Microsoft Edge、話題のBingでシェア拡大ならず? Safariに逆転され3位に陥落

Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Yahoo!ブラウザ……。インターネットを通してWEBサイトを閲覧するための「ブラウザ」は、ユーザーによって好みがわかれる。検索エンジンを使って希望と合致するWEBサイトを見つける、というシンプルなツールだが、日常的に利用するからこそ、ユーザーそれぞれ使い勝手のよい“お気に入りのブラウザ”があるはずだ。

今回、ブラウザ業界の最新シェアが発表された。普段周りの人たちの使用ブラウザを知る機会は少ないだけに、一般ユーザーにも発見のある情報に違いない。そして、最新シェアランキングでは上位が入れ替わるという大きな動きが現れた。

ブラウザシェア、Safariが2位奪取! Microsoft Edgeは3位に陥落

デスクトップブラウザの世界市場シェア

Microsoft発のブラウザは思うような結果が出ていないようだ(「StatCounter」調べ)

WEBトラフィック解析サービスを展開するStatCounterが「デスクトップブラウザの世界市場シェア」の最新情報を公開し、そこで2023年4月時点のシェアが明らかになった。

第1位はGoogle Chromeで、70%に迫るシェアを獲得して首位を独走している。ついで第2位だが、ここで変動が起きた。Apple社が開発・提供するSafariが1ランクアップして第2位に踊り出たのだ。1年以上にわたり第3位に甘んじてきたが、2023年に入ると着実にシェア率を高めた。喜ぶ人がいれば悔しさをにじませる人がいるのがビジネスの世界。Safariの躍進により第3位にランクダウンしたのがMicrosoft Edgeだ。ここしばらく10%以上のシェアをキープしていたが、上昇を続けるSafariにとらえられ一気に追い抜かれた。

SafariとMicrosoft Edgeの順位入れ替えは、“Microsoft Edge、まさかの不振!”というかたちで業界に驚きを与えている。その理由は、Microsoft Edgeに搭載されたAI検索エンジン「Bing」が上々の評価を集めていたからだ。2023年2月に搭載された新機能は、人工知能を活用することで、ユーザーの問いに対して人間に近い文章で回答を行い、使い方次第では複数の情報を集約して回答することも可能。今までの「ユーザーがサイト一つひとつを閲覧して、知りたい情報を得る」という検索方法から進化し、「AIがユーザーの知りたい情報をまとめて提供する」という新たな価値を携えたMicrosoft Edgeは、ブラウザ業界において存在感を高めると思われていた。それがまさかの3位転落……、Microsoft社自身が最も驚いているかもしれない。

Bing、Microsoft Edgeの新バージョン「一般ユーザー向け開放」で巻き返しなるか?

Bing(Image:Ryan DeBerardinis / Shutterstock.com)

ChatGPTが社会現象となるいま、Bingに需要が移る可能性は大いにある

思わぬ苦戦を強いられているMicrosoft Edgeだが、希望をもてるニュースもある。Bing、Microsoft Edgeの新バージョンがオープンプレビューになったことで、一般ユーザーもMicrosoftアカウントからトライアルできるようになった。最新鋭の検索エンジンの価値を多くのユーザーに発信する戦略は、ブラウザシェアの2位返り咲き、そしてGoogle Chromeを猛追する起爆剤になるのだろうか。

引用元:【StatCounter
参照元:【Neowin

※サムネイル画像(Image:viewimage / Shutterstock.com)

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