ブラウザや検索エンジンを活用すると記録が残る「検索履歴」。以前、調べた内容をもう一度検索する際には便利だが、他の人に見られるのは抵抗があるという人も多いだろう。そこで今回は、株式会社NEXERが運営する「SEOの知恵袋」が全国男女1,000人を対象に実施した「検索履歴を見せられるかに関するアンケート」の結果を紹介する。
女性よりも男性のほうが「検索履歴を見られたくない」と回答
アンケートによると、「自分のパソコンやスマホの検索履歴を人に見せられる」人は44.1%だった。過半数は、他人に検索履歴を見られることに抵抗を覚えているようだ。男女別の結果では、「見せられる」と回答した女性は50.6%、男性は37.6%と、意外にも女性のほうが抵抗の少ない人が多いようだ。
それぞれの見せられない理由を尋ねると、女性は「コンプレックスや悩みに関することを調べているから」「自分の趣味や関心を見せるのが恥ずかしいから」といった声が挙げられた。一方、男性の意見としては、「個人的な嗜好がバレるから」「アダルトな検索内容があり恥ずかしい」などの声が寄せられた。内容に差はあるものの、男女どちらもプライベートなことを検索する機会が多いほど、他人に履歴を見られたくないと考えるのだろう。
他人の検索履歴を見てみたい人は1割ほど
続いて「とくに検索履歴を見せたくない相手は誰か」と尋ねると、31.3%が「恋人・夫や妻」と回答。その理由としては「よい人で見せたいので内面のマイナスを見せたくない」「恋人との悩みを検索している」など、自分の本性や相手との関係性に関わる検索をしているために見られたくないとの声が挙がった。「職場の人」や「親」に見られたくないという人も多く、どちらも自身の趣味嗜好やプライベートな側面を知られたくないという理由であった。
自分の検索履歴を見られたくない人が過半数だが、一方で、他の人の検索履歴を「見てみたい」と回答した人は男女どちらも約1割だった。見てみたいと思う人のほとんどが「単純な好奇心」からくるもののようだ。反対に、見てみたいと思わない人は、「その人への印象が変わってしまいそう」「見てはいけないものを見てしまうかもしれない」「他人の履歴を見たあとの反応に困るから」など、検索履歴を見た相手への感情や関わり方が変わってしまうことを恐れているのかもしれない。
検索履歴には趣味や悩み、生活に関することなど、プライベートな内容が多く、今や個人情報の一つと呼んでも差し支えないほど、重要な情報だと考えている人も多いようだ。他人の検索履歴は気になるところではあるが、あまり深掘りするべきではないだろう。
出典元:【SEOの知恵袋】
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