Windows 10には、ゲームモードという機能があり、ゲームの配信や録画ができ、ゲームのパフォーマンスが向上すると言われている。そこで今回は、Windows 10のゲームモードの設定方法や、ゲームモードの有効/無効の効果の違いについて解説していく。
【Windows 10】ゲームモードの設定方法
Windows 10には、ゲームモードという機能があり、ゲームの配信や録画ができ、ゲームのパフォーマンスが向上すると言われている。そんな、Windows 10のゲームモードの有効/無効の設定方法について解説していく。Windows 10のゲームモードの有効/無効の設定は簡単になっており、3つの手順で設定できるので、順番にやっていこう。
【手順①】「Windowsキー+ Gキー」を押してゲームバーを表示する
Windows 10のゲームモードの有効/無効の設定方法①は、「Windowsキー+ Gキー」を押してゲームバーを表示することだ。まずは、ゲーム画面を起動してから、「Windowsキー」と「Gキー」を同時に押す。ここで、初めてゲームモードを開く場合は、「ゲームバーを開きますか」とメッセージが表示されるので、「はい、これをゲームとして記憶します」にチェックを入れる。
【手順②】一番右側にある丸いボタンにカーソルを合わせる
Windows 10のゲームモードの有効/無効の設定方法②は、一番右側にある丸いボタンにカーソルを合わせることだ。「Windowsキー」と「Gキー」を押してゲームバーを表示すると、一番右側に丸いボタンがある。デフォルトでは、ゲームモードは無効になっているため、「丸いボタン」にカーソルを合わせる。
【手順③】ゲームモードをオン/オフにする
Windows 10のゲームモードの有効/無効の設定方法③は、ゲームモードをオン/オフにすることだ。「丸いボタン」にカーソルを合わせると、ゲームバー下部に「ゲームモードをオンにする」と表示されるので、その部分をクリックする。そうすると、丸いボタンが白くなり、ゲームモードがオンになる。しかしここで、丸いボタンが表示されない場合がある。そういった場合は、必ずゲーム画面を起動してから「Windowsキー」と「Gキー」を押すようにしよう。
【Windows 10】ゲームモードの有効/無効の効果や違いは?
ここまでは、Windows 10のゲームモードを有効/無効にする方法について解説した。そしてここからは、Windows 10のゲームモードの有効/無効の効果や違いについて解説していく。
・パフォーマンス比較
Windows 10で、ゲームモードを有効にした場合と、無効にした場合の効果にどれくらいの違いが出るのだろうか。実際に、パフォーマンス比較をしていくが、パソコンのスペックは以下のもので比較していく。また、パフォーマンスを比較するのは、特定のゲームではなく、ゲーム用のベンチマークソフトである「FireStrike」・「TimeSpy STRESS TEST」・「FF15ベンチマーク」を使用することとする。
OS:Windows 10 Home 64bit
CPU:Core i7-8700K
メモリ:16GBPC4-21300
グラフィックボード:GeForce RTX2060 6GB
上記のスペックのパソコンで、パフォーマンスを比較した結果、ベンチマークソフトのスコアは、以下の通りになった。
ベンチマークソフト | ゲームモード(有効) | ゲームモード(無効) |
FireStrike | 17270 | 17290 |
TimeSpy STRESS TEST | 47fps | 47fps |
FF15ベンチマーク | 7370 | 7382 |
ベンチマークソフトのスコア結果を見て分かるように、Windows 10のゲームモードを有効にした場合と、ゲームモードを無効にした場合の効果の違いはほとんどないと言える。そもそも、Windows 10のゲームモードとは、「ゲームの優先度を上げる」機能になっており、複数のプログラムが起動している状態であっても、プレイしているゲームの安定性を上げるためのものなのだ。よって、Windows 10で複数のプログラムを起動している状態であっても、ゲームができるスペックの高いパソコンを使っている場合や、負荷のかかるプログラムがない場合は、ゲームモードの機能は発揮できないということになる。