楽天モバイルのプラチナバンド獲得の報道を受け、SNSでは期待の声多数!

ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアに続く第4のキャリアとなった楽天モバイルだが、相変わらず「つながりにくい」という不満の声は少なくない。その大きな原因のひとつとして考えられるのが「プラチナバンド」といわれる、700MHz~900MHz帯の周波数帯が割り当てられていないことだろう。その”悲願”とも言うべきプラチナバンド獲得の可能性が報じられている。

プラチナバンドの割り当て「2023年秋頃をめざす」松本総務大臣が明言

プラチナバンド

700MHz~900MHz帯の周波数帯は「プラチナバンド」と言われ、ビルや障害物のうらに回り込む特性があるので繋がりやすいとされている

2023年4月18日、松本剛明総務大臣は、プラチナバンドである700MHz帯について2023年秋に割り当てる考えを示した。記者会見では「審議会で夏頃に割り当て可能との結論が出た場合、2023年秋頃をめざす」と述べた。700MHz帯は障害物の影響を受けにくく、建物のなかや地下でもつながりやすい特徴がある。

楽天モバイルはドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアが保有しているプラチナバンドを保有しておらず、エリアカバーを広げるために獲得を目指している。同社の矢澤俊介社長は、2023年2月に行われた取引先企業向けイベントでも「「2023年末か2024年初には(プラチナバンドの)サービスを開始したい」と述べていた。700MHz帯が携帯電話用に割り当てられることが決定すれば、楽天モバイルは申請を行うと見られる。

楽天モバイルに追い風が吹く? 業界の勢力図に変化は

楽天モバイル

人口カバー率98%突破と謳う楽天モバイルだが、3大キャリアは99%超える。「つながりにくい」との声も多い

楽天モバイルは独自基地局増設の費用などがかさみ、楽天グループ全体の2022年12月期連結決算において、最終損益が3,728億円の赤字となった原因のひとつとされている。加えて、「0円プラン」廃止でユーザーが他の格安SIMに流出したこともあり、厳しい状況であることは否定できない。

そして何よりも「つながりにくい」のが携帯キャリアとしては致命的な弱点だ。今回の報道を受けて、早くもSNSでは「これはすごい追い風」「プラチナバンド入ったら契約しよかな」と期待の声で盛り上がっている。さらに、4月14日からスタートした楽天ブランドの5GスマホやWi-Fiルーターが1円で購入できるキャンペーンも、「プラチナバンド非対応機種の在庫処分か?」という推測も起こるほどだ。

プラチナバンド獲得は低迷気味の楽天モバイルの再浮上へのきっかけとなりうるのか。実際に割り当てられた場合、かなりのアドバンテージとなり、業界の勢力図にも影響がある可能性もある。

しかし、今回の報道ではあくまでも「携帯電話用に700MHz帯の割り当てを目指す」というもので、楽天モバイルに割り当てるかどうかが決定したわけではない。しかし楽天モバイル及びユーザーにとっては悲願のプラチナバンド。大手キャリアの公正な競争とサービス向上の視点からも、楽天モバイルへのプラチナバンド割り当てに期待が高まる。

引用元:【総務省
引用元:松本総務大臣閣議後記者会見の概要【総務省
●楽天モバイル(公式)は→こちら

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