Open AIが日本時間5月19日、生成AIのChatGPTの公式アプリ「OpenAI ChatGPT」を米国のApp Storeで公開した。これで、iPhoneでChatGPTを使うことができるようになる。現在はアメリカのみの公開だが、それ以外の国は今後数週後にダウンロード可能になる予定。また、Android版はその後になるとしている。iOSアプリ版のChatGPTは、有料プランであるChatGPT Plusにも対応している。
ChatGPT アメリカではiPhoneでの使用が可能に 日本ではまだ時間がかかりそう
コンスタントに話題を提供してくれるChatGPT。スマホで使えたらいいのに…と思っていた人も多いだろう。日本時間の5月19日、Open AIはChatGPTの公式アプリ「OpenAI ChatGPT」を米国のApp Storeで公開した。これで、iPhoneとiPadでChatGPTが使えるようになったわけだが、残念ながら日本ではまだ利用できない。アメリカ以外の国では向こう数週間で拡大していく予定なので、1日も早く使えるようになることを期待して待とう。
また、Android版に関してはその後になるようで、まだもう少し時間がかかりそうだ。iOS版でのリリースなので、iPhoneとiPadが対象かと思ったのだが、公式ツイッターの書き込みにいくつかiPadでは使えないとあるので、まだiPadには対応していないようだ。
ChatGPTがiPhoneで使えるとなると、より日常的なシーンで活躍してくれそうだ
iPhoneでChatGPTが使えるとなると、さまざまなシーンで活用できそうだ。パソコンだと、じっくり机に向かって作業してChatGPTにも難解な長文を作成してもらうといった、重たい仕事向けといった印象がある。ChatGPTが出始めた時、どういう使い方がされているかといった紹介例では大学講師が講義で使う問題を作ってもらっているとか、会議の議事録作成に使っているとか、ビジネスシーンでの利用が主だった気がする。
だが、iPhoneで使えるとなると外出先や移動中に使うといったことができ、たとえば、ぶらっと外出した先で美味しいお店を探してもらい、そのお店を案内するマップやそのお店の口コミなどの情報を合わせて、提供してくれるような使用方法になっていくのではないだろうか。こうして気軽な目的で使うライトユーザーが増えて、リンクにとんだぶん、OpenAIは広告料収入が増えていくといったビジネスモデルが想像できる。
OpenAIの公式ツイッターでは、各国の人々がツイートしており、「イギリスにはいつ到着しますか」、「韓国でのリリース予定日はいつですか」「デンマークではいつ利用可能になりますか」「なぜアメリカだけなのですか」など、アメリカ以外の国の人々が待ち望んでいる様子が伺える。世界に及ぼす影響の大きさがうかがい知れる。