Windows Media Playerでは再生速度を変更して、倍速再生したりスロー再生したりすることができる。この記事では、最新版のWindows Media Player 12で再生速度を変更する方法について詳しく見ていこう。
【Windows Media Player 12】音声ファイルや動画ファイルの再生速度を変更する方法
Windowsに標準搭載されているWindows Media Player 12では、動画や音声ファイルを再生する時に、再生速度を変更してスロー再生にしたり倍速再生にしたりできる。
Windows Media Player 12では、再生速度を変更しても、音程が変化したり、音質や画質が悪くなったりしない。
長時間の映画やオーディオブックの再生速度を速めて時間を節約したり、語学学習でなかなか聞き取れない部分をスロー再生したりするのに、再生速度の変更機能はとても便利だ。この記事では、Windows Media Player 12で使いこなしたい再生速度の変更方法について詳しく見ていこう。
【手順①】Windows Media Playerの画面上で右クリックし「拡張設定」の「再生速度の設定」をクリックする
Windows Media Playerの最新バージョンであるWindows Media Player 12では、再生速度変更をどのように設定すればいいのだろうか。ここから、Windows Media Player 12での再生速度変更の手順について詳しく見ていこう。
最初に、Windows Media Player 12をPCで開いてから再生速度を変更するための画面に設定していこう。
するとWindows Media Player 12が起動する。曲名やアルバム名などが一覧で表示されている画面は「ライブラリ」である。ライブラリでは映画や音楽の再生はできるが、再生速度の変更はできない。再生速度を変更したい動画や音楽、音声ファイルを選択したらプレイビューへ切り替えよう。
Windows Media Player 12の表示がプレイビューへ切り替わったら、再生速度の変更ができる。
すると再生速度の設定画面が開く。
【手順②】「再生速度の設定」の画面から倍速やスローなど再生速度を調節する
Windows Media Player 12で再生速度の設定画面が表示されたら、再生速度を設定していこう。
より細かい速度設定をしたい場合には、「目盛り位置に揃える」からチェックを外すと、0.1よりも細かいメモリの位置でも速度を設定できる。
Windows Media Playerで倍速再生ができないときには?
Windows Media Playerでは、上記の方法を使っても再生速度を変更して、スロー再生や倍速再生にすることができない場合がある。倍速再生にできない場合とは、動画ファイルや音声ファイルのファイル形式がWindows Media Player 12の倍速再生に対応していない場合である。
とくに倍速再生に対応していないということで、困っているユーザーが多いのがMP4形式の動画ファイルである。現在、MP4は動画ファイルの主流であるが、以前はWindows Media Player自体がMP4の再生にも対応していなかった。
現在は、MP4に対応したコーデックのインストールで再生はできるが、倍速再生には対応していない。MP4の他にもWindows Media Player 12に対応しているファイル形式は限られる。
再生速度の変更ができない場合には、Microsoftの「Windows Media Player でサポートされているファイルの種類」で対応している形式かどうかを確認してみるといいだろう。