2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後「iOS 16.1」「iOS 16.2」「iOS 16.3」が相次いで公開されていますが、2023年3月27日には最新版「iOS 16.4」がリリースされました。iOS 16では初期トラブルがいくつかみられましたが、さすがにここまでアップデートが繰り返されているので、不具合はかなり解消されています。そこで今回は、最新版iOS 16.4でいったい何がどう変わったのか詳しく解説しましょう。
2023年3月27日、最新版iOS 16.4がリリース!
2022年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされたのはご存じでしょう。「iOS 16」にはさまざまな新機能が追加されているので、便利な新機能を早めに試してみたいところです。iOS 16の新機能について詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。
しかし、iOSのメジャーアップデートでは毎回バッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合がみられます。
そこで、これらの不具合を解消した「iOS 16.0.2」「iOS 16.0.3」「iOS 16.1」「iOS 16.1.1」「iOS 16.1.2」「iOS 16.2」「iOS 16.3」「iOS 16.3.1」が相次いでリリースされました。
そして、2023年3月27日には最新版「iOS 16.4」がリリースされたのです。果たして、今回は何がどう変わっているのでしょうか?
ちなみに、2023年2月にリリースされた前回のiOS 16.3.1ではバグ修正とセキュリティ強化のみで、新機能は追加されていません。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
なお、iOSのアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。
iOS 16.4では何がどのように変わったの?
それではさっそく、最新版iOS 16.4のアップデート内容を確認してみましょう。
まず、注目したいのが、絵文字キーボードで動物や手のジェスチャー、物などの絵文字が21個も追加されていることです。
●Emojipedia「First Look: New Emojis in iOS 16.4」は→こちら
次に、「写真」アプリの重複項目アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内で重複している写真や動画を検出できる機能が追加されています。
また、通話中に「声を分離」を利用し、周囲のノイズを遮断することで自分の声だけを優先する機能も追加されたり、子どもがヌード写真を送受信したときに警告するする機能を、保護者が設定することが可能となっています。
なお、iPhone 14/14 Proシリーズで、一時問題となっていた衝突事故を検出する機能が、今回も引き続き最適化されているようです。
iOS 16.4の内容
・絵文字キーボードで、動物、手のジェスチャー、物などの21個の新しい絵文字を使用可能
・ホーム画面に追加したWeb Appの通知
・セルラー通話で“声を分離”を使用して、自分の声を優先し、周囲のノイズを遮断することが可能
・“写真”の“重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオの検出にも対応
・VoiceOverが天気Appの地図に対応
・光の点滅やストロボ効果がビデオで検知された場合に、表示を自動的に暗くするアクセシビリティ設定を追加
・お子様用の“コミュニケーションの安全性”で、お子様がヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能を親/保護者が設定可能
・お子様からの承認と購入のリクエストが親/保護者のデバイスに表示されないことがある問題を修正
・Matterと互換性のあるサーモスタットをApple Homeとペアリングしたときに、サーモスタットが反応しなくなる可能性がある問題に対応
・iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
●Apple「iOS 16 のアップデートについて」は→こちら
まとめ
いかがでしょうか? iOS 16.4ではバグ修正やセキュリティ強化だけでなく、新たに絵文字が追加されたり、重複写真検索機能や通話中のノイズカット機能など、意外と実用的な新機能が追加されています。
もし、まだiOS 15のままiPhoneを使用しているなら、早めにiOS 16.4にアップデートしておいたほうがいいでしょう。