まるで、生身の人間と会話しているようなAIチャットサービス「ChatGPT」。以前はアカウント登録が必須でしたが、2024年4月からはアカウント登録をせずに、誰でもすぐに利用できるようになりました。でも、何かデメリットなどはないのでしょうか……?
【目次】
1.24年4月から「ChatGPT」はアカウント登録なしで利用可能に!
2.アカウント登録なしでChatGPTを使うときの注意点は?
3.最近、ChatGPT画面が日本語化できなくなっている?
4.まとめ
24年4月から「ChatGPT」はアカウント登録なしで利用可能に!
「ChatGPT(チャットジーピーティー)」は、まるで人間が相手をしているような自然な会話が楽しめるAIチャットサービス。2022年11月にプロトタイプが公開され、2023年2月頃から日本でも話題となり爆発的に広まりました。
●ChatGPT(公式)→こちら
ChatGPTは誰でも無料で利用できますが、初めて利用するときは、メールアドレスの登録かGoogleアカウントでサインインする必要があります。
しかも、生年月日や電話番号を登録したうえで、SMSによる認証を行わないといけないのが、けっこう面倒でした。
そのようなChatGPTですが、実は24年4月からアカウント登録しなくても使えるようになったのをご存じでしょうか? 何も事前準備することなく、いきなり誰でもすぐに利用できるのは便利ですね。
●OpenAI「Start using ChatGPT instantly」→こちら(英語)
アカウント登録なしでChatGPTを使う手順
アカウント登録なしでChatGPTを使うときの注意点は?
ChatGPTがアカウント登録不要で利用できるのは便利ですが、アカウント登録をしないことで、何かデメリットはないのでしょうか?
実は、ChatGPTにログインすると「チャット履歴」「チャットの共有」「音声会話」などといった機能を使うことができます。
以前質問した内容を、あとで振り返ることができますし、作業途中で一旦終了しても、翌日続きの作業を始めることが可能になるので、やはり、本格的にChatGPTを使うなら、アカウント登録は必須になるでしょう。
また、ログインせずにChatGPTを使うと、そのチャット内容や会話がAIのトレーニングデータとして使われてしまうことがあります。
たとえば、自分のプライベートな情報を入力してしまうと、ChatGPTが学習データに登録してしまい、他人がChatGPTを使ったときに、その情報が勝手に使われて漏れてしまう可能性もあるのです。
もし、アカウント登録せずにChatGPTを使う場合は、自分の入力情報を学習データとして使用されないように、事前に設定しておきましょう。
その方法は、ChatGPT画面右下の(?)から「Settings」を選択し、ポップアップメニューの「Improve the model for everyone」のスイッチをオフにすればOKです。
これで、ChatGPTの学習を止めることができるので、アナタの個人情報が外部に洩れる心配はありません。
プライベート情報が漏れないようにする手順
最近、ChatGPT画面が日本語化できなくなっている?
ChatGPTは多言語に対応しているので、当然、日本語でチャットを楽しむことができます。
しかし、デフォルトのままではメニュー表示が英語になっているため、日本語にしたいと思う人も多いでしょう。
実は、以前にはログインすることで「Settings」から「Locale(Alpha)」で日本語化することができたのですが、24年5月9日現在、なぜか「Locale(Alpha)」の項目がなくなっているのです。
もちろん、ChatGPTは日本語に完全対応しているので、日本語で質問すれば日本語で返事をしてくれます。
今後、言語設定が復活する可能性もあると思いますが、それまでは英語表示のまま使うしかないでしょう。
まとめ
いかがでしょうか? 今回はChatGPTをアカウント登録なしで利用する方法を紹介しました。ちょっとした内容なら、わざわざログインしなくても済むのが便利ですよね。
ただし、ChatGPTを本格的に利用して仕事でも活用したいということなら、やはり過去のやり取りなども確認できように、アカウント登録したほうがいいでしょう。
もちろん、無料で使う場合は個人情報が漏れてしまう可能性もあるので、質問内容には注意が必要です。できれば、AIの学習データとして使われないように設定してから利用するほうがいいでしょう。
※サムネイル画像(Image:photosince / Shutterstock.com)