【完全ガイド】バンドルカードはやばい?審査なしで使えるカードの金利と還元率、危険性

バンドルカードは、スマホアプリで簡単に発行できるプリペイドカード。年齢制限がなく、審査なしで誰でも発行できる便利なカードです。しかし、本当に「お得」なのか気になりませんか?

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バンドルカードはスマホからの申込みで作れるプリペイドカード。たったの1分で発行が完了します

(画像引用元:バンドルカード公式サイト

バンドルカードにはクレジットカードのようなポイント還元は一切ありません。なおかつ、後払いの手数料が消費者金融よりも高いという一面があるため利用には注意が必要です。

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後述しますが、チャージに手数料がかかることやポイント還元がないという面でバンドルカードはクレジットカードに劣ります。この記事では、バンドルカードの特徴やメリット、デメリットを徹底解説します

そもそもバンドルカードとは?

バンドルカードとは、スマホアプリから簡単に発行できるVISAブランドのプリペイドカード。

そもそもバンドルカードとは?

バンドルカードの発行と使い方は簡単。カードを発行したらお金をチャージするだけで、すぐにお買い物に利用できます

バンドルカードの支払方法は「チャージ」と「後払い」の2パターン。基本的には前者がメインの支払い方法です。チャージした金額だけ使えるので、クレジットカードのように「使いすぎてしまう」リスクは低め。審査や年齢制限がないので、誰でもすぐに使えるようになります。

バンドルカードの基本情報を以下の表にまとめました。

利用限度額 50,000円
清算方法 コンビニ払い
セブン銀行ATM
ネット銀行
銀行ATM(ペイジー)
チャージ手数料 3,000~10,000円チャージの場合:510円
11,000~20,000円チャージの場合:510円
21,000~30,000円チャージの場合:815円
31,000~40,000円チャージの場合:1,170円
41,000~50,000円チャージの場合:1,830円
清算期限 入金月の翌月末
注意点 残高を利用しない場合も、残高の返金は不可
本人確認 不要

バンドルカードを含めた後払いアプリについてはこちらで詳しく紹介しています。

バンドルカードの種類

バンドルカードには、以下の3種類があります。

・バーチャルカード
無料で発行できるインターネット専用のカード。ネット上で発行され、利用もネット上に限ります。チャージには制限があり、1回のチャージ上限は3万円、1カ月のチャージ上限は12万円です。ただし、カードに保有できる残高の上限は10万円です。

・リアルカード
一般的なクレジットカードのようにプラスチックカードとして発行されるカード。300円または400円が発行手数料としてかかります。VISA加盟店であればネットに限らず国内の実店舗で利用可能。チャージ制限や残高上限額はバーチャルカードと同じです。

・リアル+(リアルプラス)
リアルカードの上位プランのカードです。リアルカードとの違いは、宿泊施設やガソリンスタンドのほか、海外のVisa加盟店で利用できるようになること。利用範囲が広がるだけなく、1回のチャージ上限が10万円、1カ月のチャージ上限が200万円と大幅にアップします。

各バンドルカードの詳しいチャージ上限額は、以下の通りです。

制限項目 バーチャルカード
リアルカード
リアル+
(リアルプラス)
1回のチャージ上限 3万円 10万円
月間チャージ上限 12万円 200万円
残高上限額 10万円 100万円
累計チャージ上限額 100万円
ポチっとチャージ上限額
※1度の申込みでチャージ(後払い)できる上限
1度の申込みつき、3,000円~50,000円
※利用申込みには、都度審査が必要

バンドルカードのメリット:審査、年齢制限なしで発行可能

バンドルカード最大のメリットは、審査や年齢制限がないことです。クレジットカードやデビットカードでは、信用情報や収入などを審査するのが一般的ですが、バンドルカードでは審査なしで発行できます。また、未成年者でも発行できるので、学生やフリーターなどにもおすすめです。ただし、バンドルカードリアル+の場合のみ本人確認手続きが求められます。

バンドルカードはやばい?危険性とデメリット

「やばい」との噂もあるバンドルカードですが、どのようなデメリットや危険性があるのでしょうか?

