Windows 11のバージョンやビルド番号を確認したいときにはどうしたらいいのだろうか。Windows 11のバージョンを確認する方法を、「設定」から確認する方法と「ファイル名を指定して実行」からシステム情報を表示して確認する方法の2つを解説する。
Windows 11のバージョンとビルド番号を確認する方法【①Windowsの設定から確認する】
Windows 11は2021年10月に公開された、Windowsの最新のOSである。Windows 11はまだリリースされてから日が浅いこともあり、動作や機能が安定していないという声もある。万が一、なんらかの不具合が発した場合には、Windows 11のバージョンやビルド番号が必要になることもある。
この記事では、Windows 11のバージョンやビルド番号が必要になった場合にどのように確認すればいいのか、確認方法について詳しく解説する。
Windows 11のバージョンとビルド番号を確認する方法には、Windowsの「設定」から確認する方法と、「ファイル名を指定して実行」から確認する方法の2つの方法がある。まずはWindowsの「設定」から確認する方法について見ていこう。
【手順①】スタートボタンを右クリックし「設定」をクリック
まずはWindowsの「設定」を開こう。
するとWindows 11の設定画面が開く。
【手順②】システムの設定画面に表示された「バージョン情報」をクリック
次に、Windows 11の設定画面で「バージョン情報」を開いていこう。」
システムのバージョン情報には、PCの情報とOSの仕様が記載されている。Windows 11のバージョンやビルド番号は、OSの情報である「Windowsの仕様」に記載されている。バージョンの確認は「バージョン」を、ビルド番号を確認する場合には「OSビルド」を確認する。
Windows 11のバージョンとビルド番号を確認する方法【②ファイル名を指定して実行から確認する】
Windows 11でバージョン情報とビルド番号を確認する方法は、Windows 11の「設定」から確認する方法の他に、「ファイル名を指定して実行」で確認する方法もある。「ファイル名を指定して実行」での確認方法について見ていこう。
【手順①】スタートボタンを右クリックし「ファイル名を指定して実行」をクリック
まずは「ファイル名を指定して実行」を開こう。
すると「ファイル名を指定して実行」が開く。
【手順②】名前の欄に「winver」と入力し「OK」をクリック
「ファイル名を指定して実行」が開いたら、Windowsのバージョン情報を表示するための「winver」のコマンドを入力して実行しよう。
すると、「Windowsのバージョン情報」が表示される。
Windows 11のバージョンとビルド番号の違いとは
この記事では、Windows 11とビルド番号の確認方法について見てきたが、そもそもバージョンとビルド番号にはどのような違いがあるのだろうか。
Windows 11やWindows 10などのOSのバージョンとは、そのOSを開発するにあたって機能や性能の仕様を決める時に付ける管理番号である。以前のOSでは、ビルド番号は公表せずにバージョンだけを公表していた。
一方のビルド番号(OSビルド)とは、プログラムのビルド作業を行うために付ける管理番号である。ビルド作業とは、OSのプログラムを実際にコンピューターで動かせるように変換する作業のことである。ビルド作業では何度も修正を行うことが多いので、修正内容とその結果を管理するためのビルド番号の管理は、OSの開発においてとても重要である。
従来、ビルド番号とは開発者の間でやり取りすればいいものなので、公表しなくてもいい情報である。しかし、現在は、Windows 10やWindows 11で使うアプリの開発者が世界中に増えて来たことから、バージョン情報と合わせてビルド番号も公表されるようになっている。
※サムネイル画像(Image:A9 STUDIO / Shutterstock.com)