求職者の採用動画トレンドとは「カッコよさor身近さ」?【moovy調べ】

社員を募集する際、採用動画を公開する企業は少なくない。文章ではイメージしにくい業務内容や社内の雰囲気を、動画でなら比較的伝えることができるだろう。しかし、採用動画によって会社の魅力がどれだけ求職者に伝わっているのだろうか。今回は、採用動画プラットフォームを運営する株式会社moovyが実施した、2023年卒の就活生と直近1年以内の転職経験者の計221名を対象とする、採用動画のトレンドに関する調査を紹介。採用や転職を考えているならば、ぜひ参考にしてほしい。

就活生はYouTube、転職経験者は各種SNSをチェックしている模様

就活生の3割は採用動画すら見ておらず、HPの情報や説明会の印象を基準とするようだ(「株式会社moovy」調べ)

まず「採用動画を視聴したことのあるメディア」についての質問を見ると、23卒の就活生・転職経験者ともに最も多かったのはやはり「YouTube」。しかし、ついで多いのは就活生だと企業の「採用HP」、転職経験者は「Twitter」という結果に。就活生は新卒採用サイトやアプリから情報収集をしている場合が多く、そこに記載されたURLからYouTubeや企業HPにジャンプして視聴している可能性が高い。一方、転職経験者は自分で興味のある業界のSNSをチェックしている人が多く、就職活動でもSNSから動画や採用募集の情報を確認しているようだ。

「会社説明会・事業紹介」が64.5%とダントツの1位のようだ(「株式会社moovy」調べ)

続いて「仕事選びに置いて、視聴したい採用動画の内容」のアンケートでは、就活生では「会社説明会・事業紹介」が64.5%とダントツ。しかし、転職経験者の場合は会社説明動画の割合は就活生の半分ほどしかなく、それよりも「1日のスケジュール」や「働き方」の方が気になっているようだ。就活生は会社の雰囲気を重視しているが、良くも悪くも社会を知っている転職経験者は自分に生活リズムや、働き方にマッチしているかどうかを基準に会社を選んでいるのかもしれない。

採用動画では親近感や働きやすさといった「身近さ」が重要?

(「株式会社moovy」調べ)

就活生も転職経験者も採用動画を仕事選びに活用しているようだが、どのような内容の動画に魅力を感じるのだろうか。動画内容について「『身近さ』と『かっこよさ』ではどちらの方が志望度が上がるか」と質問。23卒の就活生は72.3%、転職経験者は65.7%の人が「身近さ」だと回答。レベルが高くなく、働きやすそうなイメージがある方が「この会社で働きたい」という気持ちに繋がりやすいようだ。

社員の雰囲気を把握するには、動画が一番手っ取り早いようだ(「株式会社moovy」調べ)

「身近さ」を感じる動画としては「どのような表現が印象的か」と質問すると、就活生と転職経験者では差が見られた。就活生は「動画出演者の話し方」を最も着目しているようで、話し手の表情や、カンペを見ずに話しているかなど、まるで採用担当のような視点で動画を見ているようだ。

一方、転職経験者は出演者の話し方についてはそれほど気にしていないようで、それよりも「動画の短さ」や「BGM」の方が高いという結果に。動画の内容だけでなく、動画の見やすさなどにも意識を向けている人が多いのかもしれない。

今回の調査で、採用動画は新卒採用と中途採用では、紹介内容だけでなくメディア媒体や動画の時間なども変えた方が良いことが判明した。採用動画を確認する際、もしくは採用動画に着手する際は、スマートな業務よりも親しみやすさを重視するほうがよさそうだ。

出典元:【moovy

※サムネイル画像(Image:wichayada suwanachun / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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