ChatGPTもはや「人望の厚い上司」!? 行き詰ったの相談相手としても貢献中【ポジサラ調べ】

登場して瞬く間に社会に広まり、いまでは国をあげて活用方法の議論が進む「ChatGPT」。仕事や勉強の効率が飛躍的に向上する夢のツールである一方、セキュリティ面や仕事・勉強の在り方を根本から揺るがす万能性をデメリットとして説く有識者も現れるなど、可能性だけでなく懸念材料もまだまだ残されている。

そうした未知のツールに対し、いまだにChatGPTを使用したことのない人もいるはずだ。今回はビジネスにおけるChatGPTの活用シーンに関する調査結果を紹介する。社会の中でどのように活用され、どのようなメリットがあるのか。使用を検討している人はぜひチェックしてほしい。

ChatGPTが積極的に活用されているのは「ビジネスメール」と「情報リサーチ」

いまや仕事の必須業務をAIが代行する時代になっている(「ポジサラ」調べ)

キャリア・転職情報メディア・ポジサラを運営するACILは、全国の20代以上の男女を対象に「仕事でChatGPTを活用しているシーン」に関するアンケート調査を実施した。その調査結果が5月18日に発表された。

計100名からの回答の結果、ビジネスで最もChatGPTが活用されているのは「ビジネスメールなどの文章の生成・校正」となった。営業部門や仕入れ部門など外部取引先とメールでやりとりする人は、1日あたり100通以上のメールを作成・送信するのはざらにある。なかには、同様のメール内容を宛先を変えて複数人に送信するケースもあり、反復作業は時間と労力を要する。

そのような会社の通例業務にChatGPTを活用し、整った文章を短時間で生成している人が多いという結果となった。その使途は文書のひな型作成や誤字脱字チェックとさまざまで、なかには文章やお礼状を作るのが苦手ということで活用している回答者もいた。多くのビジネスパーソンにとって、避けては通れない業務だからこそ、メールにおいてChatGPTは積極的に活用されているのだろう。

僅差で2位となったのは「必要な情報のリサーチ」だ。提案資料の作成が求められる営業職や企画職にとって、情報収集は基本かつ、根気強さが求められる業務。ChatGPTを活用すれば、キーワードや要望に対して理路整然とした情報を提供してくれる。効率的にタスクをこなしたいビジネスパーソンにとって、これほど頼りになる相棒はいないだろう。また、ユーザーが自身の視野を広げる意味で活用するシーンもあり、専門外の情報もそつなく収集する面も支持されている。

上司よりも頼りになる? ChatGPTが企業公式メンターになる日は近い

(Image:Rmedia7 / Shutterstock.com)

仕事をしているかと思いきや、ChatGPTに転職相談している、なんてことも

ランキングに、メールや情報収集、グラフ作成にアイデア提供など、ビジネスシーンにおける多様な活用方法が並ぶなか、5位にランクインしたのは「仕事で行き詰まった際の相談相手」である。仕事に行き詰ったときや、二択の選択が求められる場面、仕事に悩んで集中力が切れたときに、その思いのたけをChatGPTに投げかけているようだ。

その様は、まさに人望の厚い上司。リアルな上司ではなくAIを頼りにするのは、ChatGPTがそれほど優れているからか、それとも上司が頼りにならないからか……。中立の立場で冷静に回答を導き出すChatGPTこそ、ストレス社会に生きるビジネスパーソンを解きほぐす、最上メンター役なのかもしれない。

出典元:【ポジサラ

※サムネイル画像(Image:Rmedia7 / Shutterstock.com)

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