【2024】Androidのバージョンアップできない主な機種一覧と原因・対処法

Androidスマホで古い機種を使用していると、Android OSを最新のものにバージョンアップできない、バージョンアップの通知が届かないといったケースがあります。

【Android】バージョンアップできない主な機種と原因/対処法 | 古いスマホは要注意

2024年1月現在、最新のAndroid OSのバージョンは2023年10月にリリースされたAndroid 14。詳細な手順は後述しますが、たとえばGoogle Pixelでは「設定」アプリから「システム」→「システムアップデート」をタップし、Android OSを最新バージョンにアップグレードできます

(画像引用元:Android公式サイト

これらの原因は、古いAndroidスマホだと最新のAndroid OSへの対応をスマホメーカー側が終了していたり、必要な容量に対してストレージが不足していたりするからです。

今回は古いAndroidスマホがバージョンアップできない原因を一つひとつ解説。加えて2024年最新のバージョンアップ非対応機種の主な例を、一覧で紹介します。

【目次】

1.古いAndroidがバージョンアップできない原因は? | 空き容量とタイムゾーンを見直す
2.バージョンアップに非対応のスマホもある | キャリアが修理受付を打ち切った機種は「限界」
3.【ソフトバンク】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
4.【au】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
5.【ドコモ】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
6.【楽天モバイル】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧
7.バージョンアップできない機種のAndroidを使用し続けても大丈夫?
8.まとめ | スマホ購入時は長期間のOSアップグレードが保証されている端末を選ぼう

古いAndroidがバージョンアップできない原因は? | 空き容量とタイムゾーンを見直す

古いAndroidがバージョンアップできない場合、「スマホの空き容量不足」と「タイムゾーン」に原因があるケースが多く見受けられます。

古いAndroidがバージョンアップできない原因は? | 空き容量とタイムゾーンを見直す1

【スマホの空き容量の確認方法】【1】「設定」アプリを開き、①「ストレージ」をタップします。【2】ストレージの詳細情報が表示され、現在使用している容量と空き容量を確認できます。空き容量を増やしたい場合は、②「ストレージを管理」をタップします。【3】「Files」アプリへ遷移し、ジャンクファイルや使用していないアプリを削除できます

古いAndroidがバージョンアップできない原因は? | 空き容量とタイムゾーンを見直す2

【タイムゾーンの確認方法】【1】「設定」アプリを開き、①「システム」をタップします。【2】②「日付と時刻」の項目に現在端末が使用しているタイムゾーンが表示されます。日本国内から利用している場合は通常「日本標準時」に設定されています。異なるタイムゾーンを利用している場合は、②「日付と時刻」をタップします。【3】「タイムゾーン」から手動で変更することもできますが、正確な時刻でスマホを利用するためにも③「ネットワークから提供されたタイムゾーンを使用する」をオンにしておくことをおすすめします

以上の設定に問題がない場合、Androidの再起動、および使用するインターネット回線を変えてのアップデートを試してみましょう。

また、「Androidのアップデートが発表されたばかりでメーカーが最新版のAndroid OSの提供をまだ行っていない」というケースもあるため、利用しているスマホメーカーの公式サイトでAndroid OSの最新バージョンの提供時期を確認しましょう。

いずれにも問題がない場合、端末自体がAndroidのバージョンアップに非対応の可能性があります。

 【参考】Androidのバージョンアップの手順

AndroidスマホのOSを手動でバージョンアップする方法を解説します。使用しているスマホのバージョンも確認できるので、一度チェックしてみることをおすすめします。

バージョンアップの手順は以下の通りです。

【参考】Androidのバージョンアップの手順

【1】「設定」アプリを開き、①「システム」をタップします。【2】②「システムアップデート」に進みます。【3】バージョンアップが可能である場合、「システムアップデートが利用可能」と表示されます。③「ダウンロードしてインストール」をタップしてバージョンアップしましょう

筆者のAndroid端末の場合は、まだAndroid 14に更新していなかったため上記の操作によって「ダウンロードしてインストール」が可能。

すでに最新のOSを利用している場合およびバージョンアップに非対応のスマホの場合、「お使いのシステムは最新の状態です」と現在利用しているバージョン名が表示されます

バージョンアップに非対応のスマホもある | キャリアが修理受付を打ち切った機種は「限界」

最新のAndroid OS へバージョンアップ非対応の機種は、基本的にメーカーや通信キャリアでの「修理受付が終了した機種」とほぼ同じです。

バージョンアップに非対応のスマホもある | キャリアが修理受付を打ち切った機種は「限界」

auは修理対応受付が終了している機種では原則、バージョンアップの配信も停止すると明言しています。なおdocomoも同様の方針を明言しています。ソフトバンクは原則として修理受付終了まで実施可能としつつ、修理受付終了前であってもソフトウェア更新の配信を終了する場合があると含みを持たせています

(画像引用元:au公式サイト

なおいずれのキャリアでも、iPhoneと比べるとAndroidスマートフォンは製品寿命が短い傾向にあります。その理由として、OSやセキュリティパッチをアップデートできる期間が短いことが挙げられます。

