移動でポイントが貯まる「トリマ」アプリは危険?位置情報/住所バレの危険性を解説

「トリマ」とは、移動するだけでポイントが貯まるポイ活アプリです。トリマで貯まったポイントはAmazonギフト券や楽天ポイント、dポイントへ交換することができます。

移動でポイントが貯まる「トリマ」アプリは危険?位置情報/住所バレの危険性を解説

トリマはバックグラウンドで位置情報の取得を「常に」求めるアプリ。アプリの使用中のみ位置情報を許可しても、「常に許可」への設定変更を求められます

アプリに自分の位置情報を24時間絶え間なく把握されることに不安を覚える方もいるのではないでしょうか。

今回はトリマがなぜ位置情報を常に取得し続けるのか、アプリの安全性などについて解説します。

移動でポイントが貯まる「トリマ」アプリの仕組み/稼ぎ方

「トリマ」アプリにおけるポイントを獲得する流れは、以下のようになります。

移動でポイントが貯まる「トリマ」アプリの仕組み/稼ぎ方

ポイ活アプリの 「トリマ」 は、インストールされたスマホを持って移動するとタンクにマイルが貯まり、それを回収することでアプリ内のマイル(ポイント)が加算されていくというシステムになっています。 移動は ①歩く、走る ②自動車の移動 ③電車での移動 でタンクが貯まります。 飛行機での移動はカウントされないようです(画像引用元:トリマ公式サイトより)

移動するだけでポイントが獲得できる理由は、トリマの運営会社のジオテクノロジーズが地図を制作する会社のため。地図整備のために利用者へポイント還元する形で位置情報データを収集しているからです。位置情報データは、個人が特定できないよう匿名化処理した上で活用されているので安心です。

トリマの登録方法

トリマへ登録する手順は以下の通りです。

トリマの登録方法1

【1】「トリマ」のアプリをダウンロードし、起動します。チュートリアルが始まるので「次へ」をタップしていきます。途中スマホ端末から「”トリマ”に位置情報の仕様を許可しますか?」と聞かれたら「許可」をタップしておきましょう。【2】トリマを利用するには利用規約・プライバシーポリシーへの同意が必要です。確認したら「利用規約・プライバシーポリシーに同意」にチェックを入れ、「次へ」をタップします

トリマの登録方法2

【3】招待コードをお持ちの方は入力し、持っていない方はそのまま「トリマをはじめる」をタップします。【4】トリマで貯まったマイルを交換するにはログインが必要です。「マイページへ移動」をタップすると新規会員登録をすることができるので、タップします

トリマの登録方法3

【5】ソーシャルログインまたはメールアドレスで新規会員登録します。【6】会員登録をし、トリマを利用しようとすると、位置情報を常にオンにするよう促されるので、「設定する」をタップし、端末の設定画面からトリマの位置情報取得を「常に」許可するよう設定しましょう。これでトリマの登録が完了し、利用できるようになりました

トリマアプリはどれくらい稼げる?1万歩+電車移動の収益

移動するだけでトリマではどのくらい稼げるのでしょうか?

筆者の場合、歩行と電車移動をあわせて「15マイル×14回=210マイル」を1日で貯めることができました。しかし、1マイルはお金に換算すると“0.01円相当”のため、結局のところ1日の稼ぎは「約2円」ほど。まとまった額を稼ぐのは厳しそうです。

トリマと同じく移動系ポイ活のアルコインとの比較など、より詳しい内容はこちらをご覧ください。

トリマアプリで公開されている主な「マイルが貯まる案件」の例

トリマでは「移動」以外にも、アンケートやミッション、ゲームなど多様な方法でマイルを稼ぐことができます。

トリマアプリで公開されている主な「マイルが貯まる案件」の例

たとえばアンケートの場合、自分の生年月日や職業、年収といった15問ほどの個人情報に答えると300マイル程度獲得できます。ミッションはクレジットカード作成や会員登録などポイントサイトの案件と同様の内容で、獲得できるマイルの数も5,000マイル程度のものから400,000マイルを超えるものまでさまざまです。ゲームにはトリマゲーム、トリマクイズがあり、それぞれ抽選券やスタンプを集めてマイルが当たる抽選に参加することができます

トリマアプリは危険? | 位置情報は匿名化された上で地図作成に利用されている

前述の通り、トリマの運営会社は地図の制作会社です。個人情報の収集が目的ではなく、位置情報の収集が目的であり、位置情報は匿名化された上で活用されているので安全だといえます。

トリマアプリは危険? | トリマ利用時に必要な個人情報の内訳

そもそもトリマ利用時に求められる個人情報は多くありません。新規登録の方法は、メールアドレスとパスワードを決めて登録するか、ソーシャルログインのみとなっています。
ちなみに筆者は「メルアドぽいぽい」のフリーメールアドレスで登録できるか試してみましたが、問題なく登録することができました。

トリマアプリは危険? | トリマ内で収集されるその他のデータ

トリマでは位置情報やユーザー情報、広告閲覧履歴やアプリ内での行動情報が、個人情報とは紐づかない形で運営会社やその他の会社が提供しているツールを通じて収集されています。個人情報と紐づいてはいないので、一定の安全性は確保されているといえます。

トリマアプリをより安全に使うには? | 歩数カウントのみ行い位置情報をオフ

トリマアプリに常に位置情報を知られるのにどうしても抵抗を感じる場合には、移動距離をカウントせず累計歩数だけでマイルを稼ぐことができます。

トリマを歩数カウントのみにする手順は以下の通りです。

トリマアプリをより安全に使うには? | 歩数カウントのみ行い位置情報をオフ

【1】スマホ端末の「設定」を開き、①「トリマ」をタップします。【2】トリマの②「位置情報」を「許可しない」に設定し、歩数を同期するために「モーションとフィットネス」をオンにします。【3】トリマアプリのマイページを開くと、移動距離はカウントされずに歩数のみカウントされています

まとめ

今回は移動するだけでポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」の安全性や登録方法について解説しました。運営会社に位置情報は把握されますが、個人情報と紐づけられていないので危険性は低いですし、位置情報を収集する目的が地図の整備や情報更新に役立てるためと知ると、納得できて安心ですね。

オトナライフ編集部
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