【業務利用はまだ先?】ChatGPT、活用ルールを定める企業は約1割!?

最近よく耳にする「ChatGPT」。他の会社は「どの程度ChatGPTを活用しているのか」は、気になるところだ。2023年3月時点では、ChatGPTを仕事で利用している課長は3%、活用ルールが定まっている企業は約1割という調査結果が発表された 。今回は「ChatGPTの活用」実態についてお伝えしていこう。

「ChatGPT」を仕事で利用する課長は3%

「ChatGPT」の課長への認知はまだ高くなく、仕事への利用はほとんどされていないようだ(「株式会社タバネル」調べ)

「株式会社タバネル」は3月30日、「課長の仕事とAIに関する意識調査」結果を発表した。全国の30~59歳、従業員100人以上企業の課長クラス310人に調査した内容によると、ChatGPTを「仕事で利用している」課長は3%しかいないことがわかった。

「ChatGPT」とは、AI(人工知能)によって高度な文章作成や自然な会話ができるサービスである。「ChatGPTをどの程度ご存知ですか」という質問に対し、1位はChatGPTを「知らない」の42%だった。ついで「名前は聞いたことがあるが、サービスの特徴・詳細は知らない」が26%、3位は「サービスの特徴・詳細まで知っているが、利用したことがない」の21%だった。

各メディアや SNS で大きな話題となっているChatGPTだが、課長の認知はまだ低く、仕事への利用はほとんどされていないことが調査からわかった。

出典元:【株式会社タバネル

ChatGPT「活用ルール」定めている企業は約1割、主な「活用用途」は?

「活用ルール」がある会社では、4分の1がChatGPTの活用を「全面禁止」している(「株式会社Jitera」調べ)

「株式会社Jitera」は3月30日、「ChatGPTに関する調査」結果を発表。「あなたの会社では業務におけるChatGPTの活用ルールがありますか?」と、20〜50代のエンジニア529人に尋ねた結果、「ある」は10.4%に止まり、「約9割」の会社がChatGPT活用についてのルールは定まっていなかった。さらに、「ある」と回答した55人に「活用ルール」を尋ねると、「全面禁止されている」が25.5%と4分の1を占めた。「一部禁止されている」の36.4%と合算すると61.9%の会社が「ChatGPTを禁止」しているという。

ChatGPTの業務での利用は「情報収集」が圧倒的1位だ (「株式会社Jitera」調べ)

ChatGPTの利用経験者に、「業務で利用したことがあるか」尋ねたところ、「ある」と「ない」は約半数ずつだった。「ある」と回答した75人に「どのような業務で活用したか」尋ねると、1位は「情報収集」で81.3%だった。ついで「資料・文章の作成」 が35.9%、3位が31.9%の「データの分析」が続く結果となった。

現時点では会社で禁止されているなどの理由で業務利用の経験者は1割程度しかいないが、今後の「ChatGPTの活用」の可能性から目が離せない。

出典元:【株式会社Jitera/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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