iPhone「ライブリスニング」機能の使われ方が怖い – 置かれたままのiPhoneはもしや…

iPhoneには時々、思いもよらないような衝撃の機能が搭載されている。便利に見える機能でも、活用方法によっては悪用できてしまうこともあるため、各ユーザーがしっかりと正しい使い方を把握しておくことが何よりも大切だ。

2023年4月16日に投稿された、あとぺ@iPhoneおトク情報@atope_iphoneさん「悪用厳禁ですが、iPhoneで盗聴できます。「 ライブリスニング 」機能を使えば、iPhoneを置いてある所の音をAirPodsで聞けます。スタバでトイレに行ってる間に、もし友だちが悪口を言ってたらショック受けるかも。実際にやると怖くて危険なんだけど、Apple公式サイトにも書いてある本当の使い方は…」というツイートには、iPhoneでライブリスニング機能を使う方法を解説する動画が添えられていた。この投稿には1.3万件以上の「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。

ライブリスニング機能って、なに?

iPhoneの「ライブリスニング」とは、iPhone本体が集音した音声を、離れた場所からでもBluetoothに接続したAirPodsで聞くことができるという便利機能だ。

ライブリスニングの使い方は、まず「設定」アプリを開き、「コントロールセンター」を選択。

ライブリスニングの使い方1

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

ライブリスニングの使い方2

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

スクロールして「聴覚」の項目をタップし「含まれているコントロール」の一覧に「聴覚」が入っているかを確認する。

ライブリスニングの使い方3

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

ライブリスニングの使い方4

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

次に、コントロールセンター上に、耳のマークが追加されているはずなので、そちらをタップして「ライブリスニング」を「オン」に。

ライブリスニングの使い方5

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

ライブリスニングの使い方6

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

ライブリスニングの使い方7

(画像は「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)

すると、その場を離れてもBluetoothが接続されているイヤホンがあれば、iPhoneが置いてある場所の周囲の音声を聞くことができるようになるのだ。

Appleの公式サイトでは、騒がしい場所で相手の声を聞き取りたい時や、部屋の向こう側で話している人の声を聞きたい時、またiPhoneを補聴器として活用したい場合などに、ライブリスニングの機能を利用するよう呼び掛けている。

しかし、ライブリスニングはiPhoneが置いてある場所の音を遠隔で聞くことができるため、この機能を悪用すると簡単に盗聴ができてしまうといったデメリットもあるのだ。

画面をスリープした状態でも利用可能

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「iPhone置いてトイレに行くのも怖いし、悪口聞くのも怖いです。このような機能、あったんですね。」「探偵になった気分が味わえるけど、怖い」と、ライブリスニング機能の怖さに衝撃を受ける声や、「このような機能があるとは知らなかったです。充電中とかでもできたら、自然すぎて会話を聞かれているのわからないかも」と、悪用された場合は気付かないかも知れないといった声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。

筆者も自身のiPhoneで、実際にライブリスニングの機能を試してみたのだが、まさかの画面をスリープにした状態でも利用できてしまった。つまり、iPhoneの外見上は、ライブリスニングが起動されているかどうかが、まったくわからないのである。

この事実を知ってしまうと、公共のテーブルや椅子になんとなく置いてある、誰かの忘れ物のようなiPhoneが、実は盗聴器だったという可能性もあると思うと、少し気持ちが悪くなってしまった。

倫理観を持って利用しよう!

意外と知られていない iPhoneのライブリスニング機能を紹介した今回のツイート。Appleが想定しているライブリスニングの本来の使い方は、あくまで補聴器としての機能なので、悪用だけは決してしないようにしてほしい。

せっかくの便利機能だというのに、一部の人がおかしな使い方をして問題になってしまうと、今後のアップデートで機能をまるごと削除されてしまう可能性もある。そうなると、実際に補聴器として活用している人たちの迷惑になってしまうので、ユーザー一人ひとりの倫理観が何よりも大切だ。

今回の情報を提供してくれた投稿者のあとぺさんは、「iPhoneろぐ.com」というサイトを運営している。「iPhoneろぐ.com」では、あとぺさんが過去にツイッターで紹介したiPhoneの裏技・便利技をまとめたページもあるので、今回の投稿が気に入った方は、ぜひこちらも合わせてチェックしてみてはいかがだろうか。

●iPhoneろぐ.comは→こちら

※サムネイル画像(Image:「あとぺ@iPhoneおトク情報(@atope_iphone)」さん提供)※画像は一部編集部で加工しています

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