【デメリット】ポイント還元が無い

クレジットカードには利用金額に応じてポイント還元があるものが多いですよね。しかし、バンドルカードにはポイント還元などの特典はありません。他のクレジットカードと比較し、利用するメリットは少ないと感じるかもしれません。

【デメリット】ポチっとチャージ(後払い)の金利が極めて高い

チャージするお金を後払いできるバンドルカードのポチっとチャージは、金利が極めて高いので要注意。

たとえば、3,000円をポチっとチャージした場合の手数料は510円。支払期限の30日後までに支払ったとしても、年利に換算した場合の金利は約207%です。貸金業法で10万円未満の上限金利は20%と決まっていますが、バンドルカードのポチっとチャージは貸金業法の対象ではないため当てはまりません。上限金利の10倍以上の手数料が設定されていても違法ではないのです。

申込み金額に応じたポチっとチャージの手数料は、以下の通りです。

申込み金額 手数料
3,000~10,000円チャージの場合 510円
11,000~20,000円チャージの場合 815円
21,000~30,000円チャージの場合 1,170円
31,000~40,000円チャージの場合 1,525円
41,000~50,000円チャージの場合 1,830円

「違法ではない」とは言え、貸金業法の上限金利を最大で10倍以上上回る手数料は「極めて高く、あまり積極的に利用すべきではない水準」と言えるのではないでしょうか。

【デメリット】最大限度額が低い

バンドルカード(バーチャルカード、リアルカード)に保有できる最大限度額は10万円。他のクレジットカードやプリペイドカードに比べて非常に低いため、大きな買い物をする場合やなどで多額の支払いが必要な場合は、不便に感じるでしょう。

【デメリット】リアルカードの発行にも手数料がかかる

バーチャルカードは無料で発行できますが、リアルカードは有料です。 リアルカードの発行は1枚につき300円~400円の手数料がかかり、リアルカード+なら600円~700円の発行手数料が必要です。リアルカードを使いたい場合は、コストがかかるのでご注意ください。

バンドルカードとVプリカの比較

Vプリカは、Visa加盟店で使えるインターネット専用のプリペイドカード。バンドルカードとよく比較対象になるサービスです。

バンドルカードとVプリカは何が違うのかなど、両者の利点など違いを比較してみましょう。

バンドルカードとVプリカの比較

バンドルカードもVプリカもインターネットで使えるカード。どのような違いがあるでしょうか

審査の有無

基本的にVプリカ・バンドルカードともに審査はありません。利用登録後、すぐに利用できます。

審査の有無

Vプリカは18歳未満の場合は親権者の同意が必要ですが、審査はありません。またバンドルカードも基本的に審査はなく、登録後すぐに利用できるのがメリットです

リアルカードの有無

Vプリカにリアルカードはありませんが、カード型のギフト券(Vプリカギフト)というものがあります。

リアルカードの有無

Vプリカはリアルカードを発行していません。バンドルカードはネット専用のバーチャルカード以外に、有料のリアルカードとリアルカード+を発行しています

チャージの方法

Vプリカはチャージ方法が2種類しかありませんが、バンドルカードは9種類のチャージ方法に対応しています。

チャージの方法

Vプリカはコンビニまたはインターネットから購入できますが、チャージはクレジットカードとネットバンキングの2種類のみ。バンドルカードは、9種類のチャージ方法に対応しているため自分に合った方法で利用できます

限度額の違い

限度額は、発行するバンドルカードの種類によって異なります。

限度額の違い

Vプリカの上限金額は10万円。バンドルカードの場合、バーチャルカード・リアルカードの限度額は10万円、リアルカード+だと100万円です。なお、Vプリカの取扱券種は500円から30,000円です

年会費

年会費の違いはありません。

年会費

Vプリカ、バンドルカードともに年会費はありません。カード利用料やアカウント登録料も不要です

クレジットカードとバンドルカードの比較

バンドルカードの利用を考えているなら、クレジットカードとの違いを把握しておきましょう。

クレジットカードとバンドルカードの比較

楽天カードは、クレジットカードの中でも人気の高いカードです

一例として楽天カードとバンドルカードを比較してみました。

ポイント還元率

楽天カードの場合、通常のポイント還元率は1%。楽天市場アプリの利用ならポイント還元率は3.5%以上になります。お得なキャンペーンを実施していることも多く、使えば使うほどポイントが貯まる仕組みです。一方、バンドルカードにポイント還元はありません。

