AIでイラスト・画像を自動生成可能なおすすめサイト・アプリ7選と作例(プロンプト付き)

イラスト関連のAIサービスが普及したことによって、多くの人がAIを通じて自由に好きな画像を出力できるようになりました。

AIでイラスト・画像を自動生成可能なおすすめサイト・アプリ7選と作例(プロンプト付き)1

こちらは筆者が画像生成AIで出力したイラスト。「恐竜がペットを飼っている絵」としてAIに生成してもらいました。向かって右側の緑色の生き物の手の指の本数が違ったりなど、いわゆる「AI絵」っぽさはあるものの、幻想的な雰囲気が気に入っています

芸術センスがなくても、自然言語で簡単にデジタルアートが作れるとして人気のAIによるイラスト。この記事ではAIイラストが作れるおすすめの画像生成AIサイトやアプリ7選をご紹介します。

AIによる「イラスト・画像の自動生成」とは?

AIによる「イラスト・画像の自動生成」とは、人工知能(AI)がテキストや写真などの入力に基づいて、イラストや画像を自動的に生成する技術のこと。現在、デザインやアート、エンターテインメントなどの分野で活用されており、多くのサービスやアプリが登場しています。

代表的なサービスには「Nijijourney」「AIイラストくん」などがあります。なお、「AIイラストくん」については以下の記事でも解説しているので参考にしてください。

代表的なAIイラスト生成サービス:Nijijourney

代表的なAIイラスト生成サービスのひとつに「Nijijourney」があります。

代表的なAIイラスト生成サービス:Nijijourney1

「Nijijourney」はイラストAI生成サービス「Midjourney」の機能のひとつでアニメ調のイラストに特化したイラストAIです

代表的なAIイラスト生成サービス:Nijijourney2

こちらは筆者がNijijourneyで作成したAIイラスト。プロンプト(入力文)は「妖怪と一緒に生きる女の子,anatomical drawing, –niji 5 –style cute –ar 3:2 –s 400」です。なお、「–niji 5」で生成モデルを指定、「–style cute」で「平面的でシンプルな描写、余白や装飾的なディテール」のスタイルを指定、「–ar 3:2」はアスペクト比、「–s 400」は様式のパラメータです

Nijijourneyは後述するように、ブラウザ版に加え、アプリ試用版への早期アクセスも開始しています。ただし公にApp Storeなどで公開されていないという点では、スマホ経由での利用にハードルを感じる方もいるかもしれません。

なお、おすすめサイト・アプリは次項で解説します。

AIでイラスト画像を自動生成するおすすめサイト・アプリ7選

AIでイラストが生成できるおすすめのサイトとアプリ7選をご紹介します。

Nijijourney(アプリ試用版)

先ほどご紹介したNijijourneyは基本的にDiscordを通じて利用しますが、2023年5月には有料会員限定でモバイルアプリ試用版が提供されていました。

2023年9月現在、正式なアプリ版はまだ提供されていませんが、試用版はトップ画面で画像のアスペクト比や生成スタイルを指定できる使いやすいアプリだと話題に。正式なリリースが待たれます。

AIイラストくん

「AIイラストくん」はLINEで友達登録すれば利用できる画像生成サービス。無料で利用できますが、生成できるのは1日3回まで。それ以上は有料の「プレミアムプラン」への加入が必須になります。

AIイラストくん1

「AIイラストくん」は「イラスト」「人物」「風景」から生成したい画像のジャンルを選び、プロンプトを入力して画像を出力することが可能です

なお、「AIイラストくん」については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

FacePlay(フェイスプレイ)

FacePlay(フェイスプレイ)は簡単にいえば「顔はめアプリ」。自分の顔と他人の顔画像やイラストのほか、AI画像と合成して、写真や動画を作ることが可能。特に自分の顔のAIイラスト化がSNS上で流行しています。

FacePlay(フェイスプレイ)1

【左】加工前の写真。【右】AIイラスト化させた写真。AIイラスト化した画像をSNSに投稿すれば、自分の雰囲気を伝えられる上、身バレを防ぐことができます

FacePlay(フェイスプレイ)については以下の記事で詳しく解説しています。

Bing Image Creator

Bing Image Creator」はMicrosoftが提供している画像生成AI。無料で利用可能でき、日本語にも対応しています。

Bing Image Creator1

Bing Image Creatorにアクセスしたら「参加して作成」をクリックします

使用するにはMicrosoftアカウントが必要です。ログインしていない場合は、先にMicrosoftアカウントへのログインを行います。ログインしている場合は、次の ページに遷移します。

