ランサーズ株式会社は、2024年に向け取引企業やフリーランサーの参考にしてもらおうと、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers(ランサーズ)」で集計した「フリーランスが2023年必要とされたスキルランキング」を発表した。また、発注側が検索した「2023年検索キーワードランキング」も同時に発表。一体どのような結果になったのだろうか。
前年比169%でセールス・ビジネスサポートが1位に
「フリーランサーが2023年に必要とされたスキルランキング」のアンケート結果を見ると、秘書やアシスタント業務などの「セールス・ビジネスサポート」が前年比169%で1位に。セールス・ビジネスサポートの代表格である秘書やアシスタント業務は、基本的に採用難易度が高く、加えて人手不足も深刻なため、プロフェッショナルなフリーランスに依頼することが増えたと考えられる。
ついで2位は、アプリケーションの自動化や機能の修正を行う「アプリケーション開発」で、前年比157%とこちらも大幅に増加している。アプリケーション開発は生成AIと連携するサービスも含まれるため、今年なにかと耳にする機会が多かった「ChatGPT」も要因の一つになっていると考えられる。また、アフターコロナと称される現在、オンラインとオフラインが融合したマーケティングが必要になってきていることから、3位には「Webマーケティング・集客」がランクインしている結果になった。
ChatGPTは圏外から6位にランクイン!
「発注者が検索したキーワードランキング」の1位は「動画編集」、2位は「文字起こし」の結果に。1位と2位はどちらも昨年と同様の順位であることから、需要は変わらず高いことがわかる。さらに3位の「ロゴ」や4位の「イラスト」、7位「LP」8位「チラシ」10位「ロゴ作成」と上位にデザイン関連のキーワードがランクインしていることから、デザインの発注を検討している人が多いと予想される。
ここで注目したいのは、6位にランクインしている「ChatGPT」だ。前年のランキングでは圏外だったが、今年一年で世間の注目を集め、フリーランスの市場でもトレンドになっているようだ。ChatGPTを活用した開発などの発注は増加傾向であり、今後も精度を高め、市場に影響を与えると予想されるので、来年はさらに順位をあげているだろう。
また「領収書」も大幅に順位をあげている。秘書業務や年度末の確定申告のサポートなどに加えて、2023年10月から開始したインボイス制度がかかわっていると推測される。
出典元:【ランサーズ株式会社/PR TIMES】