録音は証拠となる重要なもの。込み入った話し合いの場では、ボイスレコーダーやスマートフォンなどで録音するのは今や常識だ。しかし、突然録音が必要になった場合にボイスレコーダーなどを用意する時間はない。そんなときは常に身につけているデバイスで即座に録音したい。
いつでもすぐに録音を開始できる「Aurora Recorder」
(Image:Shutterstock.com)
常に身につけているデバイスといえばApple Watchでも、アプリをインストールすればいつでも録音が可能。とっさに録音したいときや、相手に隠れて録音したいときに重宝するのが「Aurora Recorder」だ。
このアプリは、Apple Watchに表示された録音ボタンをタップするだけで録音を開始。Apple Watchで録音するので音質はあまりよくないが、とっさに録音するには十分なレベルだ。
このアプリの便利な点として、コンプリケーション機能が利用できることだ。ウォッチフェイス(文字盤)にアプリのアイコンを配置すれば、サイドボタンを押さなくても、すぐに録音をスタートできる。録音したデータは、iPhoneで聞くだけでなく、メールやメッセージなどで共有が可能だ。
Apple WatchでAurora Recorderアプリを起動した状態。画面内に録音ボタンが表示されるのでタップすると録音開始。再度タップすると録音を停止し、iPhoneに録音データを転送する
Watchアプリで文字盤の設定を開き、コンプリケーションで「Recorder」を選択すると、文字盤のその場所に録音ボタンが表示されるようになる。この状態なら、アプリを開かなくても録音ボタンをタップすればすぐに録音を開始する
iPhoneでAurora Recorderアプリを開くと、録音データの一覧が表示される。再生したいときは、タイトルをタップする。データを共有したいときは、右上に「Edit」をタップする
共有したいデータにチェックをつけ、左下の共有アイコンをタップ。共有メニューでアプリを選択して共有しよう。右下のごみ箱アイコンをタップすると、選択したデータを削除できる
録音するだけならボイスレコーダーやiPhoneを使えばよい。しかし、予期せぬトラブルに陥ってしまった場合、スマホを取り出す暇もないなら、「Aurora Recorder」で録音するのがベストだろう。