今話題の対話型AIチャットサービス「ChatGPT（チャットジーピーティ）」。MicrosoftのWebブラウザ「Edge（エッジ）」には「Bing」が組み込まれており、いつでもChatGPTを利用できるサイドバーが用意されています。でも、やはり使い慣れたChromeでChatGPTを使いたいという人も多いでしょう。そこで今回紹介するのが、Chromeの拡張機能でChatGPTのサイドバーを追加する方法です。これでChromeでも手軽にChatGPTを利用できますよ！
Chromeの拡張機能でサイドバーを追加すれば手軽にChatGPTを利用できる！
ビジネスでもプライベートでも使える便利なChatGPT。Webブラウザから誰でも利用できるのが便利ですが、Windows 11ではデフォルトとなっているMicrosoft EdgeならBingが組み込まれており、サイドバーから手軽にChatGPTが利用可能となっています。
こちらがWebブラウザ「Microsoft Edge」の画面です。右上に「Bing」ボタンがあり、これを押すとサイドバーが表示され、手軽にChatGPTを利用できるようになっています（画像はMicrosoft Edgeのもの）
これに対し、パソコンのWebブラウザとしては圧倒的なシェアを誇るGoogle「Chrome」は大きく出遅れ、自社開発のAIチャット「Bard（バード）」を急遽リリースしました。詳しくはこちらの記事を確認してください。
とはいえ、Google Bardはいまだ試験運用中であり、ChatGPTに比べると洗練されておらず、イマイチな部分があるのも事実です。そこで、普段から使い慣れたChromeでChatGPTを手軽に使いたいという人もいることでしょう。
そこでオススメしたいのが、Chromeの拡張機能（プラグイン）です。なかでも「ChatGPT Sidebar」は、ChromeにChatGPTのサイドバーを追加できる優れもの。
基本的には1日30回の質問制限がありますが、ログイン済みのChatGPTページをバックグランドで開いていれば質問回数は無制限となります。
しかも、WebページやPDFの読み取り機能が非常に優秀で、基本的にはテキストをドラッグするだけでChatGPTを使った要約や翻訳することも可能となっています。日常的にChatGPTを使いたいなら、ぜひ一度試してみましょう。
●ChatGPT Sidebarは→こちら
「ChatGPT Sidebar」をChromeに追加する手順
まずはChromeウェブストアの「ChatGPT Sidebar」ページを開いて「Chromeに追加」をクリック（上写真）。ポップアップが開くので「拡張機能を追加」を選びましょう（下写真）
「ChatGPT Sidebar」の使い方を解説する画面に切り替わったら、アドレスバー右のパズル型アイコンをクリック（上写真）。「Sider – ChatGPT Sidebar with…」のピンをクリックして機能を有効にします（下写真）
1日30回の質問制限を無制限にしたい場合は「ChatGPT Sidebar」を開いて歯車アイコンをクリック（上写真）。「ChatGPT ウェブアプリ」にチェックを入れましょう（下写真）
ChatGPTのログインページを開いていないと質問回数が表示されますが（上写真）、ログインページを開いていると、質問回数は表示されません（下写真）
「ChatGPT Sidebar」の便利な使い方をチェック
「ChatGPT Sidebar」は、普通にChromeでChatGPT公式サイトで利用するより、もっと手軽に利用できるようになります。
たとえば、国が支援する補助金のことを調べているとき、長々とした説明文を読み解くのは骨がおれますよね。しかし「ChatGPT Sidebar」のクイックルックアップ機能なら、単語をドラッグして「要約する」を選ぶとすぐに内容を把握することができるのです。同じ要領でWebページ内のテキストの翻訳もお手の物です。
また、プロンプトも要約する・類似ページ・文法・説明・リライトなど複数用意されているので、シーンによって使い分けが可能です。そこで、ここでは「ChatGPT Sidebar」の基本的な使い方を紹介しましょう。
「ChatGPT Sidebar」の基本的な操作手順
Chromeのアドレスバーにある「ChatGPT Sidebar」のアイコンをクリック（上写真）。サイドバーが開くので「カスタム プロント」のプルダウンから「要約する」を選択しましょう（下写真）
記事内のテキストをドラッグすると自動で「ChatGPT Sidebar」のテキストボックスに文字が反映されますので、「送信」をクリックします（上写真）。すると、画面下部に要約したテキストが表示されます（下画像）。この要領で翻訳やリライトが手軽にできますよ！
「クイックルックアップ」機能を使う手順
ChromeでWebページ閲覧中に気になるワードをドラッグすると、「ChatGPT Sidebar」のポップアップが開きます。プルダウンメニューにカーソルを合わせてプロンプトを選択しましょう（上写真）。すると、プロントに適した回答が表示されます（下写真）（画像は「金融庁」公式サイトより引用）
●金融庁「NISAとは？」は→こちら
類似ページを簡単に検索する手順
Webサイトを開いている状態で「ChatGPT Sidebar」を起動。プロンプトのプルダウンから「類似ページ」を選択しましょう（上写真）。すると、追加のプロンプトと記事のタイトルが自動で表示されます（下写真）
次に「送信」をクリックします（上写真）。これで、自動的に類似するページが10本ピックアップされるのです（下写真）。これは便利ですね！
まとめ
いかがでしょうか？ 今話題のChatGPTをビジネスシーンだけでなく、プライベートでも活用している人も多いと思います。
ちょっとしたアイディア出しや企画内容などのお願いなら、普通にChatGPTの公式サイトで質問すればいいでしょうが、Webページ閲覧中の疑問解決には「ChatGPT Sidebar」が便利です。
Chromeをメインブラウザとして使っている人は、ぜひ、ChatGPT Sidebarを試してみてください。
