QRコード決済サービスとクレカの連携、同じ会社で統一すべき? 理由は?【MMD研究所調べ】

全国で普及が進むQRコード決済。政府がキャッシュレス化を推し進めていることもあり、利用可能な店舗も徐々に増加している。利便性の高いQRコード決済だが、連携やひもづけに手間がかかることが難点の一つとして挙げられる。そこで今回は、MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所が実施した「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」について紹介しよう。

QRコード決済の乗り換え先として、最も人気だったのは楽天ペイ

最も利用するQRコード決済へのチャージ/連携方法

QRコード決済サービスの導入で、世界的に支払いがスムーズに(「MMD研究所」調べ)

まず、QRコード決済で最も利用しているチャージ方法や連携方法を聞くと、「クレジットカードとの連携」が23.2%で最も多かった。クレジットカードと連携することで、オートチャージなどが可能になるため、利便性の高さから多くの支持を集めていると考えられる。ついで「ATMでの現金チャージ」(16.7%)、「銀行口座からのチャージ」(14.5%)が多く挙がり、基本的には現金や、普段使っている口座からチャージしているようだ。

最も利用するQRコード決済へのチャージ・連携方法(サービス別)

(「MMD研究所」調べ)

続いて「メイン利用のQRコード決済で最も利用しているチャージ/連携方法が利用できなくなったらどうするか」という質問では、42.7%が「支払い/チャージ方法を変えて利用し続ける」と回答。手続きに手間や時間がかかることから、決済やチャージ方法が変わっても、サービスを変えることはしない人が多数派のようだ。

メイン利用しているチャージ/連携方法が利用できなくなった時のQRコード決済の利用意向

42.7%が「支払い/チャージ方法を変えて利用し続ける」と回答した(「MMD研究所」調べ)

メイン利用しているチャージ/連携方法が利用できなくなった際の乗り換え先のQRコード決済

最も多かったのは「楽天ペイ」(32.1%)だった(「MMD研究所」調べ)

しかし「他のQRコード決済に乗り換える」と答えた人も30.4%と少なくない。それではどのQRコード決済に乗り換えるかを質問すると、最も多かったのは「楽天ペイ」(32.1%)で、「PayPay」(24.9%)や「d払い」(15.1%)、「au PAY」(12.4%)などが続く。これらのサービスはポイント還元が魅力であるため、普段利用するポイントが乗り換え先のQRコード決済の選択に関係しているのだろう。

QRコード決済とクレジットカードは同じ会社で統一する?

QRコード決済にひもつけているクレジットカードの種類

支払いの簡単さとポイント還元がQRコード決済の大きな魅力(「MMD研究所」調べ)

QRコード決済4大サービス(PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY)のメイン利用者への調査によると、「QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカード」をひもづけている割合は、PayPayが46.9%、楽天ペイが68.4%、d払いが79.8%、au PAYが55.8%。以前よりクレジットカードを発行している楽天と、NTTドコモのサービスのほうが、やはりQRコード決済と連携する傾向にあるようだ。

QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードをひもつける理由

「よりポイントが貯まるから」という回答が断トツ(「MMD研究所」調べ)

それでは、QRコード決済と同じ企業のクレジットカードをひもづけている理由を尋ねると、すべてのサービスで、「よりポイントが貯まるから」という回答が圧倒的に多かった。2番目に多い回答を見ると、PayPayとd払いでは「同一会社にまとめたいから」、楽天ペイとau PAYでは「普段利用しているクレジットカードだから」という結果に。ポイント還元の面でも手続きなどの面でも、同じ会社のサービスでまとめるほうがメリットは大きいのだろう。

QRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードをひもつける理由

いずれのサービスでも「クレジットカードのポイントを貯めているから」の回答が目立った(「MMD研究所」調べ)

一方、QRコード決済と別の企業のクレジットカードを連携している人にその理由を聞くと、いずれのサービスでも「クレジットカードのポイントを貯めているから」「普段利用しているクレジットカードだから」という回答が上位を占めた。クレジットカードとQRコード決済の会社を同じにする方がメリットは大きいものの、わざわざ、QRコード決済にあわせてクレジットカードを申請する人は少ないと推測できる。

QRコード決済とクレジットカードは運営会社が異なっていても、それぞれでサービスを享受できるため、無理に合わせる必要はないだろう。ただ、やはり同一の会社のほうがポイント還元率は高く、キャンペーンなども実施されるため、もしQRコード決済サービスの選択に悩んでいるのであれば、自分がメインで活用しているクレジットカードと同じ企業のサービスを選ぶのがオススメだ。

出典元:【MMD研究所

オトナライフ編集部
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