気になることを調べたり、メールを送ったりする際に何かとお世話になっている「Google」。検索時に利用する人は多いと思いますが、アプリには「Google」と「Google Chrome」の2種類があり、どちらからも検索することが可能です。
何気なく使っている人も多いかもしれませんが、それぞれのアプリに違いはあるのでしょうか? iPhone SE(第3世代)ユーザーの筆者が、両アプリの機能を実際に使って、両アプリを比較してみました。
「Google」と「Google Chrome」の違いってなに?
まず、両アプリの違いを簡単に説明すると、「Google」は、Googleのさまざまな機能が使えるアプリで、もう一方の「Google Chrome」はWebサイトやネット検索の利用に特化したブラウザアプリです。
「Google」の“さまざまな機能”とは、大きなものとして「Googleレンズ」がポイントに。スマホで撮影した写真や保存した画像を「Googleレンズ」に通すことで、「画像検索できる」「画像内の文章を読み込む」などの機能を利用できます。
もちろん、普通の検索機能もあるため、2つのアプリを比較した場合、“検索機能しか使わない”という人に最適なのは「Google Chrome」かもしれません。それでは、実際に両アプリを起動し、使い心地をチェックしていきましょう。
「Google」では「Googleレンズ」が使いやすい
最初に「Google」アプリを開いてみたところ、画面の上側には検索バーや音声検索のマイクのマーク、画像検索のカメラのマークが。さらに、その下には「Googleレンズ」の機能である「商品を検索」「テキストを翻訳」などのタブがありました。テキスト検索だけでなく「Googleレンズ」もセットになっているおかげで、画像検索になじみがなくても、すぐに使いこなせそうな印象です。
画面下には、検索した際に見つかった“お気に入りのページ”を保存できる「コレクション」というタブも。すべてがパッと見でも視覚的にわかりやすいボタンなので、はじめて利用する際も「どこを押せばいいかわからない」と悩むことはなさそう。直感的に「Googleレンズ」の機能を使えるのも嬉しいポイントですね。
ブックマークや履歴をすぐチェックできる「Google Chrome」
続いて、もう1つのアプリである「Google Chrome」をオープン。検索バーと音声検索があるのは「Google」と同じですが、検索バーの下に「ブックマーク」「リーディングリスト」「履歴」といったボタンが表示されています。やはり、ブラウザアプリのため「Googleレンズ」機能はないものの、その代わりに調べものをしたい時に役立つ機能が豊富な印象です。
また、パソコンで「Google Chrome」を使っている場合は“アプリVer.”と同期することで、ブックマークや直近で閲覧したページをスマホと共有できます。パソコンとスマホの両方で検索する機会が多い人は、スマホに「Google Chrome」を入れておくのがオススメです。
同期の方法は簡単で、まずホームの右下にある「…」をタップし、画面上に現れた項目から「設定」を押します。
すると「設定」画面に飛ぶので、一番上に出てくる「○○として続行」をタップすれば同期完了。「○○」には、すでに持っているGoogleアカウントの名前が出てきますが、他のアカウントが良い場合は「別のアカウントを選択」で違うものを選びましょう。
「Google」と「Google Chrome」を比較してみた感想
「Google」と「Google Chrome」を実際に比較しながら使ってみましたが、重複する機能があるにせよ、2つのアプリにはそれぞれのメリットがある印象でした。どちらもダウンロードしておくのもアリですが、容量を抑えたい場合は“自分の目的に合ったアプリ”だけを使うのも1つの手だと思います。
もし、何気なく両方のアプリをスマホに入れていたら、この機会に必要なものだけを残してみてはいかがでしょうか?
※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています