LINEのセキュリティを強化する5つの方法 − 今すぐやっておかないとヤバい!?

友だちや家族とのやり取りで毎日のように使っているLINE。でも、アナタはどこまでセキュリティ対策を行っていますか? 何も対策をしていないと、最悪の場合は個人情報の漏洩やアカウントの乗っ取りなどに遭う可能性もあります。実は、LINEではちょっとした設定を行っておくだけで、セキュリティを強化することが可能となっています。そこで今回は、LINEを安全に使うための設定を厳選して5つ紹介しましょう。

後悔しても遅い! LINEのセキュリティは万全に

スタンプや短いテキストで手軽に連絡が取れる「LINE」は非常に便利なので、今や友だちや家族だけでなく、会社の連絡にも使われていますよね。

でも、LINEのセキュリティ対策をしっかり行っておかないと、個人情報が洩れたりトークの内容を覗かれたり、最悪の場合はアカウントが乗っ取られてしまう可能性もあります。

そこで今回は、LINEを安全に使うための5つの設定を紹介しましょう。どれも設定方法は簡単なので、今すぐ実践してみてはいかがでしょうか?

後悔しても遅い! LINEのセキュリティは万全に

やましいことがなくても、勝手にLINEのトーク内容を覗き見されるのはイヤですよね。「アカウントが乗っ取られた!」と気づいてからでは遅いので、今のうちからしっかりとLINEのセキュリティを強化しておきましょう(画像は「PhotoAC」より)

【1】「Letter Sealing」でトーク内容を暗号化

2018年、LINEはトークルームの内容を暗号化する機能「Letter Sealing(レターシーリング)」を導入しているのをご存じでしょうか?

これはユーザー間のトーク内容を暗号化し、送信者と受信者以外にはメッセージ内容を解読できないように設計された暗号化システムです。

万一、LINEサーバーが攻撃されたとしても暗号化されているため、技術的にトークの内容が第三者に解読できないといいます。

「Letter Sealing 」は、LINEアプリのアップデートを行っていれば、基本的には有効になっているので、アナタのLINEの設定で有効になっているか、念のために今すぐ確認しておきましょう。

「Letter Sealing」が有効になっているか確認する手順

【1】「Letter Sealing」でトーク内容を暗号化1

まず、LINEの「ホーム」画面右上にある設定(歯車アイコン)をタップして、「プライバシー管理」を選択します(左写真)。ここで「Letter Sealing」がオンになっていればOKです(写真はオンの状態)(右写真)

【2】「友だちへの追加を許可」をオフにする

LINEには連絡先(Androidスマホの場合は「連絡帳」や「アドレス帳」など)に電話番号を登録すると、自動的に友だちに追加する「友だちへの追加を許可」機能が搭載されています。

これをオンにしていると、アナタの知らない人が電話番号から勝手に不快なメッセージや写真を送りつけてくる場合があるのです。

このような“LINEストーカー”の被害に遭う前に「友だちへの追加を許可」機能をオフにしておきましょう。

これで、他人がアナタの電話番号で友だち検索してもヒットすることはないので、勝手に友だちに追加されることもありません。

「友だちへの追加を許可」をオフにする手順

【2】「友だちへの追加を許可」をオフにする1

LINEの「ホーム」画面で設定を開いたら、「友だち」をタップ(左写真)。次に「友だちへの追加を許可」をオフにしましょう(写真はオフの状態)(右写真)

【3】他のデバイスからのログインを拒否する

LINEは、スマホだけでなくタブレットやパソコンからでも同一アカウントでログインすれば、メッセージの送信はもちろん、全トークルームの内容を見ることができます。

もし、アナタが知らない間に誰かにアカウントを盗まれてしまうと、LINEに不正アクセスされてしまうこともあります。

まずは、LINEの「設定」から現在ログイン中のデバイスをチェックしてみましょう。もし、アナタの知らないデバイスが検出されたら、すぐに強制的にログアウトしてパソワードを変更しておくべきです。

