2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後バグ修正や新機能を追加したアップデートが相次いで公開されています。2023年3月27日には「iOS16.4」がリリースされたばかりですが、それから2週間後の4月8日には、早くも最新版「iOS 16.4.1」がリリースされました。そこで今回は、最新版iOS 16.4.1でいったい何がどう変わったのか詳しく解説しましょう。
2023年4月8日、最新版iOS 16.4.1がリリース!
22年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされたのは皆さんご存じでしょう。「iOS 16」にはさまざまな新機能が追加されているので、便利な新機能を早めに試してみたいところです。
iOS 16の新機能について詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。
iOSのメジャーアップデートでは毎回バッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合が見られます。
そこで、これらの不具合を解消したアップデートが次々とリリースされてきました。23年3月27日には「iOS 16.4」がリリースされましたが、詳しい内容はこちらの記事でチェックできます。
ところが、iOS 16.4のリリースから2週間後の23年4月8日には、早くも「iOS 16.4.1」が発表されたのです。今回はいったい何がどう変わったのでしょうか?
ちなみに、iOSのアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。
iOS 16.4.1では何がどのように変わったの?
それではさっそく、最新版iOS 16.4.1のアップデート内容を確認してみましょう。
今回のアップデートでは新機能はなく、バグ修正とセキュリティのアップデートにとどまっています。
まず、バグ修正に関しては「押している手」の絵文字でスキントーン(肌色)の選択肢が表示されない問題が改善されました。
これは前回のiOS 16.4で追加された絵文字の「押している手」を長押ししても、肌色の候補が表示されなかった問題を解決しています。
●Emojipedia「First Look: New Emojis in iOS 16.4」は→こちら
次に、Siriが応答せず「接続で問題が起きています」とエラー表示されて、使用できないことがある問題の修正が行われています。
もし、iOS 16.4にアップデートしてSiriに不具合が出た人は、今回の修正で利用できるようになるかもしれません。
●iOS 16.4.1のバグ修正内容
・押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
・Siriが応答しないことがある問題
●Apple「iOS 16 のアップデートについて」は→こちら
また、セキュリティアップデートに関しては「About the security content of iOS 16.4.1 and iPadOS 16.4.1」において、下記の2つの問題点を改善しています。
ひとつめは、IOSurfaceアクセラレータで、アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できることがある脆弱性を修正しています。
Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しているとのこと。
もうひとつは、WebKitにおいて悪意を持って作成されたWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があり、これを修正しています。
Appleではこの問題についても悪用された可能性があるという報告を受けているようです。
●Apple「About the security content of iOS 16.4.1 and iPadOS 16.4.1」は→こちら
まとめ
いかがでしょうか? iOS 16.4では新機能も搭載されていましたが、今回のiOS 16.4.1ではバグ修正やセキュリティ強化にとどまっています。
ただし、Siriにエラーが出ていた人にはありがたいバグ修正ですし、セキュリティの脆弱性の改善に関しては、iPhoneを安全に使ううえで非常に重要なので、今すぐアップデートしておいたほうがいいでしょう。