「RARファイル」は、圧縮ファイルの規格のひとつです。そのままではファイルを開けないので、「Lhaplus」「7-Zip」「WinRAR」などのソフトで解凍、つまり元の状態に戻す必要があります。
本記事では、Windows10でLhaplus・7-Zip・WinRARを使ってRARファイルを解凍する方法や、解凍できない原因や対処法を画像付きで解説します。
LhaplusでRARファイルを解凍する基本的な手順
「Lhaplus」でソフトをインストール後、RARファイルを解凍する手順は「単にファイルをダブルクリックするだけ」でOKです。
7-ZipでRARファイルを解凍する基本的な手順
「7-Zip」をインストール後、RARファイルを解凍する手順は下記のとおりです。
WinRARでRARファイルを解凍する基本的な手順
「WinRAR」をインストール後、RARファイルを解凍する手順は下記のとおりです。
なお、WinRARは他の解凍ソフトとは異なり有料です。40日間は体験版として試用できますが、それ以降は課金が必要なので要注意。
RARファイルを解凍できない際の主な原因と対処法
RARファイルが解凍できない原因と対処法について、Lhaplusと7-Zipに分けて解説します。
Lhaplus | ファイルサイズとソフトのバージョンを確認
「利用できない場所を参照しています」と表示される場合、RARファイルの破損やサイズが大きすぎる可能性があります。そのため、別のRARファイルで解凍できないか試してみましょう。それでもエラーが出る場合は、使用しているソフトのバージョンが古すぎる可能性があるので、公式サイトから最新版をダウンロードし直してみてください。
7-Zip | 「既定のプログラム」とソフトのバージョンを確認
「プログラムが見つからずに開けない」旨のエラーが出る場合は、RARファイルが7-Zipに紐付けされていない可能性があります。RARファイルを右クリックし、プロパティから「既定のソフト」を7-Zipにしてください。それでも解凍できない場合、使用中の7-Zipソフトのバージョンが古い可能性があるので、公式サイトから最新版をダウンロードしましょう。
リカバリレコードが設定されているファイルは「WinRAR」で解凍
これまで紹介した方法でもRARファイルを解凍できない場合、ファイルの破損が疑われます。「リカバリレコード」が設定されているRARファイルは、WinRARで修復できる可能性があります。WinRARは40日間無料で使えるので、どうしても解凍したいファイルがある場合は試してみましょう。
どうしてもRARファイルが解凍できない際は別のソフトも試そう
別のRAR解凍ソフトを試してみるのも有効です。解凍ソフトにはさまざまな種類がありますが、筆者は「Explzh for Windows」をおすすめします。
拡張子変換を試すのも1つの手
決して確度の高い方法ではありませんが、拡張子変換サービスを試してみるのもひとつの手です。今回は「RARからZIPへのコンバーター」の使い方を紹介します。
筆者の場合はファイル名は文字化けしていましたが、zipファイルとして解凍はできました。しかし信頼性は低い方法なので、あくまで「最終手段」と考えておきましょう。
まとめ
RARファイルを解凍する方法や、解凍できない場合の対処法について解説しました。圧縮ファイルにトラブルはつきものです。RARファイル以外にも、ZIPやLZHなどさまざまな圧縮形式があります。オトナライフではZIPファイルの文字化けや、LZHファイルを解凍できない原因などについても、詳しく解説しているのでご参考ください。