Androidのサポート期間は、メーカーや機種によっても異なりますが、おおよそ2年から3年、長くて5年程度。ちなみに内閣府の調査によると、携帯電話の平均使用年数は4.3年で、36.5%の利用者は故障を理由に端末を買い替えています。急な故障によって慌てないためにも、スマホの寿命は3年ほど、長く見積もっても5年程度と割り切って、端末の購入時にはアップデーㇳ保証や長めのセキュリティアップデート保証がある端末を購入することをおすすめします。

【ソフトバンク】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧

ここからは各メーカーの修理受付の終了機種を出典として、バージョンアップに非対応の主要機種を通信キャリア別にご紹介します。

まずはソフトバンクのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。

シリーズ名 機種名
GALAXY GALAXY Tab4
Galaxy S6 edge
Xperia Xperia XZ2
Xperia XZ3
AQUOS AQUOS R compact
AQUOS zero
AQUOS R2
AQUOS R2 compact
HUAWEI HUAWEI Mate 20 Pro

参考元:ソフトバンク「修理受付終了機種および終了予定機種」

【au】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧

auのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。

シリーズ名 機種名
GALAXY Galaxy S9+ SCV39
Galaxy S9 SCV38
Galaxy S10+ SCV42
Galaxy Fold SCV44
Xperia Xperia XZ2 SOV37
Xperia XZ2 Premium SOV38
Xperia XZ3 SOV39
Xperia 1 SOV40
AQUOS AQUOS sense SHV40
AQUOS R compact SHV41
AQUOS R2 SHV42
AQUOS R3 SHV44
HUAWEI HUAWEI nova 2 HWV31
HUAWEI P20 lite HWV32
KYOCERA BASIO 3
LG Electronics LG it LGV36

参考元:au「修理受付対応状況」

【ドコモ】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧

ドコモのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。

シリーズ名 機種名
GALAXY Galaxy S9+ SC-03K
Galaxy Feel2 SC-02L
Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
Xperia Xperia XZ2 Premium SO-04K
Xperia XZ2 Compact SO-05K
Xperia XZ2 SO-03K
Xperia XZ3 SO-01L
Xperia 1 SO-03L
AQUOS AQUOS R SH-03J
AQUOS R2 SH-03K
HUAWEI HUAWEI P20 Pro HW-01K

参考元:ドコモ「修理受付対応状況」

【楽天モバイル】Androidのバージョンアップ非対応の主要機種一覧

楽天モバイルのAndroid端末で、最新のバージョンアップに非対応の主要機種は、以下の通りです。

シリーズ名 機種名
GALAXY Galaxy A7
Xperia Xperia Ace
HUAWEI HUAWEI nova 5T
HUAWEI P30 lite
OPPO OPPO A5 2020
OPPO Reno A 128GB
楽天モバイル Rakuten Hand
Rakuten Mini

参考元:楽天モバイル「メーカー修理受付終了機種および終了予定機種一覧」

バージョンアップできない機種のAndroidを使用し続けても大丈夫?

Android OSのバージョンアップは、スマホの機能や操作性といった品質の向上だけでなく、セキュリティ上の欠陥を修正する重要な役割があります。バージョンアップできない機種を使い続けると、セキュリティが脆弱になりデメリットが大きいため、できる限り早めの機種変更をおすすめします。

まとめ | スマホ購入時は長期間のOSアップグレードが保証されている端末を選ぼう

今回はAndroidスマートフォンのOSがアップデートできない場合の原因や対処法、バージョンアップに非対応の四大通信キャリアの主要機種について解説しました。

端末を購入する際には、Android OSアップグレードのサポートが付帯している機種を選ぶと、長く安全に利用できます。

たとえばGalaxyでは、S21シリーズ以降のハイエンドモデルは4世代のAndroid OSのアップグレードサポートや、5年間のセキュリティアップデートが保証されています

(画像引用元:SAMSUNG公式サイト

Galaxy以外では、Google PixelもPixel 6以降のシリーズは発売から3年間のAndroidのバージョンアップ保証、および発売から5年間までセキュリティアップデートが保証されており、 Pixel 8とPixel 8 Proについてはバージョンアップ保証もセキュリティアップデート保証も最低7年間という長期の保証が提供されています。

一台のスマホを中長期的に使いたい場合は、このように長期間のOSアップグレードが保証されているものを選ぶと「バージョンアップできない」という悩みに直面することが少なくなるのでおすすめです。

※サムネイル画像(Image:TY Lim / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
iPhone・Android・SNS・パソコン関連・キャッシュレス、QRコード決済など、さまざまな情報を独自の視点や切り口で発信するニュースサイト
X/Twitter:@otonalife

iPhone/Androidスマホやキャッシュレス決済、SNS、アプリに関する情報サイト[オトナライフ]

関連記事

【2024】Androidのバージョンアップできない主な機種一覧と原因・対処法のページです。オトナライフは、【iPhone&AndroidAndroidドコモソフトバンクau楽天モバイルアップデートAndroidの使い方】の最新ニュースをいち早くお届けします。