特典・保証

楽天カードの場合、海外旅行でのケガや事故にあった場合などに使える海外旅行損害保険が200万円~3,000万円相当付帯。その他にもカードの種類によって、国内旅行傷害保険や動産総合保険などの付帯もあります。しかし、バンドルカードには保険付帯などはありません。

限度額の違い

楽天カードの場合、限度額は目安として50万円。利用可能な枠の上限は100万円のため、収入に応じて引き上げることも可能です。一方で、無料で使えるバンドルカードの月間チャージ上限は12万円。月に12万円以上利用したい場合は、有料かつ本人確認書類の提出が必要なリアルカード+に申し込まなければなりません。

年会費

楽天カードとバンドルカードはともに年会費不要。ただし楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードはそれぞれ2,200円(税込み)、11,000円(税込み)の年会費がかかります。バンドルカードは、カードの種類に限らず年会費はかかりません。

バンドルカードの使い方・チャージ方法

バンドルカードの使い方とチャージ方法について説明します。

バンドルカードが使えるお店

バンドルカードは、VISAブランドのプリペイドカードなので、VISA加盟店ならほとんどの店舗で利用可能。アプリ内課金やネットサブスクにも使えます。ただし、海外で利用したい場合やガソリンスタンドなどでの利用にはリアルカードの発行が必要です。

しかし、VISA加盟店であってもカード決済の仕組み上、利用できない店舗もあります。また一定回数以上、カード情報入力に失敗すると利用制限がかかることがあります。

バンドルカードの支払い方法

バンドルカードの支払い方法は、「チャージ」と「後払い」の2通り。チャージは、コンビニや銀行ATM、ネットバンキングなどで事前にお金を入れる方法で、9通りのチャージ方法があります。後払いは「ポチっとチャージ」という機能を使って後からお金を支払う方法です。

ポチっとチャージ(後払い)は基本的におすすめしない

ポチっとチャージ(後払い)は、前述の通り金利が極めて高いため、基本的に利用はおすすめしません。貸金業法の上限金利を上回る非常に高い金利水準が設定されているため、実際にチャージした金額を大きく上回る支払いが必要となります。緊急時や必要最低限の場合にのみ利用しましょう。

バンドルカードに関するよくある質問

バンドルカードについて、よくある質問についてまとめました。

未成年でも申し込みできる?

バンドルカードは年齢制限がないため、未成年でも申し込みできます。中学生や高校生でも申込み可能ですが、ポチっとチャージは満13歳以上からの利用となります。

専業主婦でも申し込みできる?

バンドルカードは、専業主婦でも申し込みできます。プリペイドカードなので、収入や職業などの審査がないためです。 ただし、ポチっとチャージ(後払い)の利用には、別途審査があります。

バンドルカードには「審査落ち」は存在する?

基本的にバンドルカードの発行に審査はありませんが、「リアルカード+」の発行時に提出した本人確認書類によっては申込みキャンセルとなるケースがあります。なお、ポチっとチャージの場合は都度の審査がありますが、支払いが滞っていたり複数のアカウントを所持するなど利用規定に違反すると審査に通らない可能性があります。

バンドルカードの金利や手数料は高い?

バンドルカードの金利や手数料は、高いと言えます。バンドルカードのポチっとチャージ(後払い)は、最大で貸金業法の上限金利の10倍にもなる手数料を設定しており、消費者金融の金利よりも高いため、繰り返しになりますがおすすめしません。 リアルカードの発行は前述したように手数料がかかります。再発行する場合も980円かかるため、 バンドルカードの利用をはじめるときは、コストを考慮しましょう。

まとめ

審査なしで誰でも簡単にカード発行できるのが魅力のバンドルカードですが、金利の高さには注意が必要。とくにポチっとチャージは、かなり高い金利が取られます。バンドルカードのチャージ方法は豊富なので、利用の際は自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。

※サムネイル画像は(Image:​「VANDLE CARD」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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