また「タブレットやパソコンからLINEにアクセスしない」というユーザーは、最初からログイン許可をオフにしておくことで、このような不正アクセスを防ぐことができます。

ログインしているデバイスを検出する手順

【3】他のデバイスからのログインを拒否する1

LINEの「ホーム」タブにある設定(歯車アイコン)をタップします(左写真)。次に「アカウント」を選択しましょう(右写真)

【3】他のデバイスからのログインを拒否する2

続いて「ログイン中の端末」をタップします(左写真)。ここで「現在ログイン中の他の端末がありません」と表示されれば大丈夫です(右写真)。もし、知らないデバイスが表示されたら、すぐにログアウトさせましょう

他のデバイスからのログインを拒否する手順

【3】他のデバイスからのログインを拒否する3

まず、LINEの「ホーム」から設定を開き、「アカウント」を選択します(左写真)。次に「ログイン許可」のスイッチをオフにしましょう(画面はオフの状態)(右写真)

【4】位置情報をオフにする

LINEにはGPSを使って、現在地に近い店舗のクーポンを表示したり、自分の位置情報を相手に伝える機能が搭載されています。

LINEに位置情報機能があっても、基本的には他人に居場所が知られることはありませんが、もし、不安があるなら位置情報をオフにしておけば安心です。

ただし、LINEアプリで位置情報をオフにしても、スマホ本体の位置情報をオンにしていれば、他人に居場所を知られてしまう可能性はありますので、LINEの設定だけでなく、スマホ本体の位置情報もオフにしておきましょう。

iPhone本体の位置情報をオフにする手順

【4】位置情報をオフにする1

まず、iPhone本体の「設定」を開いて「プライバシーとセキュリティ」をタップ(左写真)。次に「位置情報サービス」を選択しましょう(右写真)

【4】位置情報をオフにする2

画面中央に位置情報機能を使うアプリがズラリと表示されるので「LINE」をタップ(左写真)。いちばん上の「しない」にチェックを入れます(右写真)。これでスマホ側の設定は完了です

LINEアプリの位置情報をオフにする手順

【4】位置情報をオフにする3

LINEアプリの「ホーム」画面で設定を開きます(左写真)。設定画面では「プライバシー管理」を選択しましょう(右写真)

【4】位置情報をオフにする4

画面下にある「情報の提供」をタップします(左写真)。続いて「位置情報の取得を許可」をオフにすればOKです(写真はオフの状態)(右写真)

【5】LINEアプリの起動にロックをかける

LINEの覗き見は、不正アクセスによるものだけではありません。知り合いや他人が勝手にアナタのスマホを開いてトーク履歴を見る可能性もあります。

もちろん、スマホ本体にロックをかけてあれば心配ありませんが、万一のことを考えるなら、LINEアプリの起動にパスワード(数字4桁)をかけておけば完ぺきです。

これなら、最悪スマホを盗まれてもLINEの内容を他人に除き見られることはありませんよね。

LINEアプリの起動にロックをかける手順

【5】LINEアプリの起動にロックをかける1

LINEの「ホーム」画面で設定を開き、「プライバシー管理」をタップ(左写真)。次に「パスコードロック」を選択します(右写真)

【5】LINEアプリの起動にロックをかける2

パスコードを入力する画面が開きますので、数字4桁を入力します(左写真)。再入力画面が表示されたら同じ数字を入力すればOKです(右写真)

まとめ

いかがでしょうか? 今やLINEはプライベートからビジネスシーンまで幅広く使われていますので、他人に見られてしまうと困る内容もあるでしょう。

もし、アカウントが乗っ取られでもしたら、取り返しがつかないことになってしまいます。

もちろん、LINEは安心して使えるアプリですし、スマホ本体にロックをかけてあれば、簡単に個人情報やトーク内容が漏れることはありませんが、万一のことを考えれば、今回紹介した方法でセキュリティを強化しておいたいほうが安心でしょう。

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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