ネットを使っていて特に注意したいのがパスワード。しかし、企業などでアカウント情報が漏洩する事件が多発し、闇サイトで多くのアカウント情報が売買されているのが現状だ。このような状況だけに、自分の使っているどのパスワードを変える必要があるのかを把握する拡張機能を活用したい。
データ漏洩の可能性があるパスワードを警告する「Password Checkup」
(Image:Ink Drop / Shutterstock.com)
企業による情報漏えい、ハッキングなどの被害で流出したアカウント情報は、いわゆる闇サイト(ダークウェブ)で売買される事例が頻発。これらの情報を悪用し、アカウントの乗っ取り被害などの事例が多発している。
ユーザーの自衛手段として有効なのが、パスワードを使い回さないこと。しかし、サイトごとにパスワードを使い分けていても、どれが流出しているのか、なかなかわからないのが現状だ。
このような現状を打破するために発表されたのが「Password Checkup」。Google Chromeの拡張機能で、データ漏洩の可能性があるユーザー名とパスワードの組み合わせに対して警告を表示するというもの。過去に流出した40億件以上のユーザー情報と、ユーザーが入力したユーザー名とパスワードを照らし合わせ、両方が一致するとパスワードの変更を促すための警告画面を表示する。
使用方法はとても簡単で、拡張機能を入れておくだけ。あとは普段どおりに使っていればOKだ。もし、入力したアカウント情報が漏えいしたことのある情報と合致した場合は、警告が表示されるので、すぐにパスワードを変更しよう。
Chromeで「Passoword Checkup」の配布先(https://chrome.google.com/webstore/detail/password-checkup/pncabnpcffmalkkjpajodfhijclecjno?hl=ja)にアクセスし、「Chromeに追加」をクリック。画面の指示にしたがってインストールしよう
「Passoword Checkup」の配布先は→こちら
インストールできると、画面右上にPassword Checkupのアイコンが表示される。あとは普段どおりに使えばよい。アイコンをクリックすれば、現在の状態が表示される
漏えいしたパスワードを利用した場合、このような警告が表示される。すぐにこのサイトのパスワードを変更しよう
Password Checkupで利用したデータを消去したい場合は、「詳細設定」→「拡張機能データを消去する」をクリックすればよい
Password Checkupは、Googleに蓄積された膨大なデータを照合し、自動で何度もチェックを繰り返してくれる拡張機能だ。漏えいしたパスワードを即座に発見できるので、身の安全を図るためにも、ぜひ導入しておこう。