天ペイアプリの継続的な利用状況や「ダイヤモンド会員」「ゴールド会員」など楽天IDのステータスで上限の利用額が変わります。
「コンビニで4000円の買い物をしようとしたらエラーが出た」「ドラッグストアで7000円の買い物をしようとしたらエラーが出た」など細かなエラーの条件は人それぞれということになります。

楽天のランクは、レギュラー、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの順にアップしていき、楽天ペイにも反映されています(画像は「楽天PointClub」公式サイトより引用)
なお、「VE0005」「PGW005」「PGW006」もお支払い金額の上限を示すエラーコードです。
セキュリティエラー(CASH27) | 利用制限解除フォームより申請
「現在セキュリティチェックが発動しているため、ご利用いただけません(CASH27)」というエラーが出た場合、住所などの登録情報に誤りがある場合があります。

通常、楽天ペイの残高をチャージするときはアプリ画面右上の「楽天キャッシュ+チャージ」をタップし、任意の金額を入力して「チャージする」を選択すレばOK。しかし今回、筆者はカードから楽天ペイにチャージしようとした際に「CASH27」のエラーが出てしまいました

結論から言えばセキュリティエラー(CASH27)はは「申請した情報と楽天会員IDに登録している情報に相違がある」際に発生するもの。「楽天ペイアプリ(楽天キャッシュ)ご利用制限解除申請フォーム」から問い合わせたところ、筆者の住所入力ミスが判明。住所を修正して申請し直したところ、無事チャージすることができるようになりました