Bing Image Creator2

上部にある入力欄にプロンプトを入力し、作成をクリックするとイラストが生成されます

Bing Image Creator2

今回は「赤い車を運転するサングラスをかけた猫」と入力してみたところ、数秒ほどで4枚の画像が生成されました

AIいらすとや

AIいらすとや」は、フリー素材サイト「いらすとや」風のイラストを生成できるAIサービス。「いらすとや」風の画像で自分のこだわりのシチュエーションの画像を作ることができます。

AIいらすとや1

【1】AIいらすとやにアクセスし、プロンプトを入力、「生成画面へ」をタップします。【2】10秒~15秒程度待つと画像が生成されました

Fotor

「 Fotor」はもともとオンライン画像編集サイトでしたが、AIイラストメーカーをリリースしています。画像生成AIには珍しく、編集機能もついています。

Fotor1

Fotorにアクセスしたら「今すぐ始める」をクリックします

Fotor2

①入力欄にどのような画像を生成してほしいかを入力します。②画像のアスペクト比を選択します。③画像のスタイルを選択できます。④入力が終ったら「生成する」をクリック

Fotor3

今回は「海で泳ぐ猫」と入力し、スタイルはフォトグラフィーを選択した結果、このような画像が生成されました

Canva

Canva」はオンラインデザインツールとして知られていますが、AI画像ジェネレーターを提供しています。

Canva1

CanvaのAI画像生成機能を開いたら「AI画僧を生成」をクリックします

Canva2

上記の画面が表示されるので、今までに作成したデザインにAI画像を追加する場合は「既存のデザインで使用」から過去に作成したプロジェクトを選択してください。新しくAI画像を追加する場合は「新しいデザインで使用」をクリックしてください

Canva3

今回は新しく1からデザインを作りたいので、「新しいデザインで使用」、「Instagramの投稿」を選択しました

Canva4

①入力欄にプロンプトを入力します。②画像のスタイルを選択します。③入力が完了したら「イメージを作成」をクリックします

Canva5

今回は「誕生日パーティーを開いている猫の5匹家族」と入力しました。1度に4枚の画像が生成されるので、好きな画像を選択すると、キャンバスに追加されます

Canva6

画像の編集をしたい場合には、左側のメニューから、スタンプやテキストなどを追加することが可能です

Canva7

画像をダウンロードする方法は右上の「共有」より「ダウンロード」を選択するとダウンロードできます

AIで生成したイラスト・画像の作例(プロンプト付き)

実際に筆者が各画像生成AIで作った画像をプロンプト付きでご紹介します。

パッケージデザイン | Bing Image Creator

Bing Image Creatorでクッキーのパッケージのイメージ風の写真を作成しました。

パッケージデザイン | Bing Image Creator1

プロンプトは「Product packaging for cookies Girl eating cookies, countryside, smiling, looking delicious, milk,American style」

なお、先述した通りBing Image Creatorは日本語にも対応していますが、筆者が試した限り、英語の方が圧倒的にクオリティの高い画像が生成されます。

社内に掲示するポスター | AIいらすとや

AIいらすとやで、社内に掲示するポスターを生成してみました。完成イメージは「会社に連れてきた飼い猫同士の喧嘩を禁止する」です。

社内に掲示するポスター | AIいらすとや1

プロンプトは「猫同士が喧嘩、職場の猫、会社、ペット、飼い主、社員、禁止、大変」

「AIいらすとや」はAIでプロンプトを最適化したり、「詳細設定」からガイダンススケールを調整することが可能。しかし、その機能を使うと、想定していた画像とはかけ離れるという印象がありました。

プレゼン資料の表紙 | AIイラストくん

最後にAIイラストくんでプレゼン資料の表紙イメージ画像を作ってみました。

プレゼン資料の表紙 | AIイラストくん1

プロンプトは「Urban flat, cool, indirect lighting, 8K, realistic, high quality, masterpiece,」。「都会的なマンション」を先頭に、「かっこいい」、「間接照明」、「8K」、「リアル」、「高品質」「傑作」という指示を並べました

文字を載せれば充分プレゼン資料の表紙として使える画像に仕上がりました。

まとめ

今回ご紹介した通り、AIで自動生成した画像の完成度は非常に高く、現実にはないものでもリアルに画像に再現することが可能です。使用方法も非常にシンプルで、プロンプトを入力し、スタイルを選択するだけで簡単に画像を生成できるものがほとんどです。より精度の高い画像を作るには、より具体的に詳細なプロンプトを入力することが重要になります。ぜひ試してみてください。

オトナライフ編集部
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