イラスト関連のAIサービスが普及したことによって、多くの人がAIを通じて自由に好きな画像を出力できるようになりました。
芸術センスがなくても、自然言語で簡単にデジタルアートが作れるとして人気のAIによるイラスト。この記事ではAIイラストが作れるおすすめの画像生成AIサイトやアプリ7選をご紹介します。
AIによる「イラスト・画像の自動生成」とは?
AIによる「イラスト・画像の自動生成」とは、人工知能(AI)がテキストや写真などの入力に基づいて、イラストや画像を自動的に生成する技術のこと。現在、デザインやアート、エンターテインメントなどの分野で活用されており、多くのサービスやアプリが登場しています。
代表的なサービスには「Nijijourney」「AIイラストくん」などがあります。なお、「AIイラストくん」については以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
代表的なAIイラスト生成サービス:Nijijourney
代表的なAIイラスト生成サービスのひとつに「Nijijourney」があります。
Nijijourneyは後述するように、ブラウザ版に加え、アプリ試用版への早期アクセスも開始しています。ただし公にApp Storeなどで公開されていないという点では、スマホ経由での利用にハードルを感じる方もいるかもしれません。
なお、おすすめサイト・アプリは次項で解説します。
AIでイラスト画像を自動生成するおすすめサイト・アプリ7選
AIでイラストが生成できるおすすめのサイトとアプリ7選をご紹介します。
Nijijourney(アプリ試用版)
先ほどご紹介したNijijourneyは基本的にDiscordを通じて利用しますが、2023年5月には有料会員限定でモバイルアプリ試用版が提供されていました。
2023年9月現在、正式なアプリ版はまだ提供されていませんが、試用版はトップ画面で画像のアスペクト比や生成スタイルを指定できる使いやすいアプリだと話題に。正式なリリースが待たれます。
AIイラストくん
「AIイラストくん」はLINEで友達登録すれば利用できる画像生成サービス。無料で利用できますが、生成できるのは1日3回まで。それ以上は有料の「プレミアムプラン」への加入が必須になります。
なお、「AIイラストくん」については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
FacePlay(フェイスプレイ)
FacePlay(フェイスプレイ)は簡単にいえば「顔はめアプリ」。自分の顔と他人の顔画像やイラストのほか、AI画像と合成して、写真や動画を作ることが可能。特に自分の顔のAIイラスト化がSNS上で流行しています。
FacePlay(フェイスプレイ)については以下の記事で詳しく解説しています。
Bing Image Creator
「Bing Image Creator」はMicrosoftが提供している画像生成AI。無料で利用可能でき、日本語にも対応しています。
使用するにはMicrosoftアカウントが必要です。ログインしていない場合は、先にMicrosoftアカウントへのログインを行います。ログインしている場合は、次の ページに遷移します。
AIいらすとや
「AIいらすとや」は、フリー素材サイト「いらすとや」風のイラストを生成できるAIサービス。「いらすとや」風の画像で自分のこだわりのシチュエーションの画像を作ることができます。
Fotor
「 Fotor」はもともとオンライン画像編集サイトでしたが、AIイラストメーカーをリリースしています。画像生成AIには珍しく、編集機能もついています。
Canva
「Canva」はオンラインデザインツールとして知られていますが、AI画像ジェネレーターを提供しています。
AIで生成したイラスト・画像の作例(プロンプト付き)
実際に筆者が各画像生成AIで作った画像をプロンプト付きでご紹介します。
パッケージデザイン | Bing Image Creator
Bing Image Creatorでクッキーのパッケージのイメージ風の写真を作成しました。
なお、先述した通りBing Image Creatorは日本語にも対応していますが、筆者が試した限り、英語の方が圧倒的にクオリティの高い画像が生成されます。
社内に掲示するポスター | AIいらすとや
AIいらすとやで、社内に掲示するポスターを生成してみました。完成イメージは「会社に連れてきた飼い猫同士の喧嘩を禁止する」です。
「AIいらすとや」はAIでプロンプトを最適化したり、「詳細設定」からガイダンススケールを調整することが可能。しかし、その機能を使うと、想定していた画像とはかけ離れるという印象がありました。
プレゼン資料の表紙 | AIイラストくん
最後にAIイラストくんでプレゼン資料の表紙イメージ画像を作ってみました。
文字を載せれば充分プレゼン資料の表紙として使える画像に仕上がりました。
まとめ
今回ご紹介した通り、AIで自動生成した画像の完成度は非常に高く、現実にはないものでもリアルに画像に再現することが可能です。使用方法も非常にシンプルで、プロンプトを入力し、スタイルを選択するだけで簡単に画像を生成できるものがほとんどです。より精度の高い画像を作るには、より具体的に詳細なプロンプトを入力することが重要になります。ぜひ試してみてください。